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庭のDIY!「ウッドデッキ」と「タイルデッキ」どちらが簡単?

庭のある一戸建てにお住まいなら「ウッドデッキ」や「タイルデッキ」が欲しい!と思った方は、たくさんみえると思います。

木の質感を楽しめるウッドデッキはDIYでチャレンジする方も多いですが、最近ではスタイリッシュなヨーロッパの街並みを彷彿とさせるシャープな印象と洗練された上品さを併せ持ったタイルデッキもDIYでチャレンジされる方は増えています。

「私の家の庭もどちらか欲しいな?」と迷っていても、いざDIYにチャレンジしようとすれば材料も工程も全然違います。

なんとなくタイルデッキにチャレンジしたけど大変すぎて挫折したとならないように、今回は「ウッドデッキ」と「タイルデッキ」のDIYの工程など比較していきましょう。

 

 

「ウッドデッキ」と「タイルデッキ」のどちらを選ぼう?

そもそもDIYの前に「ウッドデッキ」と「タイルデッキ」は全然違うものです。

まず「木」と「タイル」ですから、工程もさることながら後々のメンテナンスや普段の利用目的も変わってくるでしょう。

念のため確認しておきましょう。

 

ウッドデッキのメリット・デメリット

ウッドデッキの良いところは、やはり「木の質感」を楽しめることでしょう。

ベランダから裸足でそのままウッドデッキに移動しても気になりませんので、広いウッドデッキがあればリビングから「繋ぎの空間」として全体的に利用スペースが広がります。

しかし、デメリットとして「木」ですから防腐処理をしてもメンテナンスは必要になります。

ランニングコストまで考えると費用は割高と考えられます。

 

タイルデッキのメリット・デメリット

タイルデッキは、長期的に見てコストパフォーマンスが高いです。

見た目の劣化というのも起こりません。

またタイルのデザインも豊富ですから、リゾート風、南欧風、和モダンなどなど、お好みの思い描くイメージに合わせて、アイテムを自由にチョイスすることが出来ます。

並べ方や組み合わせがセンスの見せどころなのも魅力ですね。

デメリットとしては、ウッドデッキのように裸足で出るというような使い方は出来ません。

ウッドデッキよりも熱を持ちますし、また砂埃などもたまりやすいです。

また、家の土台に通風孔があれば、それを塞ぐ形でタイルデッキは作れない(土間を作れない)ので、DIYにチャレンジする場合は注意してください。

 


 

「ウッドデッキ」と「タイルデッキ」を選ぶ際に「使い方」は大きなポイントになってきます。

  • 部屋の延長というイメージであれば「ウッドデッキ」
  • 庭で寛ぐスペースと考えるなら「タイルデッキ」

が良さそうです。

 

 

ウッドデッキをDIYで作る手順

では、DIYの工程を見ていきたいと思います。

まずは見た目のスタイリッシュさと木ならではの柔らかな印象、そして素足で感じる天然木の質感はお洒落なテラスにバッチリのウッドデッキの作り方からチェックしましょう。

①図面を作成

まずは施工したいウッドデッキのイメージを図面に描くことから始めます。

ここから材料となる木材の寸法が決まってくるので、実際の敷地寸法をメジャーで計りながら、丁寧に落とし込んでください。

「図面を書くなんてできない」なんて方には、簡単に組み立てられるキットも販売されています。

キットになっていれば女性でもウッドデッキの組み立ては可能でしょう。

 

②材料調達

主材料となる木材は土台枠用角材、柱と床板が必要になりますので、図面から割り出したそれぞれの寸法・数量を調達します。

ホームセンターには好みや用途に往して様々な木材の種類がありますし、必要寸法にカットもしてくれるので、店員さんに相談すれば簡単です。

さらに基礎工事には足場を乗せる「束石」を用意します。

床下は足場土台だけでもいいのですが、雑草対策など必要に応じて砕石やモルタルなどもそろえておきましょう。

また、本格的に木材も厳選したいなら、こちらの記事も参考にしてください。

ウッドデッキの材料を安く手に入れるマル秘スポットは?

 

③土台づくり

堅牢な土台づくりのために、支柱となる箇所をひと回り大きく掘り込み、砕石を敷き詰めます。

その後必要であれば、床下となる全面に砂利やモルタル・コンクリートで整地し、姿勢にて補強した箇所に束石をモルタルなどで固定し並べます。

ここでは、レベル計などで水平をチェックしてください。

 

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ただ、正確であるに越したことはありませんが、どのみち地面が重さから沈んだりするので使用していればズレは生じてきます。

そのため束石とウッドデッキの間にゴム板などで調整します。

ですが、あまりにも傾いていたりすれば後の修正も大変ですから、出来る限り水平を目指してください。

 

④土台枠を組み、床板を並べる

束石の上に角材にて土台を組めば、ベースの完成です。

さらに土台となる角材と直角になるように床板を並べます。

仕上げは防腐剤などで処理してください。

これでウッドデッキの完成です。

 


 

木材に関してはホームセンターでもカットしてくれるサービスがあるので、あとは電動ドライバーで固定していけばウッドデッキを作ること自体は、さほど難しくはないと思います。

ただ、何が難しいかというと「土台作り」です。

ここで水平にするのが難しいのですが、最悪ズレた場合はウッドデッキと土台の間ので調整することが出来ます。

風で飛ばされないようにウッドデッキと土台を固定する方もみえますが、土台がコンクリートで後で傾くことが無い場合を除いて、土台と固定するのはお勧めしません。

 

 

タイルデッキをDIYする手順

では次にタイルデッキのDIYをみていきましょう。

①土間づくり

安定性や強度の面から地面にタイルを直接並べるわけにはいかないので、まずはしっかりとした土間が必要です。

土間コンクリートのつくり方は以前にも紹介しました。

DIYで土間コンクリートにチャレンジ!~準備と手順~

ただし仕上げは必ず「ハケ仕上げ」にしてください。

フラットな金ゴテ仕上げだとタイルとの接着が悪くなり、時間とともに剥がれやすくなります。

 

②下地づくり

土間が完成したら、あとは上にタイルを並べますが、こちらもモルタルの食いつきを高めるため、下地づくりとしてシーラーをロールで塗りこみます。

シーラーとはコンクリートとモルタルが引っ付きやすくするための接着剤のようなものです。

コンクリートとモルタルがよくわからない方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

モルタルとコンクリートとセメントの違い!その見分け方とは?

 

③タイル貼り

モルタルを使ってタイルを並べていきます。

並べ方は自由です。

単一色で統一感を持たせるもよし、数種類を組み合わせ幾何学模様にチャレンジするもよし。

参照元サンガーデンエクステリア

当然ですが小さいタイルだ複雑な組み合わせが可能ですが、大きいタイルだと枚数が少なくて済みます。

並べるタイルの位置はあらかじめ墨出しや糸をつかってラインを引いておくと、真っ直ぐに貼れますよ。

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土間とタイルの接着剤となるモルタルはタイル側に1枚1枚塗るのではなく、下地の方に金鏝で塗った方が厚みが均等に塗れます。

また、タイル同士の隙間=目地は約1cmほど確保してください。

タイルを並べた後にゴムハンマーなどで叩いて、まっすぐかつ高さを均等に圧着してください。

端や曲線部でタイルをカットする場合はサンダーを使用し敷地に合わせていきます。

 

④仕上げ

最後に目地をモルタルで埋め込み、乾かないうちに水を含んだスポンジでタイル面全般をゴシゴシこすることにより、余分なモルタルとタイル面の汚れを落としていきます。

汚れがとれ、モルタルが完全に乾いたら完成です。

 


 

タイルデッキのDIYのポイントは、まずは「土間を作る」ことでしょう。

これは、コンクリートを混ぜたり砂利も入れたりと、かなりの重労働になることは覚悟しましょう。

そして、次にタイル貼りですが、ここでは「デザインセンス」と「均等に貼れるか?」が大きなポイントです。

ただ力が必要な作業ではないので、子供と一緒にやっても楽しい思い出になりそうです。

 

 

ウッドデッキとタイルデッキのDIY!どちらが簡単?

DIYの工程を見て頂きましたが「いざやってみよう!」と考えると、個人的には「ウッドデッキ」の方が簡単だと思います。

なぜなら、ウッドデッキの場合は「DIY用のキットが販売されている」からです。

ウッドデッキを木材の加工から行おうとすると、

  • 設計
  • 加工(木材を切る)
  • 塗装(防腐処理)

など、かなり大変です。

DIYが好きでウッドデッキを作りたいなら良いですが、これは小学生の工作以来のこぎりを持ったことが無い方にとってはハードルが高いです。

ですが、そこをクリアーしてあるキットであれば、あとは組み立てなのでDIYの作業はかなり軽減されますし、出来上がりもそこまで悪いものはならないでしょう。

ただ「キットは邪道だ!」という意見も出てきそうですけども(苦笑)

また、すべて自分で行うということであれば「タイルデッキ」の方が簡単かと思います。

タイルデッキで大変なのは「土間づくり」です。

そこをクリアーすれば正直なんとでもなります。

ちょっとした裏技というか、また邪道かもしれませんが…(苦笑)

 

お手軽裏ワザ!並べるだけのジョイントタイル

DIYでチャレンジするとは言ったものの、「土間やらモルタルやらカットやらちょっと面倒だな…」「女性のワタシでも出来るか不安…」なんてお考えの方にはジョイントタイルがおすすめです。

ジョイントタイルは文字通り、ジョイントして接続できるタイルマットです。

ホームセンターなどでも複数枚セットでよく販売されています。

女性でも簡単にできる手軽さが受けて、いまでは種類も豊富になっています。

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本物のタイルよりも保水効果が高く熱を持ちにくいという利点もありますが、やはりお手軽な分見た目の重厚感や安定性、耐久性は本物のタイルには及びません。

でも簡単さは群を抜いていますよ(笑)

おわりに

如何でしたでしょうか?

「ウッドデッキとタイルデッキのどちらにしようか?」

庭のDIYを考えたことがある方なら、一度は自分に問いかけた質問だと思います。

それぞれの見た目の問題もありますが、DIYのお手軽さというのも判断材料になると思います。

今回の記事が参考になれば幸いです。

以上、庭のDIY!「ウッドデッキ」と「タイルデッキ」どちらが簡単?でした。

 


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