「木や土の部分を塗りたいのに茶色の絵の具が無くなった!」
こうなると困ると思いますが、じつは茶色も別の色を混ぜることで作ることが出来るのはご存じでしょうか?
また、茶色といっても木と土は違う茶色ですし、それを絵の具のセットに入っている茶色で同じように塗るのも微妙ですよね。
色を混ぜて作れば「ちょっと違うな」とあれこれ現物に近づけようとしますから絵の上達にも繋がります。
そこで今回は「茶色の作り方」について解説していきます。
絵の具で茶色を作る方法について
じつは茶色が作れる色のパターンは結構あります。
ただ、その中で最も簡単なのが「オレンジ」と「黒」です。
オレンジと黒から茶色を作ろう!
上の絵の具は「オレンジ」と「黒」で、下側には「黄色・赤・黒」の3色を出しています。
ちなみに黄色と赤を混ぜるとオレンジになるので、オレンジが無い時のために作ってみました。
茶色に限らず黒を混ぜるときは「ほんの少し」で大丈夫です。
オレンジに少量の黒を混ぜてみましたが、それでも少し黒が多かったのか「こげ茶色」のように濃くなりました。
黄色と赤の方は作ったオレンジが少なすぎましたが、こちらは黒を混ぜる量を減らしたので「淡い茶色」になりました。
「赤」と「青」と「黄色」でも茶色は作れる!
先ほどのオレンジと黒からなら茶色が出来ることは想像出来なくもありません。
でも「赤・青・黄」から茶色が作れるのは少し驚きませんか?
「赤・青・黄」から茶色の作り方は、まずは赤と青で「紫」を作ります。
作った紫に黄色を合わせて行くと茶色が出来ます。
さらに「オレンジと青」「緑と赤」でも茶色は出来る!
その他にも茶色は
- オレンジと青
- 緑と赤
から作ることが出来ます。
光の反射で緑と赤が見えにくいですが、こちらも混ぜると茶色になりました。
濃淡の違う茶色を作ってみよう!
木や土の茶色は一緒ということはありません。
絵の具に入っている茶色をそのまま塗るだけでは、やはり上手い絵には見えないでしょう。
そこで茶色にもう一色を加えてみました。
茶色と白を混ぜると「肌色」になる!
茶色と白を混ぜると「肌色」になりました。
ちなみに混ぜた白は結構多めです。
白が少ないと「チョコレート」のような色になりますね。
さらに黄色を加えてみた
ちなみにもう少し黄色味を出してみようと「黄色」を足してみました。
黄色が少量でしたが、少しオレンジのような色味が出て来ました。
茶色と緑を混ぜると「オリーブ」になる!?
茶色と緑を混ぜると、どんな色になるのか想像出来ますか?
茶色の方が多いと土色ですが、緑が多くなるにつれて「オリーブ」のように変わっていきました。
茶色と緑の組み合わせは、風景画を描く時に重宝しそうです。
茶色と青を混ぜると「こげ茶色」になる!?
まったく想像が出来ませんが、試しに茶色と青を混ぜてみました。
茶色に青を足すことで濃い茶色(こげ茶色)のように変化したのと、やや紫がかって見えます。
「紫か~」と思って、茶色と赤も混ぜてみようと追加してみました。
茶色と赤を混ぜると「赤茶色」
茶色と赤を混ぜたら「赤茶色」になるうだろうなと思いつつ混ぜてみました。
想像以上に赤味が残ってしまいましたが、やはり赤茶色になりました。
茶色は色鉛筆でも作ることが出来る!?
茶色は色鉛筆でも作ることが出来ます。
使う色は「赤・青・黄色」を重ねて塗ります。
- 黄色を先に塗る
- 赤色を塗って「オレンジ」にする
- 青色を重ね塗りする
ことで、色鉛筆でも茶色に変化したようにみえます。
色鉛筆は色が混ざるわけではなく、隙間にそれぞれの色が入って変色したようにみえるので「塗りつぶさないように」軽く塗っていきましょう。
木や土は明るい部分と暗い部分の「中間色」から塗りましょう!
木や土は「色を塗るのが難しい」と思います。
茶色といっても濃淡があり、どのように塗れば良いのか迷うのです。
そこで木や土など「様々な茶色がある」場合の塗るは、濃い茶色と淡い茶色の中間色から塗ることです。
もちろん一気に塗る潰すような塗り方では無く、中間色の場所から塗っていく。
そうすることで茶色の基準が出来るので、それに合わせて緑や青、黄色に白などを加えて濃淡の茶色を作っていきましょう。
おわりに
今回は「茶色の作り方」をお伝えしました。
茶色は色々なパターンから作ることが出来ます。
- オレンジ+黒
- 黄色+赤+黒
- 赤+青+黄色
- オレンジ+青
- 緑+赤
風景画を描くなら緑と茶色はマストカラーなので、色々な茶色を自分で作って現物に近づけていきたいですね。
また、緑色の作り方はこちらの記事で解説していますので、宜しければ合わせてご覧下さい。
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緑色の作り方!絵の具で色んな緑を作って詳しく解説するよ!
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以上「茶色の作り方!絵の具で色んな茶色を作って詳しく解説するよ!」でした。
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