「引っ越し」と言うと、あなたはどんなことをイメージしますか?
新しい生活に夢膨らませてワクワクするでしょうか?
それとも、段ボールに荷物を詰めて荷造りに追われて大変そうでしょうか?
他に「念願の新居への引っ越し」というのもありそうですね。
しかし、そんな引っ越しで忘れてはいけないことがあります。
そう、それは「引っ越しの挨拶」です。
「…そんなの普通にイメージしなかったわ」と言われそうですが、やはり新しい生活を始める上でご近所づきあいは大切にしたいもの。
ご近所付き合いも昔とは変わってきているとはいえ、やっぱり無視はしたくありませんよね。
私も新居に引っ越す際に、引っ越しの挨拶は、
- いつやればいいの?
- 挨拶の品はどういうのがいいの?
- どこまで挨拶しに行けばいいの?
- 「のし」ってどう書けばいいの?
と、いろいろと気を使ったものです。
そんな私の経験も踏まえて、引っ越しの挨拶について一緒に見ていきましょう!
引っ越しの挨拶で悩む「3つのポイント」
では、引っ越しの挨拶の際に悩むポイントについて具体的に考えていきましょう。
まず、引っ越しの挨拶は
- 現在住んでいる家の近隣の方
- これから住む新しい家の近隣の方
行うのが基本となります。
そして、引っ越しの挨拶で悩むポイントは以下の3つではないでしょうか?
- いつまでに行えばいいか?
- どの家(部屋)まで行えばいいか?
- どういったモノを送ればいいか?
- 「のし」はどう書けばいいか?
それぞれ順番に見ていきましょう!
今のご近所さんへの引っ越しの挨拶は?
ここでは「現在住んでいる家のご近所の方」への引っ越しの挨拶を考えていきましょう。
新しく住む家のご近所の方への場合と違う点もありますので要チェックですよ!
1.いつ行えばいいか?
まず、今住んでいる家の近隣の方への挨拶は「引っ越し当日の1週間くらい前」までに済ませておきましょう。
直前となると突然立ち去る印象もありますし、引っ越し当日の作業への配慮から考えると事前に知っておいてもらう必要があります。
2.どの家(部屋)まで行えばいいか?
戸建の場合は、昔からよく「向こう三軒両隣」と言われます。
向こう三件両隣とは、道路を挟んだ向かいの三軒と左右の両隣のことです。
お付き合いの頻度によっては「裏の三軒」にもすることがあります。
集合住宅の場合は「両隣と、真上・真下」が基本です。
騒音などは上下階の方が影響を受けやすいので、日常的に顔を合わす機会は少ないかもしれませんが忘れないようにしましょう。
3.どういったモノを送ればいいか?
引っ越しの挨拶の品について考えていきましょう。
まず、予算的には500~1,000円くらいが一般的です。
専門のネットショップなども多くあり、日持ちのする「焼き菓子」や「洗剤・タオル」などの日用品が人気です。
4.「のし」はどう書けばいいか?
表書きは「御礼」もしくは「粗品」で構いません。
また今後も付き合いが続くような場合は「御挨拶」を使うことがあります。
特にお世話になった方への場合は、感謝の意を込めて挨拶と移転先を記したちょっとしたメッセージを添えるのもいいでしょう。
新居のご近所さんへの引っ越しの挨拶は?
最近では引っ越しの挨拶をしないという方も増えていますが、私は新居に引っ越した時にご近所の方に挨拶を行いました。
その際に地域のことなど教えていただけたりしたので、挨拶しておいて良かったなと思っています。
新居のご近所の方への挨拶はこれから顔を合わせる機会も出てくるでしょうから、しっかり行っておきたいですね。
1.いつ行えばいいか?
新築の場合は、建築時に何度となく現地に行くことになるので「完成直前に一言お声掛けしておく」のが良いでしょう。
既に完成している物件や集合住宅の場合は「入居後」であっても構いません。
また、新居の挨拶へ伺って留守の場合もあります。
そういう時は、夕方以降に改めてお伺いするのも良いでしょう。
ただ20時を過ぎるようであれば、土日の休日に改めた方が失礼にはあたらないと思います。
また引っ越ししてから日にちが空いた場合は、「遅くなりましたが」という一言を添えることで印象はグッと変わってきますよ。
2.どの家(部屋)まで行えばいいか?
こちらは旧居の挨拶と同様で、
- 戸建…「向こう三軒・両隣」「裏の三軒」
- 集合住宅…「両隣と、真上・真下」
で、良いでしょう。
3.どういったモノを送ればいいか?
こちらも旧居と同様に、500~1,000円くらいの日持ちのする「焼き菓子」や「洗剤・タオル」などで良いでしょう。
ちなみに私が新居に引っ越した際は「焼き菓子」をお送りしました。
4.「のし」はどう書けばいいか?
これからお付き合いが始める新たな出会いですので、表書きは「御挨拶」となります。
直接手渡しが基本ですが、留守なのでタイミングが合わずあまりに日数が経つようでしたら、紙袋に入れメッセージを添えてドアノブに吊るすのがいいでしょう。
普段会わない人への引っ越しの挨拶は?
引っ越しの挨拶は、近隣への挨拶と同時に、普段会わない人にも葉書などで住所変更のお知らせをしましょう。
贈答品は必要ないですが、場合によっては新築祝いを頂くことがあるかもしれません。
その際は忘れずにお祝い返しをしましょう。
そもそも引っ越しの挨拶は必要だろうか?
なかには「今の時代に引っ越しの挨拶なんてするかな?」という意見もありそうです。
確かに、厚生労働省がまとめたデータによると近年になるにつれ、また都市部になるほど近所付き合いは希薄なものとなっています。
参照元:http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/06/dl/1-1b.pdf <厚生労働省>
特にマンションやアパートなどの集合住宅では日常的な付き合いもなく、両隣にどんな人が住んでいるのか分からないなんてケースも珍しくありません。
これが単身であればなおさらです。
しかし、私がファミリータイプの賃貸マンションに住んでいた時にはご近所の方に助けて頂いたこともあります。
小さい子供がいる家は引っ越しの挨拶(ご近所付き合い)は大切にして!
私が賃貸マンションに住んでいる時、嫁と子供2人の4人で暮らしていました。
当時、上の子供が小学1年生だったのですが「嫁が出かけている間に子供が家に帰ってきた」ことがありました。
その数日前に「マンションのポストを探っている不審者」が出ていたので、そのことを嫁に聞いた時は「子供は部屋の鍵を持っていないので長い時間外で待って危ないな」と思いました。
でも嫁から詳しく話を聞くと、ウチの子供はマンションの隣の部屋の方に「家に入れません!」と言って、待たせて貰っていたそうです。
その話を聞いて「ウチの子たくましいな」と思ったのと、きちんと引っ越しの挨拶はもちろん、普段の挨拶も行っていて良かったなと思いました。
小さい子供がいらっしゃる家は、ご近所同士のお付き合いは「防犯」にもなりますので、挨拶も大切にしていきたいですね。
面倒だけど、やはり挨拶は大切!
子供の話は半分「ウチのたくましいでしょ?」という話だったわけですが、真面目な話「年々ご近所づきあいは希薄になっているとデータにはあります。
しかし、データがどうであれ「引っ越しの挨拶はやっておくべき」だと思います。
引っ越しに絡む一連の作業の中でも、近隣への挨拶は分かりにくく面倒なものですが、やはり何かトラブルに遭遇したとき、留守中を含めた普段の防犯、騒音などの迷惑、今後の暮らしやすさを考えると、最初の挨拶くらいはしておいた方が無難です。
そして、今は「震災や自然災害時のコミュニティの重要性」として、ご近所とのお付き合いは見直されているという事実もあります。
そう考えると、やはり引っ越しの挨拶はしておきたいですね。
おわりに
いかがでしたか?
最近では引っ越しの挨拶はあまりされなくなってきましたが、それでも私は行った方が良いと思います。
普段ご近所付き合いがなくても構わないという意見もあるのはわかりますが、災害など緊急時は助け合いが大切です。
そういった時にご近所の方と顔見知りだと安心ですよね。
そして、ご近所付き合いをするのに、はじめの挨拶である「引っ越しの挨拶」をしていないと少し気まずい。
ですから、引っ越しの際には是非挨拶を!
以上「引っ越しの挨拶はいつ行えばいい?気になることを全網羅しました!」でした。
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