住まい

頭金なしの住宅ローンは後悔する?本当に大切なポイントはコレだ!

人生で一番大きな買い物である家。

そして家を買うための住宅ローンというのは様々な人が注目するため議論される内容も色々です。

その中でも「頭金なしで家を買うと後悔するのか?」というのは定番の議論の1つです。

これについては「頭金なしで住宅ローンを組むのは無謀だ!」という人の意見が圧倒的多数を占めています。

しかし、本当に頭金なしで家を購入すると後悔が待っているのでしょうか?

じつは私は「頭金なし」でも家は買ってもいいんじゃないのと思っています。

この定番の議論について、私の会社でも話し合いを設けてみました。

その結果、やはり意見は2つに割れましたが、今回はそんな私たちの議論も踏まえて「住宅ローンを頭金なしで組むと後悔するのか?」お伝えしていきます。

 

 

一般的に頭金はどれぐらい用意したら後悔しないと言われているのか?

まずはじめに一般論として頭金はどれくらい用意すべきと言われているのかお伝えします。

頭金の額として「物件価格の3割程度を目安にするとよい」と書かれることが多いです。

住宅を購入する際には、おおよそ物件代金の1割が諸費用として必要で、諸費用も合わせて頭金3割から4割程度をあらかじめ用意しておくことが望ましいと言われています。

ただしアンケートや統計などを見ると「1000万円以上の頭金」や「住宅価格の半分は支払った」という人もいますし、逆に「引っ越しなどの資金が必要なので頭金ゼロで借りた」という人もいるとされています。

専門家の意見もバラバラで「頭金は物件価格の25%は必要」という意見があれば、「そんなに要らない!」「それじゃ足りない!」と反論が出てくるような状況です。

つまり「頭金なしは危険だと言う反面、これだけの頭金が必要だ」という具体的なラインが示されていないというのが現実なのです。

 

そもそも「頭金なし」ということは出来るのか?

頭金なしで住宅ローンを組むのは出来ます。

以前は頭金0円ということはなかなか考えられませんでしたが、現在はネット銀行の台頭によってメガバンクなども融資姿勢を柔軟にしており、経済状況に問題などが無いと判断できれば頭金なしでも借りることはできると言われています。

また、最初に必要な諸費用もセットで借りられるローンもあります。

ですから、頭金なしで住宅ローンを組めるのかと言えば組むことは出来ます。(これが出来ないのだったら今までの話はなんだったのかということになりますが)

 

ただ、当然頭金が多ければ多いほど借り入れ額が減るので、その分融資の審査に通る可能性が高くなりますし支払う利息も減ります。

一般論として頭金が多ければ多いほど支払う利息減らせますし、月々の返済額を調整しやすくなるので、現在の経済状況として許せる範囲で頭金は多い方が良いのではないかという説をとる人が多いです。

この点についても異論があり1年や2年程度支払いが長引いたとしても利息の影響はそこまで大きくなく、頭金を最初に用意できなくても後から追加返済をすれば、そこまで気にする必要はないという人もいます。

 

 

頭金は用意すべき?それとも無しでも大丈夫?

私の会社で「頭金なしで家を買うのはどう思うか?」という話し合いを設けた際に、「頭金なし派」と「頭金あり派」で意見が割れ危うく取っ組み合いのケンカに発展するところまで行きました。

…ええ。ケンカの話は嘘です。

しかし、話し合いがあったのは本当でして、頭金あり派の意見は以下の内容でした。

(ちなみに私は「頭金なし派」です。)

 

頭金あり派の意見

現在の経済状況などを踏まえ、やはりある程度は頭金の用意をすることをお勧めします。

理由として、まず現在の経済状況の不透明さが挙げられます。

バブル時代のように、勤めていれば自動的に給与が上がり定年まで勤めあげられるという時代は既に終わり、リストラや会社の倒産などのリスクも当たり前になっているからです。

そのため「将来的にお金を用意したら良い」と考えるのはリスクが高い。

また頭金を用意しなくても家の維持費や毎年税金などを支払う必要があるので、ある程度は初めに資金を用意しておきたいところです。

 

ですから「頭金を用意する」というより「頭金が用意できる程度の経済的余裕が出てきた」のであれば住宅ローンを組んで家を建てる。

逆に用意できないような経済状況であれば、家を建てる計画をある程度見直すほか、必要な資金を減らす工夫が必要となると言えるでしょう。

あくまでも個人的な意見となりますが、出来る限り頭金はできる限り用意した方が良いかと思います。

 


 

というのが「頭金あり派」の意見でした。

つまり「頭金を用意するくらいの貯蓄や計画を持ちなさいよ!」ということのようにも聞こえますね。

たしかに正論だと思います。

しかし、それを踏まえて「頭金なし派」の私の意見も聞いて下さい。

 

頭金なし派の意見

住宅ローンで最も気にしなければいけないことは「毎月支払えるかどうか?」です。

これが最大のポイントです。

頭金を用意することで毎月の支払金額を下げるのは方法の1つですが、だからといって「頭金を貯めないと家は買うべきではない」というのはポイントがずれています。

言ってしまえば、毎月の支払が可能なのであれば「頭金の有無は関係ない」のではないでしょうか?

1000万円の中古マンションを購入するのに頭金を用意するのと、5000万円の一戸建てを購入するのに頭金を用意するのは月々の住宅ローンの支払金額に大きな違いが出ます。

ですから、抑えるべきポイントは「毎月の支払い」であって、頭金では無いというのが1つの意見です。

 

また、現在賃貸に住んでいるファミリーの方が「家の頭金を貯めよう」というのは現実的に大変なことだと思います。

仮に3000万円の物件を購入するのに頭金を2割用意しようとするなら、600万円の貯蓄が必要となります。

この頭金を貯めるために何年かかり、その時に何歳になっているのか?

40代で35年の住宅ローン組めば、完済年齢は75歳です。

であれば、頭金なしの住宅ローンを組んだ時に「毎月の支払いが可能」だったら思い切って物件購入に踏み切っても良いと思います。

賃貸の家賃の支払いも住宅ローンに回せますし、固定資産税などの購入後のコストも考えて前向きに検討するのは私はありだと考えます。

 


 

「頭金なし派」の私の意見としては、そもそも「頭金を用意するかどうか?」という論点がズレているんじゃないのかという点です。

結局、住宅ローンは「払えるか?払えないか?」がポイントです。

いろいろ難しく考える必要はありませんが、毎月(毎年)支払う税金も含めてシミュレーションはしっかり行ってくださいね。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

このブログは私(不動さん)が書いているので、まとめとしては「頭金なし派」の意見で締めくくりたいと思いますが、問題はあくまで「毎月の支払い」です。

住宅ローンを頭金なしで組んで後悔している方は、頭金を用意しなかったからではなく「毎月の支払いが出来るかどうか?」をよく考えなかったのが原因だったのではないでしょうか?

また「金利が上昇するかも?」「リストラがあるかも?」という、もしかしたら起こるかもしれないリスクを気にしていたら家を買うことは出来ません。

それだったら「収入経路を絶たない」ように頑張ることが、本当の意味での危機管理です。

家を買うのは大きな買い物ですから慎重になるのは大切ですが、ただ色々な情報に振り回されず抑えるべきポイント(毎月の支払い)をしっかり考えてくださいね。

また、住宅ローンを契約したら「住宅ローン控除」を行ってください。

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