住まい

賃貸マンションの壁がカビだらけ!自分で出来る対策って何かある?

こんにちは、不動です。

先日、部屋探しに見えたお客様の話です。

現在は社宅に住んでいるので家賃は凄く安くて助かっているそうですが「借りている部屋の押し入れの壁がカビだらけ」とのこと。

そこで「社宅の家賃の安さは諦めて部屋を見に来たんだけど…」とのことですが、まだ少し迷っている様子です。

話を伺っていると、旦那さんは「我慢して安い社宅に住みたい」らしく、奥さんは「アレルギーも心配だから引っ越ししたい」そうなんです。

こういった状況で内見しても「やっぱり社宅が…」となるので、私が提案したのは以下のことです。

  1. 自分たちで行えるカビ対策を行ってみる
  2. それでダメなら建物にカビの原因があるかもしれないので管理会社に相談してみる
  3. 内容によっては時間が掛かるので引っ越しする

 

実際にカビで悩んでいる方にも同じことを言いますが、カビが生えると管理会社に相談しても「日本はカビが生えますから自分で対策してください」くらいのことを言われます。

ですから、初めは自分でやれることをやってみる。

というわけで、今回は「賃貸マンションで壁にカビが生えた時にやること」についてお伝えします。

 

 

部屋の壁にカビ!そんな時に自分で出来る対策は?

部屋の壁にカビが生えるというのは「状況的にはかなり酷い」です。

部屋の窓を開け切って換気をしても改善されないのであれば、やはり対策も必要です。

室内であれば以下のような方法でカビ対策も自分で行えますよ。

 

壁に生えたカビは「次亜塩素酸」で掃除!

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カビを除去する掃除のアイテムとして「お酢」や「無水エタノール」も効果があると聞きますが、それよりも「次亜塩素酸」がおすすめです。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液の約80倍という強力な除菌力がありますが、大人はもちろん赤ちゃんがいても使用できます。

結構カビが生えている場合は、原液を広めに噴霧して1時間くらい置いてから拭き取って下さい。

(カビが残っている場合は、もう一度噴霧して下さい。)

 

コストを抑えるなら「除湿剤」

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壁にカビが生える原因は「湿度(水分)」にあるので、その元を断たなければ掃除をしてもカビは再度生えてきます。

押し入れやクローゼットで空気の流れが悪く湿気が籠るなら、まずは「除湿剤」を置いてみましょう。

除湿剤で湿気が収まればいいですが、むしろ「すぐに水がパンパンになる」のであれば他の対策が必要です。

 

除湿乾燥機で部屋の湿度をコントロール!

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除湿剤では追い付かない場合は「除湿器」で空気中の水分を取り除いてしまいましょう。

除湿器は洗濯物の部屋干しなどでも使えるので、少しお値段はしますが後々でも活躍します。

ちなみに除湿器には「コンプレッサー式」と「デシカント式」があり、それぞれ季節に応じて性能に差があるので「カビが生える時期や原因を考えて」どちらの除湿器が良いか検討して購入してください。

 

コンプレッサー式

コンプレッサー式は、湿った空気を冷却して水滴に変えて除湿します。

特徴としては、温度の高い梅雨時期などでは威力を発揮しますが、気温の低い冬場では除湿性能が落ちます。

デシカント式

デシカント式は、ゼオライト(乾燥剤)に水分を吸着させて空気中の水分を除去します。

特徴としては、冬場でも能力が落ちない代わりにヒーターを利用するためコンプレッサー式と比べてランニングコストは高くなります。

 

最終手段は「サーキュレーター」で空気を強制循環!

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除湿剤や除湿器を置いても湿気が収まらないなら、最後の手段は「サーキュレーター」です。

サーキュレーターは「正面に強い風を送り室内の空気を循環させる」器具です。

カビが発生する壁に向けて風を送りつけてやりましょう。

 


 

季節的な問題でカビが生えるのであれば、上記のことを行えば改善されるでしょう。

しかし、これでも改善されないようなら「カビが生える原因はもっと深刻な状況」と言えそうです。

 

 

マンションの壁にカビが生える原因を探る!

カビが生える原因として湿度がありますが、青色や黒色のカビは「湿度80%以上のかなり湿った環境」で生えてきます。

黒カビはお風呂場などで見かけますが、部屋の壁に黒カビが生えるということは「浴室と同じくらい湿気ている」ということが考えられます。

その状況であれば、先に紹介した対処法でも間に合わないことも頷けます。

であれば、行うべきことは「湿気の原因」から改善することですが、ズバリどういったことが原因として考えられるのでしょうか?

 

排水管の詰まり

上階のお風呂や洗濯機、またベランダなどの排水管が詰まり、水が流れずに溢れ出して壁に浸水してしまうことがあります。

その結果、壁の内側が常に湿っている状態となりカビが繁殖します。

原因が排水管の詰まりであれば、詰まっている原因を取り除けば問題は解決です。

あとは濡れた壁が乾けばカビが生えるのも改善されますが、クロスに関しては水漏れの跡が残るので張替えが必要ですね。

雨漏れ

雨漏れは屋根に限らず外壁のひび割れからでも発生します。

ゆえに雨漏れは「発生している原因箇所の特定が難しい」のが最大のポイントです。

いざ修理となっても直しては様子見の繰り返しで、きちんと修繕できるまで時間が掛かることは覚悟しなければいけないでしょう。

 

断熱材が入っていない(落ちた)

部屋の壁と外壁の間には、通常「断熱材」が入っています。

古い物件だと「そもそも断熱材が入っていない」ような場合もありますが、入っていたとしても断熱材自体が湿気を吸ってしまい自重が増えて下がってしまうことはよくあります。

そうすると結露が起こりやすく壁の内側はカビが発生するのに好環境となります。

壁にカビが生えるので取り壊してみると断熱材が落ちていることは意外と多いです。

 

入居者の使用状況に問題があることも!?

あとは建物自体に欠陥があるのではなく、入居者さんの使用状況の可能性もあります。

例えば、

  • 換気をしない
  • 結露を放置していた
  • 浴槽に常に水を張ってドアを開けっぱなし
  • 水拭きしたまま放置している
  • 加湿器を常時使用している

こういったことでもカビが生える原因になりますし、また今までに実際にカビのクレームであったことです。

カビは湿気が大好きですから、まずは湿気の原因が自分に無いかも考えてみてくださいね。

 


 

仮にカビ発生の原因が、排水管の詰まりであればゴミを取り除けば良いのですが、雨漏れや断熱材が落ちたりすると修繕工事は日数もコストもかなり掛かります。

しかし、だからと言って入居者さんの立場からすれば一刻でも早く直したいもの。

この場合、どのような流れで修繕に入るのでしょうか?

 

 

壁のカビが酷い場合は「管理会社」に連絡!

まず除湿剤などで自分で出来る対策を講じても「まったくカビが改善されない」のであれば、先の原因のように建物に問題があると考えられます。

その場合は「まずは管理会社に連絡」しましょう。

管理会社がカビが生える原因を追究して建物にカビが発生する原因があれば、その修繕費用に関しては貸主が支払うのが一連の流れとなります。(自分に落ち度が無ければ費用の支払いはありません)

なかなか管理会社が動かないからと自分で業者に依頼して、掛かった費用を請求するようなことはトラブルになるので絶対にやめておきましょう。

 

原因が不特定だと工事日数が掛かります!

また雨漏れに関しては、そもそも「雨漏れしている場所の特定」に時間が掛かります。

直しては様子見の繰り返しなので、生活してもストレスは付きまといます。

であれば冒頭のお客様のように「引っ越し」も必要かもしれません。

その場合「じゃあ引っ越し費用は負担されるの?」というと、仮にカビによって健康被害が出るなどの問題があれば可能性はあるかもしれませんが、貸主も修繕しようと行動しているのであれば実際には難しいでしょう。

 

入居者には「善管注意義務」がある!

基本的にカビが生える原因が建物にあれば、貸主は「入居者に対して生活できる部屋を貸す義務」がありますから修繕費用は貸主が負担します。

しかし、だからと言ってカビの原因が入居者の使用状況であれば話は別です。

入居者は「貸りている部屋を適切に利用する義務」があり、部屋の中をカビだらけにしたら修繕費用は逆に請求されます。

カビが嫌なら換気もすると思いますが、中にはゴミを部屋に溜め込む人がいたり賃貸では色々なトラブルがあるので「そんな馬鹿な」という思い込みは出来ません。

 

おわりに

いかがでした?

今回は「賃貸マンションの壁にカビが」という話でしたが、実際にカビ問題はよくあります。

とくに築年数が経過して外壁にもひび割れが目立つ物件で、さらに部屋の中がリフォームされている場合は要チェックです。

外壁のひび割れから壁の内側に浸水している可能性もあります。

その場合は、リフォームされてクロスが新品なので綺麗に見えますが「じつは壁の内側はカビだらけ」という物件もあります。

そういう場合は北側の部屋や窓が無くて換気が難しそうな所は隅々まで要チェックした方が良いですよ。

以上「賃貸マンションの壁がカビだらけ!自分で出来る対策って何かある?」でした。

 



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