こんにちは、不動です。
賃貸で部屋の案内をしていると床材がクッションフロアの物件でも「このフローリングはフカフカしてますね」と言われる事があります。
みなさん「床=フローリング」と思われているようです。
確かに英語では「床材=flooring」ですが、賃貸物件で使用している床材はフローリングでは無いことが多いんです。
ちなみに最近の新築であれば、なおさら床材はクッションフロアの方が主流です。
賃貸では上階からの騒音に関するトラブルが多いので、今はフローリングよりも柔らかいクッションフロアを採用している物件の方が多いんですね。
とはいえ、別に床材が何か知らなくても部屋に住むのに困る事はありません。
ありませんけど、せっかくなので「フローリングとクッションフロアの違い」について覚えて行って下さいね。
フローリングとクッションフロアーの違いについて
近年の賃貸物件で使用されている床材の多くは、フローリングではなくクッションフロアーです。
一昔前でクッションフロアーといえば、洗面所などの水を使用すると場所の床材でしたが、最近では「フローリング調のクッションフロアー」があり、フローリングと比べて安価なことから、賃貸物件では床材として広く使われています。
フローリングについて詳しく
一般的にフローリングは「木目の床材」と思われているので、木目のクッションフロアーもフローリングと言えば、ある意味で正解なのかもしれません。
しかし、厳密にフローリングには、
- 合板に薄い木を張り合わせた「複合フローリング」
- 無垢材を利用した「単層フローリング」
があり、一般的に我々がフローリングと呼ぶものは薄い木を貼り合わせる複合タイプのものでしょう。
複合フローリングは、表面に貼り合わせるデザインは多く、木目だけではなく大理石調のものまであります。
また遮音性を高めたフローリングなどもあり、マンションなどでよく使われます。
ちなみに、天然木の無垢材を利用した単層フローリングは、木の質感があること、汚れても表面を削れば綺麗になることから一生モノとされますが、その分値段も高いです。
クッションフロアについて詳しく
フローリングの表面の素材は「木」ですが、クッションフロアは「塩化ビニール」です。
ビニールなので、フローリングに比べて「フカフカ」します。(つまり、やわらかい)
見た目は「木目」ですが、少し押して柔らかければクッションフロアと考えて間違いありません。
施工も大きさにカットして貼るだけなので、最近の賃貸物件では主流の床材となります。
汚れたり、破れたりしても、安価に貼り替え可能というのは、賃貸では大きなメリットです。
耐久年数はフローリングよりも落ちて10年から15年ほどです。
いざ自分の家として考えるなら「木の質感(強さ)」や「耐久年数」からフローリングを選びますが、賃貸だったらクッションフロアでもまったく気になりません。
「ズバリどっちの物件がいいの?」というと、賃貸であれば私は音が響きにくいクッションフロアを選びます。
とくに最近の大東建託などの新築だとフカフカ具合はかなりのものです。
冬場もフローリングよりも冷たくないので、ぜひ内見に行った時は素足の感触も試してみてください。
フローリングやクッションフロアの退去時の補修は変わるの?
では床材が変わると退去時の費用請求などは変わるのでしょうか?
意外と退去の時にみなさんフローリングやクッションフロアの傷やへこみついては気にされますからね。
というわけで、よくあるケースに応じて解説していきたいと思います。
フローリングに傷!補修すれば退去費用はいらないよね?
フローリングに1センチくらいの傷を付けてしまったので、補修キットで自分で補修しました。
それなりに補修したから退去費用はいらないかというと、答えは”必要”だと思います。
キズの大きさにもよりますが、1センチとなると通常の生活で付くような小傷とは考えにくいですし、故意過失と判断されるのではないでしょうか?
(通常使用で付いた小傷程度は、大家さんの負担です。)
またポイントとなる”補修”ですが、補修してあるから問題無いということはなく、傷に対しての補修費用は請求されます。
但し、張替えまで請求されるとなると行きすぎで、一部補修で1万円前後くらいで十分足りると思います。
クッションフロアーの冷蔵庫設置跡は退去費用はいるの?
冷蔵庫の設置していた場所にへこみ跡が残ってしまったけど、これはクッションフロアの張り替えは…、ズバリ”必要無し”です。
クッションフロアに冷蔵庫を設置すれば、重さでへこむのは仕方が有りません。
通常の使用の範囲と考えられ、ガイドラインでも大家さんの負担となります。
たばこで焦げ跡をつけてしまった!修繕費用はいくらくらい?
たばこの焦げ跡は入居者の負担になります。
しかし、必ずしもクッションフロアの修繕費用の全額負担ではありません。
クッションフロアはクロスなどと同様に「減価償却」されるので、仮に6年入居していれば修繕費用の10%未満で済みます。
この「経年劣化」は、退去の際にあまり気にされずに、管理会社やオーナーの言いなりで「長く済んでるし仕方ないよね」で退去費用を支払う方が多いですが、長く済んでいる方ほど物の価値は当然下がっていくので負担額も減っていきますから注意してくださいね。
ホント、びっくりするくらい当たり前のように無茶な請求する会社多いですからね。
是非、退去する前にこちらの記事を読んでください。
賃貸を退去する時の注意点!敷金トラブルを防ぐ4つのポイント!
おわりに
いかがでしたか?
今回は「フローリングとクッションフロアの違い」について解説してきました。
フローリングとクッションフロアは、素材が違いますから床材でも別物です。
同じ飲み物でも「コーラ」と「ファンタ」くらい違うわけです。
使う場面によって、それぞれメリットがあるのでやはり使い訳になると思います。
実際に分譲や家を建ててリビングにクッションフロアを貼ると、耐久年数が15年でいちいち張替となると面倒ですよね。
ですから、分譲や家を建てる際はフローリングを使うのが主流です。
ただ、実際に賃貸でクッションフロアの部屋に住んだからといって、大きな問題があるわけではありません。
クッションフロアはチープでダメということはないんですよ。
以上「フローリングとクッションフロアの違い?退去時の補修とか色々!」でした。
【 最後にPRです 】
部屋探しは「キャッシュバック」が新常識!?
賃貸で部屋探しをするなら「suumo」や「ホームズ」のポータルサイトをが物件数も豊富で便利です。
しかし、今もっとも熱いのは部屋を借りると祝い金が貰える「キャッシュバック賃貸」です!
サービスが開始された当初は少なかった物件数も「現在は十分過ぎるほど豊富」となりました。
もちろん「礼金敷金0円・ペット相談可・新築築浅・デザイナーズ物件など」の絞り込み検索も充実しており、これで祝い金が貰えるのですから利用しないなんて逆に損ですよね!
おすすめの記事 と スポンサーリンク