日頃から食べる量や運動など気を付けているはずなのにすぐに太ってしまう人というもいれば、好き放題食べていても痩せている人っていますよね。
これって体質?それとも遺伝?だとしたらあきらめるしかない?
なんて考えてしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし肥満には生活習慣が大きくかかわってきます。
ここでは「太りやすい人と太りにくい人の違いと気を付けるべき生活習慣について」調べてみました。
太りやすい人・太りにくい人の特徴
太りやすい人の特徴としてよくあげられるのが、
- 運動をあまりしない
- 脂っこいものや甘いもの、濃い味付けが好き
- 夕食の後、寝る前にも何かしら食べる
- 食べるスピードが速い
などなど、いろいろありますね。
逆に言うとこれらの反対が太りにくい人の特徴でもあります。
では、ハードなトレーニングをし、脂っこいものや甘いものを控え、味付けは薄め、寝る前に食べるのは控えれば、太りにくいのでしょうか?
そりゃそうです。
でもこれがなかなかできないから苦労してるんです。
ではなぜそれらが悪いのかひとつひとつ理解しながら進めていきましょう。
太る原因と予防策
太りやすい人の特徴を掘り下げてみると以下のようになります。
運動をあまりしない →代謝が悪い
ここでいう運動とは決してハードなトレーニングではありません。
人間の体は特に何もしなくてもカロリーを消費します。これを基礎代謝と呼びます。
太っている人はこの基礎代謝が悪く、脂肪として体内に貯め込みやすい体質であると言えます。
では基礎代謝を上げるにはどうすればいいか?
そのカギはずばり”筋肉”です。
ボディビルダーのような筋力は必要ありません。適度な運動で筋肉を動かす程度で十分です。
特に大胸筋や太ももなど大きな筋肉を動かすことにより効率の良い代謝が行われます。
脂っこいものや甘いもの、濃い味付けが好き →基礎代謝以上のカロリーとなる
揚げ物やスナック菓子は少量でもカロリーが多いので、少し食べただけでも肥満の原因となります。
また、ご飯や麺類などの炭水化物も一度に大量に食べてしまうのでよくないです。
さらに濃い味付けは血中の塩分濃度を下げるために体内に水分をため込むようになり、老廃物の排出に悪影響を及ぼし、むくみなどの症状となります。
かといって食べる量を極端に減らし常に空腹状態が続くと、人間の防衛本能で代謝を落とすようになります。
こうなっては無駄なので、適切な食材を適度な量を食べてしっかりと満腹感を得ることもダイエットなのです。
夕食の後、寝る前にも何かしら食べる →睡眠中は脂肪が蓄積されやすい
寝ている間は体を休める時間なので代謝も落ちます。
代わりに脂肪を生成しやすいBMAL1というたんぱく質が最も活性化する時間でもあるので、睡眠中は空腹が望ましいです。
食べるスピードが速い →満腹感を得られず食べ過ぎる
人間の満腹中枢が刺激されるのは食べ始めてから約20分後といわれます。
つまり20分以内にどれだけ食べ終えても満腹感は得られません。
よってついつい食べ過ぎてしまうのです。
時間をかけて食べることによって適度な満腹感が得られ、少量で済むようになります。
少量で得られた満腹感はまたすぐに空腹感に繋がるかもしれませんが、それが重要です。
空腹時こそ内臓を休めるとともに代謝が向上し、成長ホルモンが分泌され、デトックス効果もあるのです。
太らない体づくりは生活習慣の見直しから!
「うちの家系はみんな太ってるから仕方がない」とあきらめている人いらっしゃいませんか?
もちろん関係なくはないですが、肥満が遺伝するのは3割、残る7割は生活習慣が原因とされています。
生活習慣は幼少から培われるものなので、「うちの家は脂っこいものが大好き」や「おやつや夜食は欠かせない」「家族で運動をした経験がない」などの悪い習慣をそのまま引き継いでいませんか?
急な絶食や過度な運動は体にも負担が大きく長続きもしません。
普段の生活を見直し、代謝を上げる、脂肪を取り込まない、老廃物を排出する方法を意識すれば、自然と太りにくい体質になっていきます。
最後に
言うのは簡単と感じられるかもしれませんが、できることからまず行動です。
適切な食事と代謝を上げる程度の運動があれば、一日三食の普通の暮らしの中で徐々に効果が期待できるはずです。
極端なダイエットでリバウンドしてしまうよりも、生活習慣を見直し太りにくい体づくりの方が健康的です。
以上、「太りやすい人と太りにくい人の違いは?太らない生活習慣とは?」でした。
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