賃貸では、部屋を借りる前に「重要事項説明」で必ず部屋の説明を受けることになっています。
これが気軽にお店に行ける距離であれば良いのですが、転勤など他県に引っ越すのとなると大変ですよね。
そこで、この重要事項説明を「パソコンやスマホなどの端末を利用して」行えるようにしたのがIT重説です。
個人的には凄く便利というか「借主(入居者)に優しい」取り組みですし、もっと広まれば良いのにと思います。
というわけで、今回はIT重説のやり方で借主(入居者)が知っておきたいポイントについてお伝えしていきましょう。
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IT重説のやり方!借主が気を付けたいポイントは?
まず、IT重説を借主が受ける上で抑えておきたい大まかな流れは
- IT重説の環境の準備と接続テスト
- 重要事項説明書の受け取り
- IT重説の実施
という3つです。
まずはIT重説で使用する環境の準備から!?
IT重説はPCやスマホの通信環境を利用して「対面しなくても重要事項説明を受けることが出来る」ものです。
そのため、重要事項説明を行う「宅地建物取引士」と「借主」の「双方が音声や映像でやりとり出来る環境」が必要です。
こういうと難しく聞こえますが「Skype(スカイプ)」や「Line(ライン)」をイメージして貰えば大丈夫です。
ただ、使用するアプリは自由に選べるわけではなく「仲介業者から事前に指定」されます。
会社によっては専用のアプリを指定されることもあるので、どのアプリを利用するかは要確認ですね。
IT重説”前”の「接続テスト」を忘れるべからず!
IT重説を行う前にPCやスマホで「音声の聞き取りや映像が視認できるか」をチェックする必要があります。
重要事項説明は「宅地建物取引士の有資格者」が説明することが義務付けられており、その証明のために「宅地建物取引士証」の提示が説明の前に必要です。
また、途中で音声や映像が途切れた場合も「接続状況が解消された後に説明を再開しなければならない」ことになっています。
重要事項説明は1~2時間くらい掛かるので「充電切れ」は要注意です。
IT重説は「重要事項説明書が手元にある」のが条件!?
重要事項説明は「物件の注意事項を説明する」のですが、手元に何の資料も無くツラツラと説明されても意味が分かりませんよね。
ですから、IT重説を受ける際は「借主の手元に重要事項説明書がある」必要があります。
もちろん重要事項説明書が手元にあるのは、資料がないと困るというだけではなく「IT重説を行う要件」です。
重要事項説明を正しく行わないのと罰則があるので、普通であればきちんと行います。
しかし、国土交通省の調査では「重要事項説明書があらかじめ送付されていない」という事例が多いそうなので、ここは借主として知っておきたい知識の1つですね。
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IT重説が終わったらどうする?
通信環境に問題が無く、手元に重要事項説明書も届いていれば、準備は万端です。
いざIT重説のスタートとなります。
流れとしては、
- 画面で「宅地建物取引士証」を確認する
- 重要事項説明を受ける(1~2時間くらい)
となり、手元にある重要事項説明書と照らし合わせながら不明点があれば質問などして進めていけばOKです。
IT重説が終わったら重要事項説明書と一緒に送られてきているであろう「賃貸借契約書や住民票等の必要書類を仲介業者に返送」して完了です。
IT重説で借主が注意すべきポイントは?
ここまでIT重説の流れをざっくり解説してきました。
IT重説といっても事前に仲介業から説明もありますし、そこまで身構える必要はありません。
ありませんが「IT重説をスムーズに完了させるために」是非とも借主の方に気を付けて貰いたいのは以下の3点です。
- 通信環境の良い静かな場所で受ける
- 充電に気を付ける
- IT重説完了後の「書類の返送」は早めに済ませる
IT重説を行うのに周りがうるさくて聞き取れなかったり、途中で回線や充電が切れて中断したのでは「お互い時間の無駄」になってしまいます。
また、本当に多いのが「必要書類をなかなか送ってこない」ケースです。
必要書類が貸主(大家さん)に届かないと入居予定日までに契約が完了しない恐れも出てくるので、この点は本当に注意して欲しいポイントです。
IT重説は全ての物件で利用できるの?
ちなみにIT重説は賃貸であれば全ての物件で可能です。
ですが、個人の不動産屋さんだとネットに弱くて「IT重説ができない」ということもあるようです。
「転勤で他県からの部屋探しだからIT重説は必須」という方は、エイブルやミニミニなどの大手の仲介業者に絞って部屋探しした方が安心かもしれません。
また、スーモなどのポータルサイトでは
- IT重説に対応している物件(物件の備考欄)
- IT重説に対応している仲介会社(会社情報)
などに記載されていることが多いので、そちらで確認するのもアリですね。
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おわりに
今回は「IT重説のやり方」についてお伝えしてきました。
賃貸借契約書や必要書類のやり取りは郵送でも可能ですが、重要事項説明は必ず契約前に「宅地建物取引士から説明を受けなければならない」ので来店の手間がありました。
今後はIT重説が進むにつれて内見もVRなどを利用した「行かなくても見える」仕組みが出来ていくと思います。
賃貸契約は「思ったよりも時間が掛かる」ので、効率よくIT環境を利用できれば最高です。
以上「IT重説のやり方!借主が気を付けたいポイントとは?」でした。
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