煮物や炊物はもちろんスープやスイーツにも、ホクホクとした歯ごたえと上品な甘みが魅力のカボチャ。
最近ではハロウィンなどキャラクターとしても人気ですが、今回は食べておいしいカボチャの選び方です。
一般的に野菜は採れたてなほどおいしく栄養価も高いのですが、カボチャの場合は新鮮なものより時間を置いたもの方がおいしいって知ってました?
収穫直後はまだ固くて甘みも出ていないんだそうです。
ということで、スーパーで並んでいる中からちょうどよく「熟成した食べ頃のカボチャを選ぶ見分け方のポイント」について紹介します。
収穫後1か月が甘さのピーク
カボチャは夏にもっとも収穫される野菜です。
そしてその後ゆっくりと熟成し1か月後に甘さのピークを迎えます。
よって夏に収穫され、秋~冬にかけて店頭に並ぶカボチャが年間を通じて一番おいしいとされます。
最近では海外からの輸入品のおかげで季節に関係なくいつでも店頭には並んでいますが、やはり国産で旬にこだわるなら9~11月頃がベストだと言えます。
ちなみに国内では圧倒的に北海道産のものが多いです。
では店頭で多く並んだ中からおいしいカボチャを見極めるポイントについて紹介します。
甘さたっぷりのおいしいカボチャ見分け方
おいしいカボチャを選ぶ際に重要なのは「健康に育っていること」と「よく熟成していること」です。
ではどこでそれらを判別したらよいのかを見てみましょう。
緑色が濃く縦スジが入っている
充分に日光を吸収して健やかに育ったカボチャは濃い緑色をしていて縦スジが入っています。
ときどき部分的にオレンジ色のものがありますが、この部分は地面と接していて日に当たっていない箇所です。
逆に無いものは農家さんが定期的に天地替えをして全面に日があたるようにしているのです。
しかしオレンジの部分は品質には問題なく、むしろ中の色に比例し判別に役立ちますのでオレンジ色が濃いものを選びましょう。
形が均等に育っている
栄養が隅々まで行き届いているカボチャは左右均等な綺麗な形をしています。
いびつな育ち方をしていないか要チェックです。
皮が固くツヤがあり重量感のあるもの
カボチャは固い皮で中身を保護し熟成を進めますので、ヘタのまわりが萎んでいるものは避けましょう。
そしてしっかりと固い皮で覆われ、中身の詰まった重量感のあるものを選びましょう
軸(ヘタ)がコルク状に乾燥している
この部分が乾燥していれば中身の水分がほどよく抜け、熟成が進んでいる証拠です。
もう食べごろというサインですね。
カットしたカボチャの場合は、この2つがポイントです。
- ワタがきれいで詰まっていること
- 種がしっかり膨らんでいること
ハズレなカボチャに当たったら
それでもなんとなく水っぽいカボチャに当たってしまうこともあるかもしれません。
水っぽいのはまだ水分が抜け切れていなくて熟成が進んでいないということです。
そんなときはカットしたものを水で浸して弱火で10分ほど似たあと、水を捨てさらに弱火で10分ほど水分を飛ばすと、ホクホクのカボチャになります。
それが面倒であれば、スープなどに使ってもいいですね。
余ったカボチャの保存方法
カボチャは固い皮に覆われているため、常温でも風通しのいいところに置いておけば数か月は日持ちします。
ただし一度切って空気に触れてしまうと数日で腐り始めるので、食べきれなかった残りの保存の場合、数日であればワタを取ってラップで密閉すれば大丈夫です。
さらに長期保存したい場合は、カットしたものを冷凍保存しましょう。
調理の際は解答すると水気が出てしまうので、凍ったまま使えばOKです。
おわりに
子供から大人までに人気のカボチャはおいしいだけでなく、カロテンやビタミン類を多く含む栄養満点な緑黄色野菜です。
そしてカボチャの種にもビタミン類やミネラルの他に、話題の不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸が含まれコレステロールが気になる方などの生活習慣病にも効果があると言われます。
乾かして中身を取り出せば、ちょっとしたおつまみにもなりますので是非お試しを!
以上、「おいしいカボチャの見分け方! ほどよい熟成が見極め時!」でした。
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