はじめて家を買う方だと「どうやって探せば良いのか?」も分からないと思います。
私は不動産業界で働く前に建売を購入しましたが、当時は
- 近くの不動産屋に行ったり
- ネットを見たり
- 新聞の折り込みを集めて貰ったり
- 希望するエリアを車で回ってみたり
しながら建売を探しました。
それよりも今なら「探した後にどうやて買うか?」が大切だと感じています。
建売の探し方はネットを活用すれば十分です!
不動産を探し始めると「もっと他に良い情報があるんじゃないか?」と思ってしまう方は少なくありません。
これは建売に限らず賃貸でも一緒ですが、不動産屋は
- 良い情報を隠し持っている
- 不動産屋によって持っている物件情報が違う
ということはほとんどありません。
建売は全てスーモに掲載されている!?
不動産と言っても色々な種類があります。
- 新築一戸建ての建売
- 中古住宅
- 新築マンション
- 土地
厳密に言えばもっとありますが、ここで注目したいのは「新築」です。
新築は業者が販売目的で建てたので、気持ちとしては早く売りたい。
早く売りたいので、物件情報を隠し持つようなことは無く必ず広告に出します。
その中でも「スーモ」は集客効果が高いので、まず新築一戸建ての建売の情報は掲載されます。
建売に関しては不動産会社を回っても「同じ物件を紹介されるだけ」なので効率の良い探し方とは言えません。
見落としを心配される場合でも「スーモ」と「ホームズ」の2サイトをチェックすれば十分です。
土地や中古住宅の探し方は違う!?
土地や中古住宅は、新築と違って所有者が「個人」の可能性があります。
個人が不動産を売却するケースだと、ご近所に知られたくない等の理由から「広告不可」になることがあります。
未公開物件=良い物件というわけではありませんが、もしかしたら不動産屋を回ることでスーモ等に掲載されていない情報を手に入れられることはあるでしょう。
業者が売主となる建売は、スーモなどのポータルサイトに掲載されるので探すのは簡単です。
逆にスーモやホームズに掲載されていない物件を探すのは「無い物ねだり」になります。
「もっと良い物件があるんじゃないか?」と思う気持ちは分かりますが、あればスーモに掲載されています。(販売する売主も早く売れて欲しいですから)
建売を選ぶ時に外せないポイントは?
スーモなどのポータルサイトで気になる物件があれば、あとは買うか買わないか決めるだけです。
では、どういった点に注意して物件を選べば良いのでしょうか?
建売に限らず「立地」は最重要ポイントです!
人によって不動産を選ぶポイントは違うと思いますが、私は不動産購入で最も大事なのは「立地」だと考えています。
- 学区
- 交通機関
- 周辺環境
などが立地選びのポイントになってきますが、建売は大きな土地を住宅に適したサイズに分譲して販売するケースもよくあるので、希望するエリアで物件に出会える確率は高くなります。
また、そういった利便性の良さから売却時のことを考えて建売を購入される方も増えています。
「間取り」も物件を決めるポイントですが…
同じエリアに複数の建売物件があるなら「間取り」が決め手になってきますが、基本的に建売の間取りは3LDK・4LDKがほとんどですし、万人受けするように使い勝手を重視したものが多いです。
そのため建売を購入して不便で後悔したという話はあまり聞きません。
また建売は個性に欠けるという意見もありますが、最近は建売でも吹き抜けやスキップフロアを採用したお洒落なタイプもあります。
希望するエリアに複数の物件があるなら、お洒落な建売を選んでも良いかもしれません。
建売だと同じ場所で複数棟建っている現場があり、土地の形状も
- 整形地
- 旗竿地(縦列駐車)
- 3台駐車できるくらい間口が広い
などありますが、売却を念頭に置くなら「整形地」や「間口の広い土地」を選んだ方が良いでしょう。
予算は「物件価格+諸費用」で考える!
不動産は物件価格3,000万円と記載されていても、それとは別途で諸費用が掛かります。
諸費用には「登記費用」や「火災保険料」住宅ローンを利用するなら「保証料」などがあります。
また、建売は後述するオプション工事が必要なケースもあるので、多めにみて「物件価格の1割」で考えておくと安心です。
マイホームは一生の買い物だから妥協出来ないと細かく考え過ぎるのも禁物です。
建売を選ぶ時に条件を書き出せば色々あると思いますが、
- 立地
- 間取り
- 予算
3つのバランスを考えて購入するのが良いでしょう。
あと建売を購入するなら「どの会社から買うのか?」で支払いが100万円変わることもあるので注意が必要です。
建売を「売主」から買うのか?「仲介会社」から買うのか?
この記事を読んで頂いている方はご存じかもしれませんが、新築一戸建ての建売や再販住宅(リノベーションした中古住宅)は「仲介手数料が無料」になる可能性があります。
例えば、何も考えずに仲介会社から3,000万円の物件を購入すれば「仲介手数料として約105万円」が請求されます。
その仲介手数料を無料にする方法は、
- 売主から直接購入する
- 仲介手数料無料の仲介業者を経由して購入する
の2つがありますが、売主を探して購入しようと考えている方は注意が必要です。
現地に看板があっても売主ではない!?
スーモなどで気に入った建売を見つけて、問い合わせする前に現地を確認しにいく方がみえます。
現地を確認しにいくことは良いのですが、そこで現地に看板や旗などが設営されていて「その会社が売主だと勘違いする」人がいます。
仲介業者を介さない場合は売主が現地設営をしていますが、仲介業者を介す場合は仲介業者が現地の設営を行っています。
仲介手数料無料で購入したいので売主から購入しようとしたのに、仲介手数料の必要な業者に連絡したことで手数料を支払うことになるケースもあります。
建売は売主から直接購入出来ないケースがあります!
ちなみに売主を見つけても、次のような場合は直接購入出来ないことがあります。
- そもそも売主が直接販売を行っていない
- 仲介業者と専任媒介を結んでいる
- 先に仲介業者に連絡している
また、売主から直接購入出来たとしても「プロと素人の取引き」になるので、仲介手数料以外のことで不利になることも考えられます。
住宅ローンなども含めて相談出来る仲介会社はあった方が安心ですね。
確かに売主から購入すれば仲介手数料無しで購入出来ます。
しかし、売主は自社物件以外は紹介しませんから、他に適した物件があっても紹介はして貰えません。
どうせ同じ仲介手数料が無料になるなら「仲介手数料0円の仲介業者」から購入した方がデメリットがないでしょう。
内見時はネットで分からないことを確認する!?
どの会社から物件を購入するか決めたら、その会社に「内見申込み」をします。
完成している建売物件であれば、ついつい新しい家にテンションが上がって部屋の大きさや設備に目が行きがちです。
せっかくのマイホーム購入なので楽しむのは良いことですが、ここでは見落としやすいポイントをお伝えしていきます。
騒音や臭いは五感を働かせてチェック!
内見時は必ず「窓は開ける」ようにしましょう。
近くに線路があれば電車が通過するまで待って音を確認した方が良いです。
風向きによっては臭いが流れてくることもあるので、周りに牛舎や塗装工場など「臭いの発生しそうな施設」がないかも確認します。
また日当たりの確認も忘れずに。
ゴミ捨て場は見落としがち!?
分譲住宅を購入した後でトラブルになりがちなのが「ゴミ捨て場」です。
少し大きめの新築一戸建ての分譲地だとゴミ捨て場が新設されることがあります。
購入してからゴミ捨て場が目の前なことに気付いて後悔することが無いようにして下さい。
交通機関までの道のりは実際に通ってみる!?
内見の前でも後でも構いませんが、通勤や通学で交通機関を使うなら、その道のりは実際に歩いてみることをお勧めします。
地図だと分からなかった勾配も把握できますし、とくに女性や子供が通る道は、
- 街灯があるか?
- 人通りは多いか?
防犯面にも気を付けたいところです。
オプション工事の有無は予算に関わる!?
建売を購入する時に気を付けたいのが「オプション工事」です。
一般的に家を購入するなら、網戸やカーテンレールは付いているのが当たり前と思っている方も多いと思います。
しかし、新築一戸建ての建売だと次のようなものが付いていないことがあるので、忘れずに現地でチェックしないといけません。
- 網戸
- カーテンレール
- ベランダの屋根
- フェンス(隣地との境)
そして、これらが付いていない場合は、購入費用とは別にオプション工事として依頼しなければいけません。
-
建売のオプション工事!どこに何をいつ頼めば良いのでしょうか?
「建売のオプション工事って別にやらなくてもいいでしょう?」と質問されることがあります。 しかし、大半の建売住宅は「オプション工事は必須」になってきます。 例えば、これは必要と思われる代表的なオプション ...
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物件が未完成で内見できない場合は?
建売の場合は、物件が未完成で内見できないこともあります。
しかし、そういう場合は「近隣に同じ会社が建てた物件がある」かもしれません。
まったく同じ家ではありませんが、設備や建材が一緒なので十分参考になると思います。
おわりに
建売は注文住宅と違って「土地+建物」のセット販売で、未完成物件でもどのような家を建てるか決定されています。
そのため建売で販売されるものは全てネットに情報が出ています。
とくにスーモは不動産探しで一番使われているサイトなので、建売を販売するのに利用しない業者はいないでしょう。
あとは「どの建売を選ぶか?」と「どの会社から購入するか?」がポイントになってきます。
以上「建売の探し方はこれでOK!大事なことは探した後にどうするかですよ」でした。
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