完成している建売は、物件を見て買えるのがメリットです。
しかし、初めて建売を見学しに来たけど「何をどう見て良いのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
新しい家を見ればテンションもがりますが、せっかくの見学ですからもう少し有意義にしたいですよね。
というわけで、今回は「建売見学時に必ず抑えたいポイント」をお伝えしていきます。
建売だからこそ注意すべき!オプション工事が必要になるか?
まず、建売の内見で気を付けたいのは「あって当然と思っていたものが無いことがある」という点です。
そういったものは「オプション工事」で追加できますが、どういった点を見れば良いのか分からない方も多いと思います。
あとで気が付いて思わぬ出費になってしまうこともありますので、出来れば見学の際にしっかり確認しておきましょう。
網戸は付いているか?
建売では「網戸」がない物件はかなり多いです。
とくに1階はあるのに2階がないことがあるので、よほど注意していないと気が付かないと思います。
「網戸無かったらどうするの?」とよく聞かれますが、その場合はオプションで購入します。
引渡し前までに売主(建築会社)に依頼しても良いですし、引渡し後に自分で業者に発注するのでも構いません。
カーテンレールは付いているか?
網戸と合わせて建売に付いていないことが多いのが「カーテンレール」です。
カーテンレール(カーテン)が無いと外から丸見えになってしまいます。
こちらも無ければオプション工事になりますが、すぐに入居する予定であれば引渡し前に付けておきたいですね。
屋外設備も忘れずにチェック!
その他、物件によってあったり無かったりするものとして
- 立水栓
- シャッター
- 隣地との境界のフェンス
などがあります。
その他にどのようなものがオプション工事になるかは、こちらの記事をご覧下さい。
オプション工事も住宅ローンに含めることが出来る!?
オプション工事は契約後に発注しても構いません。
ですが、その場合は住宅ローンの借入れに含めることは出来なくなります。
手持ちの現金に余裕があれば良いのですが、オプション工事の費用も融資を受けたい場合は「どのようなオプション工事が必要になるか?」も考えながら見学すると効率的です。
見学の流れは屋外から順番に見ていく!?
建売の見学に決まった流れはありませんので、先に屋内から見ても構いません。
ですが、私は屋外から順番に見ていくことをお勧めします。
どうしても見学に行くと建物に意識が向きがちで、屋外はあまり見ていなかったという方が結構みえます。
見忘れを防ぐためにも、先に屋外をチェックしてから屋内に入っていきましょう。
屋外で忘れずに確認したいポイント!
屋外では、まず初めに
- 前面道路
- 駐車場
- 庭
を見ていきましょう
前面道路や駐車場の広さは十分か?
ポイントとしては、車の走行や駐車のしやすさの確認ですね。
また、前面道路や隣の庭から見えにくいようになっているかも外から物件を見てチェックしておきましょう。
庭のある建売であれば「立水栓」はあるか?
隣地との境界に「フェンス」があるかも確認しておきます。
外壁や基礎のチェックポイントは?
外壁や基礎などは全体をざっと確認する程度にしましょう。
チェックの仕方としては、
- ひび割れ…シャープペンシルの芯よりも太そうなもの
- 剥がれ・欠け…1㎡くらいのもの
などが無いか見て確認します。
専門的な部分で心配な点があれば、引渡し前までにホームインスペクションを依頼するのも手です。
屋内の見学は「イメージを膨らませておく」ことが大事!
建売は万人受けするようにう考えて建てられているので、よほど間取りや生活動線が使いにくいということはないと思います。
ですが、いざ屋内を見学するといっても、なかなか何をどう見れば良いのかは分かりません。
そのため見学前に「自分たちの理想とする生活をイメージしておく」ことが重要です。
また、見学時に見ておきたい私のお勧めは次になります。
屋内は「収納・窓の位置・設備」を優先的に!
とくに屋内で確認したいところは、
- 収納スペース
- 窓の位置
です。
最近の建売は収納スペースもしっかり確保されていますが、ハンガーパイプが無ければ場所によっては必要なので確認しましょう。
また、後から変更できるものではありませんが「窓の位置」は要チェックです。
採光や通風に影響しますし、隣の窓の高さもプライバシー保護のために確認しておきます。
もちろん、設備関係もしっかり確認していきます。
- キッチン
- 浴室
- 洗面所
は、浴室換気乾燥暖房機や食器洗い乾燥機などの設備の有無も見ていきます。
あとは、電化製品の取り付け位置を考えながら「コンセントの位置や数」も確認しましょう。
キズは引渡し前の内覧会で確認すればOK!
見学の際は、
- クロスの汚れ
- フローリング等の傷
- ドアの開閉の不具合
などがあっても気にしなくて構いません。
仮にあっても内覧会(引渡し前の物件確認)で指摘すれば、引渡しまでに修繕してくれます。
そのため、見学時は使い勝手などを中心にチェックしていくようにしましょう。
建売も設備やデザイン面が充実してきている!?
最近の建売は「電子キー」や「宅配ボックス」など設備面が充実してきています。
またデザイン面でも「吹き抜け」を作って採光を確保したりと、年々内容が充実している印象があります。
ただ、逆に冒頭でお伝えした「網戸」や「カーテンレール」がオプションだったりするので、忘れずにチェックするようにしましょう。
見学”前”に確認しておきたい「住環境」について
建売住宅を選ぶ際にもっとも重要なポイントになってくるのが「立地(住環境)」だと思います。
仮に内装が気にいらなければリフォームで変えてしまうことはできますが、立地に関してはそうもいきません。
それだけに気になる物件があれば「見学前」に時間をとって、しっかり確認しておきましょう。
騒音や臭いは気にならないか?
せっかくマイホームを手に入れたのに、騒音や臭いが気になるようではガッカリですよね。
物件の近くに
- 線路
- 幹線道路
- 商業施設
- 工場
- 消防署
- 病院
- 学校
- 公園
などがある場合は、騒音に注意したいところ。
交通量や人通りは?夜道の明るさもチェック!
小さいお子さんがいれば交通量は気になるポイントです。
- 前面道路
- 通勤や通学路
などは安全面も考えて「街灯」も確認しておきます。
昼間は見晴らしが良かったけど、夜は薄暗くて怖いと毎日の帰宅が不安になってしまいます。
また、車を利用するのであれば、通勤時間帯の混み具合なども確認しないと「朝はまったく動かない」ということもあるので気を付けましょう。
建物の前に大きな空地や駐車場は無いか?
「目の前が大きな空地になっていて陽当たり最高!」という場合は、その空地にマンション等の建築計画がないか確認しましょう。
また、現時点でなくても今後そういった建物が建つ可能性があるか「用途地域」で調べておきます。
とくに周辺にマンションがあったり、幹線道路沿いは高い建物が建築される可能性があるので注意が必要です。
ハザードマップや避難経路も忘れずにチェック!
ハザードマップ等は重要事項説明の際に説明されますが、やはり事前に確認しておいた方が良いでしょう。
ハザードマップや避難経路ガイドは、市役所などで貰えます。
また市役所のサイトから見ることも出来ますので、事前に確認しておきましょう。
おわりに
記事内でもお伝えしましたが、建売は万人受けするように設計されていますから、使い勝手が悪い家はほとんどありません。
そのため建売を見学する際は、間取りや生活動線よりも
- 住環境
- オプション工事が必要になる箇所
を重点的に確認していくことがポイントになります。
とくにオプション工事は予算とも関係してくるので、建売を見学するなら先に調べておくと良いですね。
以上「建売見学のチェックリスト!建売だからこそ注意すべきポイントとは?」でした。
【 最後にPRです 】
個人でも掲載可能!空き家マッチングサイト
ここ数年「空き家問題」が取り沙汰され、管理の行き届いていない空き家については固定資産税が6倍になるという話も聞きます。
しかし、築年数の経過した空き家や地方にある空き地などは不動産屋も積極的に取り扱ってくれないので「仕方なく放置している」という方もみえると思います。
そんな空き家で頭を悩ましている方にお勧めなのが「空き家コネクト」です。
空き家コネクトは個人・法人問わず「空き家・空き店舗・空き地・山林など」の不動産情報を無料で掲載できるマッチングサービスになります。
「こんなボロボロの空き家は誰もいらない」と諦める前に無料掲載してみましょう!(イエエエイ!を見たと伝えて貰うとトップページにピックアップ物件として紹介して貰えますよ)
おすすめの記事 と スポンサーリンク