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新築の外観で失敗したくない!絶対に外せないポイントを紹介するよ

新築で家を建てる時に、みなさん必ず迷うのが「外観」です。

外観を選ぶときにはサンプル(素材や色)を見てきますが、正直サンプルは小さいですし「家の大きさになった時のイメージは想像しずらい」と思います。

かといって家に帰ってくる度に「失敗したな」と思うのも嫌ですし、出来れば外観の失敗は避けたいところ。

じつは私も外観については「家が完成するまでドキドキした」ものです。

あまり冒険せずに白とアイボリーのツートンですから、大きく外すことは無いだろうと思っていたのですが内心は不安でいっぱいでした(笑)

でも、その後に不動産業界で売買の仕事を行うようになり、新築の外壁で失敗しないためのポイントというものが分かってきました。

というわけで今回は、リアルに現場で学んできた「新築の外観で失敗しないコツ」をお伝えしたいと思います。

 

 

新築の外観選び!失敗しないための3つのポイント

新築を建てて外観を失敗したという要因のほとんどは「色合い」にあります。

例えば壁材でもっとも使用される「窯業サイディング」のデザインは1000種類以上ありますが、このデザインで失敗したという声はほとんど聞いたことがありません。

デザイン(柄)の大小など「好み」はあると思うのですが、そこは選ぶものがはっきりとしているので外すことはないのでしょう。

ですが、色に関しては「なんか色合いがおかしい」というようなことは起こりがち。

では後悔してしまった結果から逆説的に考えて、一体はじめにどうすればよかったのでしょうか?

 

周囲の景色との調和を考える

「なんだか我が家は周りから浮いて見える」

せっかくの家なんだから個性を出したいと派手な色にしたものの、時間が経つにつれて景観から浮いた家がおかしく見えてしまいます。

漫画「まことちゃん」の作者である楳図かずおさんが建てた家(通称:まことちゃんハウス)が周囲との景観を損ねると裁判になったことがありましたが、やはり家と周りの景観との調和は大切なモノ。

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黄色やピンクなどを選ぶ場合は置いといて、最近人気の黒でも「なんだか暗く感じる」なんて後悔の声を聴くこともあります。

というのも、最近は「ガルバリウム鋼板」を外壁として使用する家が多く、こちらは錆びに強くあまり建材で使用されない黒などの暗色があるので人気になっています。

しかし、そもそも黒などの暗色は今まで建材で使用されていない色だけに「景観から浮きやすい色」でもあります。

「でも黒でシックな家に住みたい!」

では、周りの景観と合わせるためのコツってないのでしょうか?

 

自然豊かな景観に黒?それでもおかしくない理由は

自然豊かな青空広がる場所に「真っ黒の家」が建っていたら、景観を損ねるとまでは言いませんが少し重い印象を受けますよね。

しかし、以下の家だと「木目がしっかりと入っている」から自然さが出てきます。

 

また、住宅地などでは、

 

白を取り入れて「モノトーンカラー」にすると上品さと高級感が出てきます。

どちらも素敵な家ですね。

こういった色使いにも、じつはポイントがあるので要チェックですよ!

 

外観の色選びは3色までに抑える!

外観の色選びには「コツ」があります。

これは家に限った話ではないのですが、基本的に使用する色は「3色」までに抑えるのがポイントです。

外壁の色選びのコツ!

  • メインカラー…全体の75%を占める色(壁材)
  • アソートカラー…全体の25%を占める色(屋根や外壁一部など)
  • アクセントカラー…全体の5%を占める色(玄関ドアや雨どいなど)

 

私はこの色の割合は「かなり重要」と考えています。

しかし、このイメージを伝えるには「実物を見て頂く」しかない。

そして、実物を見るのが最も確実な勉強法です。

というわけで、ここから写真で色々な家の外観を見ていきましょう!

 

 

新築の外観で失敗したくなければ「実例」をたくさん見る!

色の割合はとても重要なのですが、これは言葉で説明するよりも見た方が早いです。

「百聞は一見に如かず」ということで、まずはどんどん見ていきましょう!

 

 

こちらは「全体的に真っ白」な家ですね。

イメージとしては「メインカラー100%」という感じです。

 

 

先の家と同様「外壁は真っ白」ですが、屋根の色が違うのと玄関ドアが木目調でアクセントが効いています。

庭の芝生や自転車の赤が白い家に映えますね。

色は好みですから、上下どちらの家も素晴らしいのですが「アソートカラー」や「アクセントカラー」の参考になります。

他の家もドンドン見ていきましょう!

 

 

外壁は白ですが、屋根が大きく煉瓦模様のようなカラーです。

仮にこちらの外壁をツートンに分けてしまうと屋根がメインカラーになってしまいます。

カントリー風の可愛い家ですね。

 

 

これは個人的に「上手い!」と思ったのですが、窓枠と外壁の一部に張り付けた煉瓦柄のサイディング。

色の散らし方が勉強になりました。

また周りの植木の緑も家にとても合っています。

 

 

こちらも一面白い外壁ですが、屋根と木目のテラス?がアソートカラーとなってバランスがとてもよく感じます。(私の好みですが)

「玄関ドアはこだわりがあったんじゃないかな?」と思いますが、素敵ですね。

 

 

こちらの家は全体的に白ですが「庭のウッドデッキ」で印象が変わります。

白とサッシの銀色で少し冷たいイメージなのが、ウッドデッキの色で柔らかさが出てきます。

外観は庭も含めて考えないといけませんね。

 

 

「和風」という感じですが、色で見ていくと2階の外壁が白で明るく、1階部分が木目と薄い緑でやや暗色という印象を受けます。

屋根も黒っぽいので全体的に落ちつた色の中に2階の壁が眩しく見えます。

これもあくまで好みの話ですが、暗色か明色どちらかに振った方がメリハリは出たかもしれません。

 

 

こちらはバシッと「青と白」で分けて、玄関部分に木目をアクセントとして入れています。

横で色分けするのは凄く多いパターンですが「失敗が少ない」ですね。

 

 

こちらは「黒と白のモノトーン」ですが、色の分け方が先の写真と違って縦分けです。

縦分けの場合、見る方向によっては配色のバランスが大きく変わります。

複数色を使いたい場合は「縦分け」か「横分け」も考えるポイントになりますね。

 

 

こちらは外壁の一部と屋根が黒となっています。

そのため全体的には暗色のイメージですが、上記の家に比べれば白の割合が多い(散らして入っている)ので、また印象が変わってきますね。

 

 

そしてこちらが黒い屋根とサッシなどが黒で外壁は白。

こちらもイメージはモノトーンですが、黒と白の割合で上記2枚の写真と比較がしやすいです。

 

 

ちなみに「全体的に黒」ですと、こういったイメージになります。

窓枠のサッシも黒いので、いっそのこと黒にこだわるかと見せかけて一部木目調?が入っているという。

オーナーさんの遊び心でしょうか。

 

 

そして、こちらはアクセントカラーとしての木目ではなく「かなり主張している木目」の家です。

黒と木目が50%という感じですね。

こう見ると、黒も木目も主張が強くみえますね。

 

 

そして、さらに「黒、白、木目」でご紹介します。

独特の配色で30%ずつで分けているような色使いです。

これはこれでアリ!?

 

 

こちらはカーキ色の外壁に木目という「自然を感じる」お家ですね。

カントリー調というか、この色の感じ絶対に好きという方は結構みえそうです。

 

 

こちらは金属サイディングを使用していると思いますが、面白い色だなと思いました。

結構「黒」や「グレー」を使う方が多いですが、少し緑が入って優しい色だと思います。

そして窓サッシの白色が合っていますよね。

 


 

ちなみに、こういった写真は「houzz」でたくさん見ることが出来ます。

部屋のレイアウトなども色々あるので「住まいのデザイン」で参考例を見たい場合は、是非。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

新築の外観で失敗したくない場合は、

  • 家だけではなく周りの景観とのバランスも考える
  • 使用する色は3色に抑える
  • 参考例をたくさん見て勉強する

この3つは大きなポイントになります。

 

また参考例を見る場合も「配色のされ方」を考えてみると良いでしょう。

「横と縦のどちらで2色に分けるのか?」でも家の外観の印象は大きく変わります。

窓のサッシや玄関ドア、庭に植える植物なんかもアクセントカラーになりますから、そういった点も気にすると納得の素晴らしい家に仕上がることでしょう。

以上「新築の外観で失敗したくない!絶対に外せないポイントを紹介するよ」でした。

 


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