私は子供の頃は美術が好きで風景画を描いて賞を貰ったことがあります。
その時に褒められたのは「山や森の緑の違いをよく見て描いている」というものでした。
実際に植物をよく見れば、絵の具の緑色と一緒ということはありません。
濃い緑に明るい緑と「さまざまな緑色がある」ので、やはり濃淡をつけた方が上手な風景画になります。
では、そもそも緑色はどの色を混ぜれば出来るのかご存じでしょうか?
そこで今回は「緑色の作り方」について解説していきましょう!
絵の具で緑色を作る方法について
緑色の作り方はズバリ「青」と「黄色」を混ぜれば「緑色」が作れます。
青色+黄色=緑色
基本の比率は黄色と青色が1:1と言われていますが、試しに絵の具を混ぜてみました。
実際に絵の具で緑色を作ってみましょう!
というわけで、目分量にはなりますが青と黄色の比率を「1:1」と「1:2」にしてみました。
それを混ぜ合わせてみましょう。
青と黄色が1:1にした方は、思いのほか「青っぽい緑」になり、黄色の比率を多くした方は「明るめの緑」になりました。
青っぽい緑になったのは、1:1の比率にしたつもりが青が少し多かったようです。
混ぜたところの端の方は綺麗な緑色ですからね。
濃淡の違う緑色を作ってみよう!
山や森の風景を描く時は「濃淡様々な緑色」を使うことになると思います。
せっかくなので緑色に別の色を加えると、どんな緑色になるのかも見ていきましょう。
緑色に「赤」を足してみる
せっかくなので緑色に「赤」と「オレンジ」を足してみました。
まず緑色に赤を足すと、思ったよりも「黒っぽい緑」になりました。
風景画で使うなら陰の部分に良いかもしれませんね。
また、緑色にオレンジを足すと「カーキ色」のようになりました。
これも風景を描く時に使えそうな色です。
緑色に「白」を足してみる
ここでは緑色に白を足してみます。
私の想像では「黄緑色」が出来ると思っていたのですが、思いのほか「アクアマリン」のような明るい綺麗な緑になりました。
明るい緑になったので、さらに黄色を足してみましょう。
黄色を入れることで「黄緑色」に近づきました。
緑色に「黒」を足してみる
こちらは緑色に「黒」と、せっかくなので「黄土色」を足してみました。
黒は少しだけ足しましたが「深い緑色」で、私は結構好きな感じです。
緑色に黄土色はなんとも微妙な「カーキと小麦色を足して2で割ったような色」になりました。
もう少し割合を工夫すれば綺麗になるのでしょうか。
緑色は色鉛筆でも作ることが出来る!?
ちなみに、緑色は色鉛筆でも作ることが出来ます。
緑色の塗り方は、
- 黄色を先に塗る
- 青色を重ね塗りする
ことで、色鉛筆でも緑色に変化たようにみえます。
黄色は先に塗りますが「しっかり塗らない」ことがコツです。
黄色の隙間に青が入っていくことで緑のように見えていくからです。
植物の緑は思ったよりも明るくない!?
ちなみに植物を描く時のがどうも上手く行かないとお困りの人はいないでしょうか?
この原因は現物の植物と絵の具の緑が合っていないからです。
よく見比べると「植物の緑は絵の具の緑よりも暗い」ので、そのまま絵の具の緑を使うと鮮やかさ過ぎます。
そのため、植物の絵を上手く描くコツとして、
- 緑色を青と黄色を混ぜて作る
- 緑色に少量の黒や赤を混ぜて暗くする
というものがあります。
もちろん箇所によっては青やオレンジを混ぜた方が良いケースもあると思いますが、それだけ自然界の緑は複雑です。
おわりに
今回は「緑色の作り方」についてお伝えしていきました。
基本的に緑色は「青と黄色を1:1の割合で混ぜる」ことで作ることが出来ます。
あとは、黄緑色のようにしたければ黄色を少し多くしたり、深い緑にしたい際は黒色を少しだけ足すことでアレンジが出来ます。
また、実際に絵の具を混ぜてみた感想ですが「とにかく少量ずつ混ぜる」のが鉄則ですね。
植物の風景画を描くなら色々な緑があった方が良いですから、チャレンジあるのみですよ!
さいごに緑と一緒に風景画でよく使う「茶色の作り方」はご存じでしょうか?
宜しければ合わせてこちらの記事もご覧下さい。
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以上「緑色の作り方!絵の具で色んな緑を作って詳しく解説するよ!」でした。
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