賃貸・部屋探し

一生賃貸に住むか持ち家を買うか?どっちがお得なの?

投稿日:2017年4月3日 更新日:

人が生きていく上で絶対に必要となる住まい。

成人してそれまで育った家庭から独立したら必ず考えなければならないことで、それはまた一生続くことでもあります。

その際に「一生賃貸住まいか?持ち家を購入するか?」という選択はずっと昔から議論されていますが、価値観や社会情勢が刻々と変化する現代において、いま考えるならどっちがお得なのでしょうか?

現役の賃貸営業マンの視点から考えてみました。

 

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「夢のマイホーム」の時代は終わった?

総務省が2015年に発表した「住宅・家屋統計調査」によると、35~39才の持ち家比率が46.5%、40~44才で56.4%という水準だそうです。

もちろん地域によって大きく変わるとは思いますが、マイホーム購入世代とされる約半数が持ち家ではないということになります。

残りのすべてが賃貸というわけではないでしょうが、かつての日本にあった「夢のマイホーム」はもはや憧れではなくなっているのか?

もしくは「マイホームが高くて買えない」という仕事・給与面が低下しているという問題なのでしょうか?

 

持ち家離れが進む社会環境

確かにいまの社会は誰もが一家の主として我が城を築くことが困難な時代であるとも言えます。

世界的に見ると日本の住宅価格は高額な方で、大半の人が数十年単位でローンを組んでの購入となります。

そして、仕事でもいつ転勤になるか分からない、もっと言えばリストラや倒産するかもしれない、いや自分の意志で転職してしまおうなんてことも珍しいことではありません。

収入面でも会社が定年まで安定保証してくれることなどありえません。

終身雇用、経済右肩上がりの時代が終わり社会情勢も不安な現代では、一生を縛られるような多額のローンを組んで購入する持ち家が人生の足かせとなるという考え方も徐々に広がってきています。

 

総額ではそれほど変わらない?一生賃貸と持ち家比較

では、具体的に金額のシミュレーションをしてみましょう。

一生賃貸として、

  • 20代を家賃5万円
  • 30代を10万円
  • 40代を15万円
  • 50~60代を10万円
  • 70代を5万円

支払った場合、生涯の家賃総額は6,600万円となります。

この人が30歳で持ち家を買った場合、単純に残り50年を一生賃貸で払うであろう6,000万円を購入金額に企てることができます。

よほどの高級物件でもない限り6,000万円もしないと思いますので、これだけ比較すると資産にもなる持ち家の方が随分と得なように思えるかもしれません。

しかし、持ち家はローンを組めば金利がかかります。

35年ローンで購入金額の約1.5倍を支払うことになります。

3,000円の物件で4,500万円です。

それに持家の場合は、固定資産税や維持費・修繕費がかかります。

また立地により交通費や生活費が駅近の賃貸より余計にかかることも考えられます。

そして数十年と住んだ上での売却はそれほど期待も出来ません。

これらを考えると、よほど資産価値のある物件でない限り金額面で極端な差はないと言えるのではないでしょうか?

 

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賃貸・持ち家のメリット・デメリットを比較

金額面で同じなら暮らしやすさで比較するしかありません。

賃貸と持ち家のメリット・デメリットをあらためて見比べてみましょう。

まずは、賃貸のメリットを考えてみましょう。

借金する必要がない

立地やプランによって家賃も様々ですが、月々の収入があればそれに見合った物件で気軽に探すことができます。

最初に敷金・礼金が発生する場合もありますが、一般的には家賃は月収の25%以内が理想とされています。

引っ越しが行いやすい

簡単に引っ越せるのも賃貸ならではメリットです。

転職や転勤、結婚や子育て、さらには気分でなど、その時々で理想の住まいを変えて行けます。

利便性に優れた立地が選びやすい

賃貸物件は居住者の移り変わりも多いことから、利便性に優れた立地に多くあります。

駅までバスで数十分というような郊外のマイホームに比べ、都市部での暮らしやすさは圧倒的に優位です。

近所づきあいの気軽さ

自治会や地域コミュニティの煩わしさに巻き込まれない、またもし近隣トラブルに巻き込まれた際も引っ越せばいいという気楽さもあります。

賃貸のデメリット

次に賃貸のデメリットを考えていきましょう。

リフォームが出来ない

賃貸物件はあくまでも借り物なので、勝手なリフォームや改造は出来ません。

子供部屋を増やしたいなど大きなものはもちろん、部屋の模様替えで壁紙を変えたいなどでも困難となることが多いです。

防音性など仕様が劣る

賃貸物件はほとんどが集合住宅です。

防音などよほど高い仕様でないとゼロとは行きません。

また一般的に言えば建築仕様も持ち家に比べてグレードが落ちます。

生涯に渡って家賃を払い続ける

住宅ローン完済などというゴールは無く、住み続ける限り家賃は発生します。

また地域によって数年に1回は更新料が発生することもあります。

社会的信用に劣る

持ち家のような資産がないことから、ローンを組むときや借金をする際には不利に働くことがあります。

 

持ち家のメリット

では、つぎに持ち家のメリットについて考えます。

マイホームという満足感・社会的信用

まずは何をおいても自分たちが建てた住まいという満足感です。

特に間取りや設えなど、こだわり抜いて作った我が家なら住まう悦びもひとしおです。

また自己所有部件を持っているということは、社会的な信頼にも役立ちます。

資産となる

借金をしようがローンを組もうが、持ち家は購入した瞬間にその人の資産となります。

場合によっては資産価値があがり、売却益が出ることもあります。

リフォームが自由に出来る

自分の家ですからリフォームも自由です。

家族の成長や老後に合わせて、その時々で住みやすい環境に変更することができます。

ローンが終わると生活が楽になる

月々の返済がなくなれば収入の大半を生活に回すことができ老後の不安も軽減します。

また繰り上げ返済などで早く完済してしまえばその分金利総額も少なく済みます。

 

持ち家のデメリット

最後に持ち家のデメリットを考えましょう。

高額な準備資金が必要

ローンを組むにしろ、おそらく頭金は要することになります。

月々の返済額と生活費とのバランスを考えると、百万単位で頭金を用意するのが一般的ではないでしょうか?

固定資産税・維持費が必要

持ち家は資産ですので毎年固定資産税が徴収されます。

新築の一軒家で10~20万円くらいでしょうか?

それとは別に分譲マンションであれば、管理費や修繕費が月々1~2万円はかかるでしょう。

戸建であれば修繕等は自分で対応しなければなりません。

引っ越しがしにくい

ローンを組んでまで購入した持ち家は、早々に手放すわけにはいきません。

転勤の際も単身赴任、他にも子供の進学や両親の介護など、何かと縛りが出来てしまうこともあり得ます。

売却・相続の問題

持ち家は資産となりますが、年数が経つほど資産価値は目減りします。

極端な話、新築直後に何かの事情で売却した際も1~2割は額が下がります。

また買う時よりも売るときの方が面倒とも言われます。

なかなか売れないときはその後の人生計画もずれていきますので、厄介なものです。

最後に

進学、就職、結婚、子育て、老後と人生のステージによって住まいの理想も変わります。

ひと昔前は二世代、三世代同居が当たり前でしたが核家族化が当たり前となっている現代では、その一家族の理想が住まいに繁栄されることになります。

その点ではその時々にフレキシブルに対応しやすいのが賃貸のメリットとなります。

また子供世代が旧い家を引き継ぐこともないので、処分など余計な面倒を残すこともありません。

単純に一生賃貸か持ち家購入かではなく子供が巣立った老後に改めて賃貸や、逆に郊外に持ち家購入という選択肢が徐々に増えつつあるようです。

以上、「一生賃貸に住むか持ち家を買うか?どっちがお得なの?」でした。

 

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