動物園でもおなじみのワニは、大きな口といかつい体つきから子供たちに人気の動物です。
水辺の王者とも言える貫禄は子供のハートも鷲づかみにするのでしょうね。
大人にとってはワニ革の財布やバッグなど高級革製品の方が魅力的なのですが。
ひと口にワニと言ってもアリゲーターやクロコダイルなどいくつかの種類があります。
今回はその違いと見分け方について解説します。
そもそもワニとは
ワニは爬虫類の中では一番大きく、大型のものでは全長7メートル越え、体重1トンというのも存在するそうです。
もはや恐竜です。
大きなうろこで覆われた堅牢な体は水中生活に適した流線形で、その外観は恐竜が活躍した中生代よりほとんど変えていないと言います。
肉食で時には人を襲うこともあります。
参考までに混浴の温泉などで女性が入ってくるのを長時間待ち続け、獲物が入ってくると群がりだす輩連中もワニと言うそうです。
こちらは場合により迷惑防止条例違反となりますのでご注意を。
アリゲーターとクロコダイル、そしてカビアルの特徴
ワニは、アリゲーター科とクロコダイル科、そしてあまりなじみはありませんがカビアル科というものに分かれます。
アリゲーターは主に南北アメリカ大陸と中国の長江下流域に生息します。
アメリカアリゲーター(ミシシッピアリゲーター)、クロカイマンが有名です。
比較的温和な性格で、クロコダイルに比べると大き目の鱗と丸みを帯びた体つきが特徴です。
クロコダイルはアリゲーターに比べ広範囲に生息しています。
イリエワニやナイルワニが有名で、特にイリエワニは地球上でもっとも獰猛と言われるほど、攻撃性の高い動物です。
人食いワニと呼ばれることもあります。
腹を地面にこすらずに歩き、鱗板には熱感知器官があるので温度変化にも強いとされています。
カビアル科はインドカビアルしかなく、水中で魚が捕りやすいよう細長い顎が特徴です。
アリゲーターとクロコダイルの見分け方と勝負の行方
では次にアリゲーターとクロコダイルの見分け方のポイントについてまとめます。
顎の形状
- アリゲーター・・・幅のあるU字型で閉じた状態で下歯が出ていない
- クロコダイル・・・先端が尖ったV字型で閉じた状態では下顎が出て歯が牙のようにはみ出している。
腹鱗の形状
- アリゲーター・・・大きく立体的
- クロコダイル・・・小さく規則的に並ぶ
そもそもの生息地が違うので、実際にアリゲーターとクロコダイルが直接対決することはないとは思いますが、実際にはどちらが強いのでしょうか?
想像でしかありませんが、やはり絶対的な体の大きさ、鋭い牙をもった強靭な顎、そして獰猛な性格からクロコダイルではないでしょうか?
それに革製品になったときも、鱗模様の美しさからクロコダイルの方が高級とされています。
ご存知の方は多いと思いますが、ワニは食用としても使われる場合があります。
オーストラリア、キューバ、アメリカのフロリダなどでは有名で、日本でも食べさせてくれる店はあるようです。
アリゲーター・クロコダイルともに食されているようですが、通販などで検索してみるクロコダイルを銘打っているものが多いです。こちらもやはりクロコダイルの勝ちと言えます
ちなみに日本でワニ料理というとサメ(フカ)の肉ですのでご注意を!
いろんな意味でクロコダイルの方が強そうですね。
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最後に
以上、「アリゲーターとクロコダイルの違いは?色んな意味でどっちが強い?」はいかがでしたか?
今回この記事を書くにあたり、アリゲーターやクロコダイルの画像をたくさん見たのですが、ワニもなかなかカッコいいなと再確認した一日でした。
動物園では名板を見る前にアリゲーターとクロコダイルの違いを言えたら、きっとカッコいいですよ!
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