こんにちは!おやつです。
先日、お客様から「リノベーションとリフォームの違いは何ですか?」という質問をされました。
なんとなくリノベーションって言葉を使っていますが「じゃあ説明してみて」と言われると言葉に詰まることってありますよね。
いや、もちろん私はビシッとお客様に違いを答えましたよ(汗)
でも、念のため「しっかり調べてみた」ので記事にしておこうかなと思います。
さすがにお客様に間違った知識を与えてはいけませんからね。
というわけで、今回は「リノベーションとリフォームの違い」について詳しく解説していきます!
リノベーションとリフォームの違いは?
リノベーションとリフォームの違いは、
- リノベーション…大規模な工事。新築時よりも付加価値を加える
- リフォーム………小規模な工事。新築時の状態に戻す
と言えます。
例えば、今まで脱衣場が無かったので新しく作ったとします。
新しく脱衣場が出来るので付加価値が付いたわけですが、規模としては小規模な工事ですからリフォームになります。
では(よくあるケースですが)今まで3DKの部屋だったのを「壁を壊して2LDKにした」場合は、リビングという付加価値が加わった上に間取りが変わる大規模な工事なので、これはリノベーションとなります。
つまり、リノベーションは「大規模な工事」で「新築時よりも付加価値が加わる」というように両方を満たしている時に使われるのが一般的です。
ですが、仮に「壁を取り払い」「クロスやフローリングを張り替えて」みたものの、以下のように少しさっぱりしたデザインだったらどうでしょうか?
「なんかリノベーションという割には物足りない」と思うかもしれませんね。
言葉の意味としては「新築時よりも付加価値が加わる大規模な工事」をリノベーションと言いますが、世間一般のイメージとしては、ここに「デザイン面」という要素が加わってくるのではないでしょうか?
デザインが素敵!リノベーション物件を揃えてみた
「これぞリノベーション物件!」という参考にセンスの良いリノベーション賃貸を手掛けている Renotta(リノッタ)の物件を見ていきましょう。
中古マンションを購入してリノベーションしたい方にも参考になります!
是非ご覧ください。
Renotta(リノッタ)の賃貸リノベーションを見てみる
基本的に古い賃貸物件をリノベーションして「こんな部屋に住んでいたら楽しいだろうな」というデザインに仕上がっています。
なかなか町の不動産業者には出来ない素敵な部屋が多いですよ。
引用元:Renotta(リノッタ)
思い切ったチェック柄にしたデザインの床。
木目柄の天井にすることで、温かみのある空間になっていますね。
見た限りかなり部屋が長いですが、これは初めからではないと思います。
キッチンと部屋が分かれている1DKを思い切って広い1Kにリノベーションした感じがしますよね(写真を見る限り)
やはり狭い2部屋よりも広い1部屋の方が人気もありそうです。
引用元:Renotta(リノッタ)
こちらはコンクート柄の天井にダウンライトと、少しゴツゴツとしたワイルドなデザイン。
男性にターゲットを絞ることで、逆に入居率が高まりそうです。
天井や壁の形を見ると「壁を取り払って部屋を広くした」のではないでしょうか?
引用元:Renotta(リノッタ)
黒の天井と白い壁とキッチン。
そこにアクセントカラーでパープルのクロス。
都会的な印象を受けます。
この部屋も元々はキッチンと部屋が分かれているタイプの物件だったのだと思います。
そこを壁を取り払って広いLDKを作ったリノベーション物件ですね。
引用元:Renotta(リノッタ)
壁を取り壊して、柱だけ残し、いくつかの部屋を繋げて1つの大きなフロアーに変貌。
ここまで思い切ったリノベーションは個人的に秀逸だと思います。
私が勤めていた賃貸の会社が行う、つまらないリノベーション物件の何倍もセンスが良いです。
これなら私も住みたい(笑)
引用元:Renotta(リノッタ)
収納の棚もデザイン性高いですよね。
これは元々あった棚を改修しただけならリフォームの範囲かもしれませんが、デザインが素敵なので。
まさに見せる収納ですが、この棚に置くセンスの光る小物が見つけれるか(笑)
ヴィレッジバンガードに通うしかないですね。
引用元:Renotta(リノッタ)
このLDKも元々がこんなデザインの部屋だったわけではなく、リノベーションで生まれ変わったのでしょう。
予想ですが、キッチン全面にあった壁を取り払ってアイランドキッチンにしたのではないでしょうか?
中途半端なリフォームじゃなく、ここまで思い切ると築年数の古い部屋も関係ないですね。
いくつかご紹介しましたが、どれも素敵なデザインで「これぞリノベーション物件だ!」と言える部屋ばかりでした。
言葉として表しにくい「デザイン」ですが、この点もリノベーションとマンションの違いの大きなポイントの1つと言えそうです。
リノベーション物件は、まだまだ需要に対して物件数が少ない状態です。
もしセンスの良いリノベーション物件を見つけたら早めに行動することをお勧めします。
リノベーション物件で注意すべきことは?
デザインも素敵なリノベーション物件にも「注意すべきポイント」があります。
それは「築年数」です。
基本的に大規模なリノベーションを行う物件は築年数が経過している物件がほとんどです。
実際に私が営業している時の話ですが、ネットの写真を見て「この部屋が良い!」と決める気満々で内覧に来ても、物件の外観でドン引きというケースもあります。
部屋の中が綺麗であれば外観は気にしないという方でも、最低限チェックしたのは「外壁のひび割れ」など。
外壁にひび割れがあって「放置されている」と、雨水が侵入して部屋にカビが発生することもありますから、あまりにも外観の手入れがされていない物件の場合は注意したいところですね。
リフォーム物件にもメリットはある!
ここまでは「なんだかんだ言ってもリノベーション物件の良さ」が際立っていると思います。
しかし、小規模工事のリフォーム済み物件にもメリットはあります。
賃貸の営業マンならではの視点をお伝えしましょう!
リフォーム物件の方が家賃が安い!
まず最もリノベーション物件と差が出るのは「家賃」でしょう。
例えば「水回りリフォーム済み」と記載があれば、あくまでお風呂やキッチンなどの設備が新品であって、その他の部分(例えばリビングなど)は築年数のまんまということです。
ということは、当然工事費はリフォームの方が安いです。
こういった工事費用は「結局、家賃から回収される」のでリノベーションよりリフォーム物件の方が家賃は安く済むことが多いです。
それでいて「お風呂は新品」なら結構嬉しくないですか?
築年数もそこまで古くない!?
賃貸物件でリフォームを行う場合は「退去のタイミング」で少しずつ手を入れていくことが多いです。
大家さんも一気にすべての部屋をリフォームをするのは金銭的に負担になりますから「少し早いけど水回り変えておこう」というような感じです。
一旦入居されてから故障するのも大変ですし、だったらリフォームして「少し家賃をアップさせる」方が大家さんとしてもメリットがあります。
ですから意外と築年数も経ってないのにリフォーム済みの物件というのは意外と出てくるのです。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「リノベーションとリフォームの違い」についてでしたが、
- 工事の規模
- 付加価値の有無
- デザイン面の向上
こういった要素がポイントになることがわかりました。
また、リノベーション物件デザインを見ていると、中古マンションを安く買って自分で好きなようにリノベーションしていくというのも楽しそうに思えます。
いろいろな雑誌を買って、出来る事は自分でもDIYしたり、そんな生活も素敵ですね。
以上「リノベーションとリフォームの違い!言葉の意味より大切なのは」でした。
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