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賃貸の鍵に関する疑問いろいろ!勝手に交換したり紛失したらどうなる

賃貸契約の最期の仕事は「鍵の受け渡し」です。

入居者さんも晴れて賃貸生活スタートとなりますが、いざ鍵を貰うと次のような疑問が沸いてくるかもしれません。

  • 自分でセキュリティの高い鍵に交換してもいいんだろうか?
  • 大家さんが勝手に鍵を交換してしまうことってあるの?
  • 賃貸の鍵を紛失したらどうなるんだろう?…etc

賃貸の鍵は引き渡されたからといって、自分の好きにして良いものではありません。

入居者のみならず、大家や管理会社それぞれが適切な使用をしなければ、様々なトラブルに発展する危険な可能性を秘めています。

場合によっては、損害賠償責任になることも!((( ;゚Д゚)))

というわけで、今回は「賃貸の鍵に関する色々な疑問」を解決していきましょう!

 

 

賃貸の鍵交換に関する疑問いろいろ

まずは、賃貸の鍵に関する疑問でも「鍵交換」について。

費用負担などで問題になることが多いので、どういった時に誰が費用負担を負うのかに注目です。

 

入居前の鍵交換は、誰が費用の負担をするの?

以前は、契約時の初期費用で鍵交換の費用を請求して、さらに退去精算でも請求する。

そんなやりたい放題の会社もあって、鍵交換の費用に関するトラブルはとても多かったです。

不動
そのため、鍵交換の費用については『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』で、原則として貸主が負担すると定められました。

 

鍵を交換せずにローテーションしてるって本当?

しかし、鍵交換もシリンダーから新品交換すれば、安くても1万円はするので貸主としては費用負担がバカになりません。

そのため「中古の鍵を使い回している」ケースがあります。

「え?鍵って新品にしないの?」と思われるかも知れませんが、入居前の鍵を交換する費用は貸主の負担ですが、鍵を新品にしなければいけないわけではありません。

ただし、鍵交換をしなかったり、鍵の使い回しにより以前の借主が合鍵を持っていて盗難や傷害が発生した場合は、貸主は損害賠償責任に問われる可能性があります。

 

防犯性能の高い鍵に交換したい場合は?

では、入居前の鍵交換は行なわれていたけど「防犯性能が心配」という場合、セキュリティーの高い鍵に交換して貰うことは出来るのでしょうか?

というと、貸主に鍵交換する義務はありません。

貸主は入居前の鍵交換の責任を果たしているので、それ以降に鍵交換をしたいのであれば「申し出た方が費用を負担する」ことになります。

通常は入居者から申し出るでしょうから「借主の負担」になるのが一般的です。

ただ、費用負担すれば勝手に鍵交換して良いわけでもありません。

入居者の希望で鍵交換したい場合は、必ず管理会社に連絡して許可を貰ってからにして下さい。

勝手に鍵交換して、例えば緊急時に貸主や管理会社が対応を取れずに被害が拡大したとしたら、今度は借主が損害賠償責任に問われるかもしれません。

 

大家が勝手に鍵交換するのは問題ないの?

たまにネットで「大家が勝手に鍵を交換したり、カバーをかけられたりして部屋に入ることが出来ない」というような話をみかけます。

このような大家さんが勝手に鍵交換するようなケースは、一体どうなのでしょうか?

これについては、いくら物件が貸主の所有物だからといって「原則やってはいけない行為」です。

仮に契約書に特約で記載があったとしても「無効」になります。

大家が入居者に断りもなく鍵交換する行為は「自力救済の禁止」に該当して、司法手続きを経ることなく自己解決してはいけないとされています。

仮に無視して貸主が勝手に鍵交換を行なうと、不法行為として損害賠償責任を負うことになります。

 

緊急時に大家が部屋に入るのは当然のことなの?

では、火災や漏水などの緊急時に入居者の許可無く、貸主や管理会社が入室することは問題ないのでしょうか?

さすがに緊急時であれば仕方が無いこともあるでしょうが、それでも入居者の許可無く部屋に入ればトラブルになるケースは少なくありません。

そのため緊急時の対応なども「契約書に特約として記載してある」ことが多いです。

 

 

鍵の紛失に関する疑問いろいろ

では、続いて入居時に預かった部屋の鍵を紛失してしまったら、一体どうなるのでしょうか?

また賃貸では、紛失した時のために合鍵を作るのは良いのでしょうか?

 

賃貸の鍵を紛失したら、どんなペナルティがあるの?

まず賃貸の鍵は「返却しなければいけない」ので、その際に鍵交換費用などを請求される可能性があります。

また「鍵を紛失して誰かに拾われたら嫌だから交換したい」という場合も、当然に借主が費用負担することになります。

どちらにしても鍵を紛失したのは貸主の過失なので、費用は「貸主が負担する」ことになるでしょう。

鍵を紛失した場合について「契約書に記載がある」ことも多いので、一度そちらを確認してみて下さい。

ちなみに、賃貸の鍵の紛失でとくに注意したいのは「オートロックの鍵」です。

番号を押してオートロックを解除するタイプは大丈夫ですが、鍵で開けるタイプを紛失したら大変です。

その物件の全部屋共通で使用しているので「全ての部屋の鍵を交換する」ことになり、費用が大変なことになります。

管理会社では鍵を厳重に管理しますが、それでもオートロックの鍵を扱うときは「絶対に紛失してはいけない」と緊張が走ります。

 

賃貸の鍵を紛失したら管理会社が開けてくれる?

ちなみに、賃貸の鍵を紛失したら「管理会社や大家がマスターキーを持っているから開けて貰える」という話を耳にします。

こちらについては、必ず開けて貰えると期待するのは禁物です。

今は物件によっては、マスターキーで管理せずに「緊急時は解錠の専門業者を呼ぶ」という管理の仕方もあります。

この方法だと、管理会社の従業員が勝手に部屋に侵入するような事件も防げます。

また、入居者の中には貸主や管理会社が鍵を持っていることを嫌がる方もみえるので、最もトラブルが少ない鍵の管理の仕方かも知れませんね。

 

賃貸の合鍵は自由に作っても問題ないの?

鍵の引き渡しで「鍵が1本だけ」であれば合鍵が欲しいところ。

ですが、合鍵とは作る際には「原則は貸主(管理会社)の許可が必要」です。

おやつ
大家さんの立場で考えれば、合鍵がたくさんあると防犯上良いとは思えませんものね。

 

ただ、合鍵を作るのも「退去時に本鍵と合わせて返却する」などの決まりはあると思いますが、正当な理由があればダメという貸主は少ないので、作成については心配することはないでしょう。

ちなみに、最近では「合鍵用に2本以上の鍵を渡される」ことが多いです。

基本的に賃貸では、入居時に預かった鍵は「その鍵(本数)を返却するのがルール」なので、むしろ今は保管に注意した方が良いかもしれません。

 

 

まとめ

賃貸の鍵に関しては「鍵交換・紛失・合鍵・返却」など、入居しているうちに色々と湧いてくる疑問について網羅的にお伝えしてきました。

以下、簡単におさらいすると

  • 鍵交換については、原則として貸主の負担。ただし交換を申し出たり紛失した場合は、借主の負担になる
  • 物件の所有者である大家でも、勝手に鍵交換することは「自力救済の禁止」に該当する
  • 鍵の交換・紛失・合鍵作成など、鍵に関わることは「管理会社に連絡して許可を得る」のがトラブル防止のために必須!

などがありました。

さいごに賃貸の鍵を紛失して部屋に入れない場合は、契約時の火災保険によっては緊急時の解錠に対応していることがあるので、内容は確認しておいた方が良いですよ!

火災保険だから火事のイメージかもしれないですけど、水漏れなんかにも対応していますからね。

 



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