先日、店頭で部屋のご紹介をしていると「家を建て替えるので仮住まいを探している」という若い夫婦がみえました。
家を建て替えたり大型のリフォームを行う際は、一時的に仮住まいが必要となります。
おおよその期間としては3か月~半年くらいでしょうか?
仮住まいが必要と考えると「パッと思い付くのは賃貸」かもしれません。
ですが建て替する家に、広い駐車場や庭のある方だと「敷地にプレハブ(ユニットハウス)を建てて仮住まいにする」という選択肢もあります。
それぞれメリットデメリットはあるのですが、はたして「仮住まいには賃貸とプレハブ(ユニットハウス)のどちらが良い」のでしょうか?
私なんかだと「どっちが費用は安く済むのか?」というお金のこと気になるので、まずは費用面から比較してみましょう!
建て替えの仮住まいの費用!安く済むのはどっち?
とはいえ、仮住まいを賃貸とプレハブ(ユニットハウス)で借りると一体いくらくらい費用が必要なのでしょうか?
まずはプレハブ(ユニットハウス)から見ていきましょう。
仮住まいをプレハブ(ユニットハウス)にした場合の費用
まずプレハブ(ユニットハウス)を仮住まいとしてレンタルする場合、基本的に費用として必要なのは
- プレハブ(ユニットハウス)のレンタル料金
- 運送費(設置・撤去費用)
こちらは最低限必要です。
そしてプレハブ(ユニットハウス)をレンタルする費用ですが、ざっくり工事現場にある仮事務所で大体「坪当たり1万円」と考えておくとイメージしやすいかと思います。
また「エアコン・トイレ・お風呂など」の設備が必要だと更にコストアップします。
初めからトイレやお風呂などが設置されているタイプですと「坪当たり3万円」は覚悟したいところ。
つまり、運送費や設置・撤去代なども含めて10坪のプレハブ(ユニットハウス)を仮住まいで6か月レンタルすると総額180万円くらいになる計算です。
仮住まいを賃貸にした場合の費用
仮住まいとしてアパートなどを賃貸で借りる場合は、
- 初期費用(敷金・礼金・仲介手数料など)
- 家賃(共益費など含む)
- 引っ越し代
が費用として発生します。
仮住まいとして理想なのは「一戸建て」ですが、タイミングよく空いているかは運次第です。
そのため「アパートを二部屋契約する」ことも賃貸で仮住まいを探す場合はよくあります。
費用はアパートを二部屋契約する方が高くなるので、そちらで計算してみましょう。
- 初期費用…36万円
- 家賃…6万円×2部屋=12万円×6か月
- 引っ越し代…10万円
仮に初期費用を3か月分と考えて18万円×2か月で計算しても、家賃や引っ越し代と合わせて118万円。
これもざっくりですが、高めで計算しても仮住まいの費用に関しては賃貸の方が安く済みます。
賃貸かプレハブ(ユニットハウス)のどちらかで仮住まいを借りる場合、費用的には圧倒的に賃貸の方が安く済みます。
またリフォームであればお風呂やトイレはリフォーム中の家で使用できるケースもありますが、建て替えとなるとライフラインの引き込みにも費用が掛かります。
その点を考えても仮住まいは「賃貸の方が便利」そうです。
では仮住まいを賃貸にするデメリットや注意点はないのでしょうか?
仮住まいを賃貸で探す際の注意点!
まず賃貸で仮住まいを探すといっても「簡単には見つからない」ことが多いです。
建て替えに仮住まいが必要な期間は半年程度だと思いますが、賃貸物件のオーナー(大家さん)としては「出来るだけ長く住んで欲しい」ので仮住まいなどの短期契約がOKという物件はあまり多くありません。
また、実際に私が賃貸営業で仮住まいを探している方の希望条件を聞いていると以下のようなものが多いです。
- 今持っている荷物を保管したい
- ペットと一緒に住みたい
- 現在住んでいる地域から離れたくない
上記の条件を満たす物件となると「ペット可の戸建物件」になるわけですが、戸建の賃貸も数が少ないです。
そのため、先述しました「アパートを二部屋借りる」なんてことも賃貸で仮住まいを探すと多くなります。
「駐車場は2台置きたいんだよね~」みたいなことを言ってのんびり探していると、仮住まいが見つからないなんて話はザラにありますから注意して下さい。
短期間の仮住まいOKの物件も少なからずありますが、あったら即決するくらいの心構えが良いかなと思います。
仮住まいを賃貸にするメリットには、
- 費用が安い
- ライフラインがしっかりしている
ということがありますが、とにかく物件探しは時間が掛かると思います。
仮住まいで部屋探しに来店される方は「あっちこっちの不動産屋を探してるけど物件が無くて困っている」ということが本当に多いです。
ですから費用は高くても「仮住まいをプレハブ(ユニットハウス)にする」という方もみえます。
でも、だからといってプレハブ(ユニットハウス)もデメリットばかりではないんです。
仮住まいをプレハブ(ユニットハウス)にする!もちろんメリットもあります
仮住まいをプレハブ(ユニットハウス)にすると費用は高くつきますがメリットもあります。
例えば、以下のようなケース。
- 設置は1日2日で完了する
- 荷物の移動が簡単
- ペットもそのまま飼える
- 高齢者に優しい
まずユニットハウスは工場で組み立てて、それぞれのユニットをボルトで固定していくので設置はとても早いです。(プレハブは現場で組み立てるので、もっと時間は掛かる)
そのため賃貸で部屋探しをする労力がありません。
それに敷地内に設置することから荷物の移動も楽ですし、ペットがいてもそのまま飼えます。
また、賃貸だと階段が高齢者の方だと大変かもしれませんが、そういった心配もプレハブ(ユニットハウス)であればありません。
但し、プレハブ(ユニットハウス)の設置には
- 敷地内にプレハブ(ユニットハウス)を置くスペースがあること
- 4tユニットトラックが入ること
が条件なので、その点は注意して下さい。
また、一般的な住宅のように断熱材があるわけではないので「冬は寒い」のも気を付けたいですね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「建て替えの仮住まいは賃貸とプレハブ(ユニットハウス)のどっちが良いのか?」お伝えしてきました。
最終的な結論を言えば「賃貸の方が費用も安いし生活もしやすい」でしょう。
ただ注意したいのは「仮住まいは簡単に見つからない」ということで、むしろ簡単に条件に合う賃貸が見つかったのならラッキーです。
他の方が契約する前にササッと決めてしまいましょう。
ちなみに仮住まいを探す方によく聞かれる質問として、仮住まいで賃貸に引っ越している期間は「住民票って移動しないといけないの?」というものがあります。
短期間で有れば住民票の移動などは必要ないので、建て替える家(今まで住んでいた家)のままでOKです。
以上「建て替えの仮住まい!賃貸とプレハブどっちを借りた方が得なの?」でした。
【 最後にPRです 】
部屋探しは「キャッシュバック」が新常識!?
賃貸で部屋探しをするなら「suumo」や「ホームズ」のポータルサイトをが物件数も豊富で便利です。
しかし、今もっとも熱いのは部屋を借りると祝い金が貰える「キャッシュバック賃貸」です!
サービスが開始された当初は少なかった物件数も「現在は十分過ぎるほど豊富」となりました。
もちろん「礼金敷金0円・ペット相談可・新築築浅・デザイナーズ物件など」の絞り込み検索も充実しており、これで祝い金が貰えるのですから利用しないなんて逆に損ですよね!
おすすめの記事 と スポンサーリンク