こんにちは!不動です。
先日、会社のパソコンの資料を見ていたら、国土交通省の「平成25年度・マンション総合調査」というデータを発見しました。
こちらの資料を見るとマンションのトラブルというのは減少傾向になっているらしいのですが、現場の意見としては「トラブルは絶えない」というのが率直な意見です。
ちなみに「マンション総合調査」のデータでは、
居住者間のマナーが原因でのトラブルは50%以上
と断トツとなっています。
具体的には、
- 違法駐車
- ペット飼育
- 生活音
- バルコニーの使用方法
- 専有部分のリフォーム
- 共用部分への私物の放置
などが挙げられます。
これは賃貸でもそうですが「集合住宅にありがちなトラブル」で、本当に揉めると訴訟まで発展することがあるので正直厄介です。
こういった住民トラブルは「住んでからじゃないとわからない」と思われがちですが、意外と住む前に「怪しいな」というサインは発見できるものです。
というわけで、今回は「マンションの住民トラブルを避けるためにチェックしたいポイント」について解説していきましょう。
マンションの住民トラブルを察知する5つのポイント!
賃貸で部屋探しをするお客様は物件にどのような入居者がいるのか結構気にされる方は多く、「どういった人が住んでいますか?」と聞かれることも多いです。
ですが、自社で管理している物件であれば入居者にどういった方が住んでいるのかわかりますが、そうではない他社が管理している場合は、物件を実際に見に行って「外から判断」するしかありません。
これは不動産営業マンというか私が独自で判断している5つのポイントがあるので、そちらをご紹介したいと思います。
1.駐車場の使用状況はルールが守られているか?
先ほど出ました「平成25年度・マンション総合調査」では、分譲マンションの住民トラブルで最も多いのは「駐車場のマナー違反」と記載されているのですが、これは賃貸でもかなり多いです。
マナーの悪い入居者だと「駐車禁止区域」はもちろん、他の人の駐車スペースに勝手に止めたりします。
そして、注意してもすぐに対応しない人も多いのでイラっときますね。
また、外車など大きな車の場合に「隣の駐車スペースに割り込んで止める」こともあるので、購入予定のマンションの駐車場は要チェックです。
- 駐車禁止区域に車が止まっていないか?
- 自分が使用する予定の駐車場の隣に外車など止まっていないか?
最低でも上記2点は確認したいところです。
2.ゴミ置き場は綺麗に使われているか?
ゴミ置き場が汚いと住民同士のコミュニケーションや管理会社の対応が上手くいっていないことが多いです。
- ゴミが散乱していないか?
- 日程や分別はきちんと守られているか?
- 清掃用具なども整理整頓されているか?
少なくてもゴミ置き場が汚いということは「ゴミ出しのルールを守らない人」が住んでいることが伺えます。
3.廊下に私物が溢れかえっていないか?
これは同じ階の廊下は最低限チェックです。
当たり前ですが、廊下は共用部分でマンションに住んでいる入居者全員のものです。
そういった場所に堂々と私物を置くのはマナー違反ですし、これもよくあるトラブルに繋がります。
通路は整理整頓されているかも購入前に確認しておきましょう。
4.ペットの飼育状況はどうか?
ペットの飼育でトラブルになりがちなのが、
- エレベーターなど共用部分で放し飼い(抱っこするのがマナー)
- 廊下などでおしっこさせる
- 無駄吠え・臭いなど
という点です。
エントランスやエレベーターなどにペットの生理現象の痕跡があると、マンション全体で問題になります。
そして注意して改善してくれれば良いのですが「動物がすることだから仕方がない!」なんて開き直る人もいたりして面倒です。
5.掲示板に注意書きが貼られていないか?
上記のような住民トラブルが発生している場合、掲示板に注意書きが貼られていることがあります。
「落書き禁止」「ゴミの分別を守ってください」などの張り紙が貼られていたら、そういった問題が起こっている証拠なので見逃せませんね。
今までに「これは…」と思った注意書きは
窓から油を捨てるな!
でした。
油を窓から捨てるなというのは、想像の斜め上をいってましたね。
これは賃貸のマンションをアパートで「どういった人が住んでいるか?」をチェックする時に私が見るポイントです。
もし中古マンションを購入する時でも、同じように確認するのはお勧めします。
賃貸の場合は住んでからトラブルがあっても引っ越しは行いやすいですが、マンションを購入となると引っ越しは簡単なことではありません。
未然にサインが出ているのであれば、避けるに越したことはありませんよね。
ただ、すでに住民が住んでいる「賃貸マンション」や「中古マンション」であれば、上記で解説した5つのポイントでサインを見つけることも出来ますが、新築分譲マンションだったらどうでしょうか?
一緒にみていきましょう!
新築分譲マンションで住民トラブルを避けるなら?
新築分譲マンションの場合は「入居者が住んでいない」のですから、住民トラブルが起こっているかどうか当然わかりません。
そこで出来るだけマンションを購入して後悔しないために、私がお勧めするのは大きな声では言えませんが「第1期の募集は避ける」ことです。
まあ、マンション販売営業をしていたら言えないことですけどね(笑)
新築分譲マンションは「第2期」から買うのが安心
新築分譲マンションの販売は、「第1期」「第2期」「最終期」というように分けて募集を行います。
ちなみに、なぜ分譲マンションはこのように分けて入居者を募集するかご存知でしょうか?
理由は「一気に応募者が来ても営業が対応しきれない」からです。
ただ、それだけ。
ですから「第1期に買えばお得」だとか「最終期まで待った方が安くなる」ということは、ほとんどの場合ありません。
それこそ「最終期に買ったAさんは300万円も安かったらしいわよ」なんてことになったら住民トラブル勃発です。
ごく稀に売れ残った部屋を割り引いて販売することはありますが、ほとんどの場合は「いつ買っても販売価格は一緒」となっています。
じゃあ「第1期に購入した方が好きな部屋を選べるんじゃないの?」という意見もあるかもしれませんが、それも基本的に大丈夫です。
「人気の最上階の角部屋は第1期で早いもの順で販売」というわけではありません。
というのは、第1期や第2期で販売する部屋というのは決まっています。
ですから、第2期で販売する予定の部屋(仮にそこが最上階の角部屋であれば)は、あくまで第2期で募集を掛けるので、第1期が有利とはなりません。
賃貸の場合は早い者勝ちで部屋が埋まりますが、新築分譲マンションに関しては好きな部屋を早い者勝ちで選べるわけではないのです。
すべての住民をチェックする必要はない!
でも「最終期にヤバい人が入ってきたら意味が無くない?」と思われるかもしれませんが、分譲マンションに住んでいるすべての住人は現実的に無理ですし、そこまで気にする必要はありません。
住民トラブルで「精神的に消耗するようなケース」というのは、
- 隣の住民
- 上下階の住民
- 同じ階の住民
とのトラブルです。
とくに「隣」と「上下階」が問題なので、隣と上下階に第1期で感じの良さそうな方が入居されているのであれば住民トラブルの可能性はグッと下がります。
そう考えると第1期で入居されている人が「どのような人たちか」を確認出来る、第2期や最終期の方が分譲マンションを購入する際には安心ですよね。
おわりに
いかがでしたか?
賃貸マンションと新築分譲マンションでは入居者が住んでいるのか?いないのかで差はありますが、住民トラブルが起こるマンションというのは物件にサインが出ているものです。
- マナー違反が目立つ
- 清掃が行き届いていない
という点が目に付けば注意警報です。
そして「掲示板に注意書きがある」場合は、完全にアウトですよね。
トラブルが起こっているから注意書きがあるわけなので。
ぜひマンションなど集合住宅に住む場合は、今回ご紹介したポイントをチェックしてください。
とくにマンションを購入する場合は、焦って購入しないようにしましょうね。
以上「マンションの住民トラブルを回避!住む前に確認したい5つのポイント」でした。
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