暮らし

髪染めた日に汗かいた!せっかくのカラーが色落ちしてしまう?

「髪を染めた日は洗髪しないで下さいね!」

そのように言われる理由は、せっかく入れたカラーが落ちてしまうからですが、そうなると汗をかいて髪が濡れても色落ちしてしまうのか気になります。

あすか
真夏の暑い日なんかは少し外に出るだけで汗をかいてしまいますし…。

また、汗をかけばベタつきますし、臭いも気になります。

それでもカラーのことを考えると洗髪はしない方が良いのでしょうか?

というわけで、今回は髪を染めた日に汗をかいたらどうなるのか解説していきます。

 

 

ヘアカラーした後に汗をかいたら色落ちするのか?

汗をかくのは生理現象なので仕方がないですし、健康面ではデトックス効果もあって良いことです。

しかし、ヘアカラーに限って言えば、汗と言えども髪が濡れている状態は「キューティクルが開き内部の染料は落ちやすくなる」という面はあります。

激しいスポーツでもしないと髪が濡れるほどの汗はかかないかも知れませんが、ヘアカラー当日は髪が濡れることは避けるのがベターです。

汗の液質から考えてヘアカラーに影響はあるのか?

まず、ヘアカラーをした日の髪の状態は「アルカリ性」に傾いています。

髪はアルカリ性になるとダメージが受けやすく、またキューティクルが開いた状態で内部の染料が流失しやすい状態になっています。

そして、この状態で強い酸性やアルカリ性のものが付着するとヘアカラーの成分が影響を受けて髪が変色することもあります。

では、汗の液質は何なのかというと、通常はpH5.7~6.5の弱酸性から中性を保っています。

液性 pH
酸性 3.0未満
弱酸性 3.0以上 6.0未満
中性 6.0以上 8.0以下
弱アルカリ性 8.0を超えて 11.0以下
アルカリ性 11.0を超えるもの

では、ヘアカラーに汗が与える影響はどうかというと、弱酸性から中性であればヘアカラーに与える影響は少ないといえるでしょう。

 

但し、かいた汗をそのままにしておくのはダメ!?

ただ、汗をかいて放置というのは肌や頭皮にはよくありません。

汗の成分は99%が水で、残りの1%にナトリウムなどのミネラル分やたんぱく質などが溶け込んでいるといわれています。

そのため汗の液質は弱酸性から中性ということでしたが、大量に汗をかくとpHはアルカリ性になってしまい、さらに肌に付着した汗が蒸発していくとpHはさらに上昇していってしまいます。

おやつ
そうなると染めた当日のアルカリに傾いてダメージを受けやすい髪への影響も良いとはいえません。

 

また、汗をそのままにして頭皮の上で固まってしまうと、角質として表皮の上に滞留してし肌や頭皮にも悪影響を及ぼします。

そもそも汗で髪が濡れている状態だとキューティクルが開いて染料が流れてしまう状態ですし、汗をかいたらそのままにせず素早く拭き取り、出来る限り乾いた状態を保ちましょう。


ここまでの話を一旦まとめると、

  • 髪を染めた日に汗をかいても髪が濡れるほどでなければヘアカラーに影響は無い
  • 但し、吹き出た汗をそのままにすれば髪や頭皮に悪影響を与える

ということになります。

ひな
であれば、ヘアカラー当日でも汗をかいたら洗髪した方が髪にも頭皮にも良さそうですね。

 

 

ヘアカラー当時に髪を洗う際の注意点

美容院で髪を染めたら「今日はシャンプーしないで下さいね」と言われるのは、

  • 色落ちを防ぐ
  • 髪へのダメージを抑える

という意味があります。

先述しましたが、髪を染めた日の髪質はアルカリ性になっており、普段の髪の状態(弱酸性)とは異なっているからです。

あすか
そのため、ヘアカラー当日にシャンプーをするなら、いくつか注意すべきポイントがあるので、簡単にポイントを抑えていきましょう。

 

洗うときは「ぬるま湯」で優しく洗う!

まず、髪を染めてアルカリ性になっている髪が空気酸化されて通常の弱酸性に変わるまで24時間くらい掛かります。

24時間かかるとキューティクルも閉じて、髪を洗っても内部の染料が流れ落ちる心配はなくなるのですが、逆にいうと酸化される前の段階は「キューティクルが開きやすい」状態だと言えます。

キューティクルが開いている状態で、熱いお湯で髪を洗うとダメージを与えますし、また水で洗っても「髪になじんで染料が流れる」のでよくありません。

そのため、髪を染めた日にシャワーをするなら35~38℃のぬるま湯で優しく洗うようにしましょう。

不動
アルカリ性になっている髪はダメージを受けやすいので、ゴシゴシ洗うと切れたりするので優しく洗ってくださいね。

 

シャンプーは使わなくても良いかも!?

髪を染めた当日に使用するシャンプーは弱酸性のものが良いです。

というか、逆に洗浄力の強いシャンプーなど使うと、髪の内部に入り込み染料に影響を与えて変色する可能性もあります。

自分が普段から使用しているシャンプーの液質がよく分からないという方は、髪を染めた日はシャンプーを使わない方が安全かもしれません。

また、頭の汚れはシャンプーを使わなくても90%はお湯で洗髪すれば綺麗になります。

 

髪の濡れた状態を出来る限り短くする!

汗をかいて髪が濡れているのも同様ですが、出来る限り髪が濡れている状態は短くしましょう。

お風呂に入って洗髪するにしても、お風呂上がりの直前に髪を洗って、お風呂からであたらドライヤーで手早く乾かす。

そすうることで髪が濡れている状態(=キューティクルが開いている)を短くします。

また、他にも髪を染めた日の洗髪には注意点があるので、詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。

髪染めた日にシャンプーしたい!色落ちを抑える7つのポイントとは?

美容院で髪を染めた日は「シャンプーしても良いのか?」聞いたことはありませんか。 多くは「今日はシャンプー止めて下さいね」と答えられるのですが、髪を染めた日に汗をかいたりスタイリングをしていれば帰ってか ...

続きを見る

 

 

おわりに

髪を染めた当日に汗をかいたらどうなるのか?

今回の内容のポイントをまとめると、

  • 髪が濡れるほどでなければ汗をかいてもヘアカラーに影響は無い
  • 但し、吹き出た汗が蒸発してアルカリ性に変化したり、汗が固まってしまうと髪や頭皮に悪影響を与える

ということになります。

おやつ
そのため、汗をかいたら洗髪はした方が良いのですが、その際はぬるま湯でやさしく洗って下さい。

 

ただ、髪を染めた後にスポーツジムへ行くようなケースで汗をかくなら、スポーツジムの後で美容院に行く方がヘアカラーに関していえば良いでしょう。

せっかく綺麗に染めた髪を出来るだけ長持ちさせるなら、やはりキューティクルが安定する24時間くらいは髪を濡らさないに超したことはありません。

以上「髪染めた日に汗かいた!せっかくのカラーが色落ちしてしまう?」でした。

 

おすすめの記事 と スポンサーリンク

-暮らし

© 2024 イエエエイ!!!