Zenly(ゼンリー)とは、フランスで開発された位置情報共有アプリです。
フランス発のアプリですが、日本でも若者を中心に人気を博しています。
ゼンリーを利用するメリットは、
- 人の多い場所でも待ち合わせが簡単に出来る
- 自分の居場所を友人や親と共有できる
- スマホを無くした時にすぐ見つけられる
などがあります。
しかし、位置情報を共有できるメリットはあっても「何かしらの危険性」が気になります。
ここでは、ゼンリーに潜む危険性について迫っていきたいと思います。
ゼンリーの危険性について考えてみる
ゼンリーに限らず位置情報アプリは、使い方によっては危険性があると言えます。
では、一体どのようなことに悪用されるのか?
考えていきましょう。
友人関係でも考えられる「ストーカー」の被害
やはりゼンリーで一番心配されるのがストーカー被害です。
ゼンリーは、自分が宿泊した場所もわかるし
相手がアプリ開いてたら分かるし
相手の電波が悪かったら、位置が正確じゃないことも分かるし
その人が夜によく行く場所があれば「夜はここ」って表示されるし
数時間前なら、どこに滞在してたか探れるわりとストーカーできるアプリですね。
— さりゆか (@sa00riyuka) August 1, 2022
ゼンリーは中学のときのうざいやつにストーカーされたからやめた
— 委員長@さゆりす🌷 (@Pappuscentroid) August 3, 2022
また、SNS上で「ゼンリー交換しませんか?」というものもありましたが、知らない人と安易にゼンリーで繋がるのは危険なのでやめておきましょう。
SNSでも話題になった「空き巣」の被害
次に考えられるのは「空き巣被害」です。
空き巣被害については総務省のサイトでも注意喚起されていますが、旅行先から写真をアップして「留守ということが分かる」ことで空き巣に狙われるというものです。
旅行から帰ってきたら家の中がグチャグチャだったり、また高価なコレクションをSNSにアップしていることで空き巣に入られたということもあります。
とはいえ、ゼンリーでは大きな事件は今のところありません。
ですが、位置情報が分かるわけですから、やはり利用には気を付けるべきでしょう。
炎マークで友情にヒビが入ることも!?
ゼンリー中高の子と何人か交換してるんだけど連日何人かぜったい燃えてて1週間家に引きこもってる私からしたらいじめでしかないからアプリ消してやったふん(誘われてもない)
— r ️ ️ ️ ️ ️ ️ (@pipi_qkxxx) March 30, 2022
ゼンリーでいじめ受けてる pic.twitter.com/Uh6T6HUhpc
— 湊咲*(しゅんなの)⚓️🌙😈 (@minatsaki_Axion) April 3, 2022
それぞれの考え方があるからそれを否定はしないけど強制するのはダメだよね
前にゼンリーやりたくない子に強制的にやらせようとしてる人いてそれはさすがに引いた…笑
やってる事いじめと一緒よ…— ぴーち。 (@LGM_Karen_Peach) March 17, 2022
位置情報共有アプリが発端 長崎・高校生自殺で第三者委がいじめ認定:朝日新聞デジタル https://t.co/cj40Qe7CAx
ゼンリーとか?やったことないが
位置情報アプリ入ったゲームアプリもあるしのう#Twitterデモ #いじめ反対#長崎 #いじめ #大津いじめ #旭川いじめ— ひでチャンネル (@hidesaku_com) March 1, 2022
ゼンリーは10代に人気で、親の世代はゼンリーという言葉すら聞いたことがないかも知れません。
位置情報アプリは24時間繋がるため、LINEなどよりも深刻な状況になる可能性がありそうです。
ゼンリーを安全に使用する方法は?
使い方によっては危険性のあるゼンリーですが、安全に使用するための方法もあります。
ここでは、知っておきたい機能について紹介していきましょう。
「ゴーストモード」で位置情報を固定する
ゼンリーには「ゴーストモード」という設定があります。
位置情報を知られたくない人がいる場合は、こちらの機能を上手く利用しましょう。
- 設定からプロフィール画面に移動
- ゴーストアイコンをクリック
- 位置情報を知られたくない人を選択
- フリーズを「ずっと」にする
これで相手には、設定した位置からずっと移動していないように表示されます。
ゴーストモードの「あいまい」設定とは?
ゴーストモードには「あいまい」という設定もあります。
こちらは大体1~2kmの範囲で位置情報がランダムに表示される機能です。
先程の「ずっと」の場合は、相手からは位置情報が変わらないので「ずっとにされた」ことが分かってしまいます。
少し位置をぼやかしたい場合には「あいまい」が良いですが、それでも相手におおまかな位置情報が伝わるので、鉢合わせる危険性は残ります。
「プライベートモード」で怪しい連絡は拒否
ゼンリーを利用していると「知らない人から友達依頼を受ける」ことがあります。
なかには言葉巧みに誘導されることもあるので、ベストは連絡先に登録の無い人からの通知は受けないことでしょう。
そのためにプライベートモードはONにしておきましょう。
危険な相手が分かっている場合は?
もし、現在ストーカー被害にあっているなど危険人物が分かっているのであれば、その人を友達から「削除」してしまいましょう。
友達を削除すれば、相手にはあなたの位置情報は表示されなくなります。
また、改めて友達申請をされることが心配な場合は「ブロック」しておけば申請自体が届きません。
おわりに
今回は「Zenly(ゼンリー)の危険性」についてお伝えしてきました。
位置情報アプリはゼンリー以外にも色々ありますが、やはり使うには危険性を理解しておく必要があるでしょう。
考えられるのは、次の3つの被害でしょうか。
- ストーカー
- 空き巣
- いじめ
とくに10代の子供に人気のあるアプリですから「いじめ」には気を付けたいですね。
ゼンリーが危険というよりも「ゼンリーを利用する人の問題」ですから、楽しく人に迷惑を掛けずに使用するようにしましょう。
また、あわせてゼンリーの「睡眠中」が気になる方はこちらをご覧下さい。
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以上「ゼンリーは危険性の高いアプリ?安全に楽しく使うためにはどうする」でした。