このブログもゆくゆくはデザインを変更したいなーと考えていたのですが、そこでふと思ったのが「デザイン」と「アート」って何が違うのでしょうか?
デザイナーもアーティストも表現者だと思います。
ただ「デザイン」と「アート」が、なんとなく違うというのも感じるところですが、具体的な言葉が出てこない。
というわけで、今回は「デザイン」と「アート」の違いと、アートと芸術は一緒なのかも気になるので、合わせて調べていきたいと思います。
デザインとは?
デザインを辞書で調べると「設計」という意味だそうです。
私は「綺麗な絵」みたいなイメージを持っていたのですが、なるほど違うようです(爆)
設計と言われると、確かにサイトの形や色を「設計」して、結果綺麗なサイトが出来上がるわけですから、デザイン=設計と言われると納得は出来ます。
アートとは?
アートを辞書で調べると、アートの意味はかなり広くて「芸術、美術、技巧、技術、絵画、彫刻、建築、文学」と色々あります。
これらの言葉を考えると、全てにおいて共通するのは「表現する」ということでしょうか?
ただ、思いのほか幅が広いです。
となると、芸術はアートの一部なのでしょうか?
芸術とは?
芸術を辞書で調べると、
本来的には技術と同義で、ものを制作する技術能力をいったが、今日では他人と分ち合えるような美的な物体、環境、経験をつくりだす人間の創造活動、あるいはその活動による成果をいう。
引用:コトバンク
ということですが、なんだかアートとの違いはわかりにくいです。
ただ面白いのは、じつは芸術は、そもそも芸術という言葉があったわけではなく、明治6年に作り出された「芸能+技術」という造語だそうです。
「デザイン」「アート」「芸術」の違いとは?
それぞれの意味などを調べてみると、「デザイン」は「設計」ですから、「アート」や「芸術」とは、別物と考えれます。
設計である以上、一般人に受け入れられるものが求められますし、そこには点数も他人からつけられるでしょう。
デザインは、そういうものであり、デザイナーはそういった第3者の評価を気にしないといけないという点がありそうですね。
そういった観点で「アート」を考えた場合、アートは自由さを感じます。
例えば、
まさに「表現は自由だ!」と物語っているような作品です。
これが商品化するのか(しているのか?)わかりませんが、見た目で判断する限り、お湯は沸かせなさそうです。
また、作品の難易度も高い技術力が必要なものから、素人でも作れそうなものまで幅広く「アート作品」はあります。
それに対し「芸術」は、ピカソなどに代表される絵画を見ると、絵を描く技術の高さを求められます。
この点は「アート」と「芸術」は大きい違いではないでしょうか。
最後に
具体的に、「デザイン」「アート」「芸術」は線引きできるものではないのかもしれませんが、私的に分けると以下のようになります。
- デザイン…他人が評価する。一般人に求められるものが好まれる。
- アート…自己表現の形であり、表現方法は幅広い。
- 芸術…高い技術からくる感動を求められる。
デザインはまったく別物であり、アートは芸術を内包しているが、芸術はアートよりも質の高さを求められる。
なかなか難しいですが、「デザイン」「アート」「芸術」の違いでした。
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