こんにちは、不動です。
突然ですが、賃貸で部屋探しにみえたお客様といざ内見に行くとよく言われることがあります。
それは「内見でチェックするポイントが分からない」ということ。(とくに初めての方だと困りますよね)
内見でチェックし忘れて、いざ引っ越しで荷物を入れたら通らないなんて話もよく聞きます。
せっかくの新生活でガッカリするようなことにならないためにも、今回は「賃貸の内見でうっかり見落としがちなチェックポイント」についてご紹介していきます!
賃貸の内見で初めにチェックしたいポイントは?
内見で部屋をパッと見ても正直「まあ、いいよね」くらいでピンと来ない方は多いと思います。
というのも、実際に賃貸の部屋に住んでみないと問題というのはわかりません。
そこで、ここからは賃貸営業マンの私が「内見で部屋に入ったら初めに行いたいこと」から順番に見ていきましょう!
まずはベランダの窓を開けに行く!
内見で多い失敗に「部屋の中しか見ない」ということがあります。
内見に行ったら、まずは部屋(ベランダ)の窓を開けましょう。
その上で「電車や車など周りからの音」がどれくらい聞こえるか確認します。
とくに電車が近くに走っている物件だと、窓を閉めていればあまり気にならないのに窓を開けていたらうるさいということもあります。
きっと思っているよりも変わってきますから、まずはベランダの窓を開けて騒音や臭いの確認をしましょう!
ベランダは洗濯物を干せる環境になっているか?また室外機は置けるか?
そもそも1Rや1Kなどでは「そもそもベランダが無い」という物件もあります。
じつは私が一人暮らしを初めてした時は「そういえばベランダ無いから布団も干せないじゃん!」と住んでから気が付いたことがあります。
それとベランダにも「屋根の無いタイプ」があります。
屋根になる部分が無いと日差しが入りやすいというメリットはありますが、洗濯物を干して外出すると雨が降ると困るので良し悪しですが一応考えておきましょう。
それと合わせて「エアコンの室外機」の位置も確認です。
ベランダが狭くて室外機を置くと使い勝手が悪い物件もありますから要チェックです。
内見で「寸法」を測っておきたい場所!
内見でメジャーを持参してくるお客様は結構みえるのですが、いざ部屋に入ると「どこを測ればいいんだろう?」と悩んでいる方もいらっしゃいます。
というわけで、ここでは「寸法を測っておくと良い箇所」について解説していきましょう。
最も「狭い場所」を測る!
これはかなり重要ですが、部屋に荷物を入れることを想定して「導線となる通路の寸法を測る」のを忘れないようにしましょう。
あれもこれも全て測らなくても「最も狭い場所」が通ればあとは通ります。
多くの場合で「扉(玄関を含む)」になってくると思いますが、扉を開けて荷物を通す場合に「扉の取手に当たらないか?」も確認して寸法を測りましょう!
ドラム式洗濯機は置けないことも!?
洗濯機置き場の寸法を測るのは定番です。
- 防水パンのサイズ
- 水道までの高さ
- ドアを開けたときの幅(洗濯機が入るか?)
この3か所は必ず測りたいのと、合わせて気を付けたいのは「ドラム式洗濯機」を考えている場合です。
通常の洗濯機であれば問題ありませんが、ドラム式は大きいので賃貸では置けないことが多いです。
洗濯機置き場のスペースよりも使う洗濯機の方がポイントかもしれませんね。
「冷蔵庫のドア」は開く方向に注意!?
賃貸の場合「冷蔵庫置き場」のスペースはそこまで広くないことが多いです。
ここも内見時に測っておきたいポイントですが、合わせて確認したいのは「ドアを開ける方向」です。
冷蔵庫を開けるのにキッチンに十分な奥行きがあればいいのですが、あまり奥行きがないと冷蔵庫を開けるのに不便になる可能性も出てきますから「冷蔵庫の使い勝手」についても内見時にイメージしておきたいですね。
設備で「うっかりチェックし忘れる」ポイントは?
あとは忘れずに設備関係も見ていきましょう。
とくに私が注意したいのは「エアコン関係」です。
エアコンは色々とトラブルも起こりやすいので忘れずに確認して下さい。
エアコンが備え付けられているなら!
最近は、はじめからエアコンが備え付けられている物件はかなり多いです。
内見の時にエアコンが動かせればいいのですが、ほとんどの場合で電気は止まっているので動かせないと思います。
それだけに「使ってみたらカビ臭くて嫌だ!」「古くて電気代が掛かりそうで替えて欲しい!」というようなことを入居後に言われることがあります。
しかし、物件に備え付けられているエアコンは「大家さんの所有物」となるので勝手に修理したり買い替えたりすることは出来ません。(大家さんの許可が必要)
入居してすぐに「エアコンが…」と大家さんに相談するよりも、「エアコンが古そうだから入居前に交換してもらえないか?」など”入居する前に”相談すると、大家さんも了解してくれる可能性が高いです。
まずは内見の時に備え付けのエアコンが気になるようであれば、担当の営業マンに相談しましょう。
エアコンが設置できるか?室外機は置けるか?
エアコンが付いていない物件であれば、
- エアコンが設置できるか?
- 室外機は置けるか?
は、確認しておきましょう。
入居して「この部屋にはエアコン設置できない!」ということがるので、家族で入居するような場合はとくに注意です。
ガスコンロの置き場所は?
ガスコンロは「プロパン・都市ガス」と種類があるのと「左右どちらかのコンロが火力が強い」か選べます。
ガスコンロを置くのに壁側は火力が弱い方が良いので、そこは確認しておきましょう。
またガスコンロを置くスペースは基本的に規格が決まっているので寸法は細かく測らなくても大丈夫です。
セキュリティー面はどうか?
最近はALSOKに加入してあるセキュリティー面がセールスポイントの物件も多いです。
とはいえ、全体の割合から言えば少数ですので、一般的なセキュリティーとして「モニターフォン」は必須だと思います。
もしインターフォン(音だけ)であれば、入居前にモニターフォンに替えてもらえないか相談するか、自分で交換しても良いか聞いてみると安心です。
母子家庭で母親と娘さんのように女性だけで住む場合は検討してください。
スマホの電波状況もチェックが必要!
これはスマホの会社にも影響がありますが、なかには電波の状況が悪い場合もあります。
じつは私は買った家で電波が悪くて、いちいち話をするのに外に出なければいけませんでした。(スマホの会社を変えたら解決しましたが)
そういうこともあるので内見時に電波状況も確認しておきましょう。
物件の外回りのチェックも忘れずに!
内見の際は、部屋だけではなく外にも目を配りましょう。
賃貸は集合住宅ですから同じ入居者にマナーの悪い人がいたらイヤですよね。
マナーの悪い人が住んでいる物件は周辺に表れていることが多いのでチェックしましょう!
共有スペースの確認!キレイでなければ管理会社は悪いかも?
私の不動産営業マンとしての経験からですが、入居者でよくトラブルになる人の部屋というのは「汚い」です。
荷物の整理整頓も出来ていなくてベランダに無造作に荷物が置かれていたり汚れています。
また自分が使うベランダだけなら良いのですが、共有部分である廊下や部屋の前に荷物を置いてある場合もあります。
そして他にチェックしたいのは、
- 駐輪場
- ゴミ置き場
- 物件周辺の掃除状況
これが汚れている場合は入居者だけではなく「管理会社もずさん」ということが考えられます。
こういった物件は入居後にストレスをためる出来事が出てくるかもしれませんね。
おわりに
賃貸で初めて内見しにいくと「一体何を見れば…」と悩むと思います。
私も初めて部屋を内見した時は、ただ眺めていただけでした。
入居してから失敗したと後悔しないためにも
- 内見時は窓を開けて騒音や臭いのチェック!
- 寸法は「最も狭い場所」をチェック!
- 物件の周辺のチェック(入居者や管理会社の質が分かる!)
こういった点を内見の際に意識しておくと良いと思います。
何度も時間をかけているのも大変だと思うので、効率的に部屋探しを行うためにも参考にしていただければ幸いです。
以上「賃貸の内見チェックポイント!うっかり見落としがちな場所はココです」でした。
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