以前は、あまりテレビも新聞も読まなかったので「事故や事件のニュース」を見なかったのだけかもしれませんが、最近は「事故や事件が多くなった」気がします。
そんな中で人が亡くなると「死体」と言ったり、「遺体」と言ったり使い分けられていますが、死体と遺体の違いとは、一体何でしょうか?
また類似する言葉もたくさんあって、「亡骸」という言葉もその1つです。
というわけで、今回は「死体」と「遺体」、また「亡骸」について解説します!
死体とは?
死体は、生物が死を迎え、生命活動が終わっている状態を指します。
そのため「1つの物体」という印象を与えます。
また報道の場合、不意に発見された場合や、身元不明が不明の場合「死体」を使うことがある。
人間以外の動物では「死体」が使われることが多い。
また刑法など、法律の場合は「死体遺棄」など「死体」が使われることがほとんどです。
遺体とは?
遺体は、死者の生前の人格を尊重する場合に用いられる用語です。
報道の場合、身元がわかる死者や、事故など遺族が存在することが伺える場合は「遺体」を使います。
主に遺体は人を対象に使われると思われていますが、「動物遺体」・「植物遺体」という言葉もあり、動物や植物でも使用されます。
亡骸とは?
辞書で調べると「死んで魂の抜けてしまった体・死体・遺体」とあります。
ただ個人的な見解ですが、だったら亡骸と言わずに死体でいいと思うのですが、そうならないのは受け取るニュアンスが違うからではないでしょうか?
死体という生命活動が終わった物体という印象よりも、「死んで魂が抜けた」という魂という言葉が入るだけでもスピリチュアルな印象を受けます。
個人的には、より文学的な印象を受けます。
「死体」と「遺体」と「亡骸」の違いとは?
どれも「生命活動が終わり死を迎えた体」ということには変わりがありません。
しかし、それぞれ死を迎える”前”の人格であったり、体の中に入っていた”魂”が抜けたというように、「死体を”ただの物体”と考えてはいない」という概念が根本にあるのではないでしょうか。
- 死体…物体
- 遺体…生前の人格を尊重
- 亡骸…魂が抜けた体(殻だ)
目に見えないことも「ある」ということでしょう。
最後に
「死体」と「遺体」「亡骸」など使い方も難しいですね。
やはり「生きていた時間」があるので、それを突然切り離して一概に「死体」と割り切ってしまうのも、さみしい話です。
思い出や面影という言葉もありますしね。
というわけで、今回は「死体」と「遺体」と「亡骸」の違いについて解説しました!
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