天気予報を見ていると晴や曇などの天気の情報以外にも、風の強さ(風速)についても発表されます。
例えば「風速4m」は日常的な風の強さですが、もしキャンプや釣りなどのレジャーに出掛けた際に、快適に過ごせる程度の風の強さなのでしょうか?
また、日常的には風速4mは洗濯物を外干しできる風の強さなのかも気になる所です。
このように風速4mと言われてもピンとくる人は少ないと思います。
そこで今回は風速4mがどのくらいの風の強さなのか、レジャーや洗濯物など様々な視点からお伝えしていきましょう。
風速4mはどのくらいの風の強さなの?
まず、風の強さは「風力」で強弱が表されます。
その風力を表すのが「ビューフォート風力階級表」で、こちらはイギリスの提督ビューフォートの考案した風力階級で、気象庁の採用している風力階級と同じものです。
風力 | 名称 | 風速(m/s) |
0 | Calm | 0.0-0.2 |
1 | Light Air | 0.3-1.5 |
2 | Light Breeze | 1.6-3.3 |
3 | Gentle Breeze | 3.4-5.4 |
4 | Moderate Breeze | 5.5-7.9 |
5 | Fresh Breeze | 8.0-10.7 |
6 | Strong Breeze | 10.8-13.8 |
7 | Near Gale | 13.9-17.1 |
8 | Gale | 17.2-20.7 |
9 | Strong Gale | 20.8-24.4 |
10 | Storm | 24.5-28.4 |
11 | Violent Storm | 28.5-32.6 |
12 | Hurricane | 32.7 |
この階級表を見ると、風速4mは風力3の「Gentle Breeze(軟風)」に当たることが分かります。
風力3の海上での様子は「白波が現れ始める」という状態です。
風速4mを時速に換算すると?
風速は秒速(m/s)で表しますが、私たちにとって身近な速度単位は時速です。
そこで風速4mを時速に換算したいと思います。
計算方法は「秒速×3.6=時速」です。
つまり、風速4mは「4(m/s)×3.6=14.4(Km/h)」になります。
冬の風速4mだと寒さはどのくらい?
では、冬に風速4mの風が吹くと体感温度はどのくらいになるのでしょうか?
体感温度はミスナール式「tn = 37 - ( 37 -t) / ( 0.68 - 0.0014 × h + 1 / a ) - 0.29 × t × ( 1 - h / 100 )」で計算できますが、パッと見ても難しい。
そこで「気温8℃・湿度40%」で風速0~4mで体感温度がどれくらいになるか答えだけ見ていきましょう。
- 風速0m…体感温度 11.3℃
- 風速1m…体感温度 4.8℃
- 風速2m…体感温度 2.2℃
- 風速3m…体感温度 0.5℃
- 風速4m…体感温度 -0.7℃
天気予報でも風速4mは比較的よく見かけますが、思いのほか生活に影響のある風の強さだと思います。
では、さらにレジャーだと風速4mの影響はどのくらいあるのでしょうか?
風速4mは釣りにどのくらい影響する?
まず、結論から言うと風速4mは「ギリギリ釣りが出来る」くらいの風の強さです。
ただ、ギリギリ出来るくらいなので、釣りやすさで言えば「釣りにくい」状況になります。
風速4mくらいになると
- 風の影響でラインが流される
- 波風の影響でアタリがとりにくい
- ビニール袋が飛んでいってしまう
こういった影響があるので、風速4mだと快適な釣りにはならないと思っておいた方が良いでしょう。
風速4mだとキャンプにどのくらい影響する?
キャンプと言えば、テントの設営や焚き火が風の影響を受けそうです。
ちなみにツイッターに風速3~4mの焚き火の写真がありました。
陣馬形山⛰なう‼️
気温は、16℃で風速3〜4mの為
体感温度は12〜13℃くらいで
流石に寒い🥶
こういう時は焚火に限るけど、
チト風強すぎかも…😅 pic.twitter.com/9zlneOipVO
— え〜ちゃん (@9y7C5YzGvGdp8jN) September 18, 2019
焚き火は風にあおられているのが分かります。
風速4mはキャンプ場によっては焚き火は禁止!
焚き火については風速何mでやっていけないという法律はありません。
そのためキャンプ場では運営者の判断になりますが、少し厳しいところでは風速4mでも焚き火は禁止しているようです。
風速4mは洗濯を干すのにどのくらい影響する?
洗濯物の外干しは、風速4mであれば問題ないでしょう。
風速4mは陸上だと「木の葉や小枝が絶えず動く」くらいの風です。
洗濯バサミ等でしっかりと固定しておけば、風で飛ばされる心配もありません。
ただ、これが風速5mになってくると「砂埃が舞う」ようになってきます。
そのため、風速4mよりさらに強くなりそうであれば外干しは控えた方が安心です。
風で洗濯物が飛ばされない!ハンガーストッパー
ちなみに、洗濯物をハンガーのまま外に干して風に飛ばされると嫌ですよね。
我が家でも帰ってきたら洗濯物が地面に落ちていることはあったのですが、それを解決する良いアイテムを見つけました。
こちらを物干し竿に取り付けることで、洗濯物が横ずれして風で飛ばされることを防ぐのですが、風が強い日はハンガーを掛ける穴を通して物干し竿に掛けることで飛ばされることを完全に防ぎます。
おわりに
今回は「風速4mはどのくらいなのか?」をテーマにお伝えしてきました。
ポイントをおさらいすると、
- 風速4mを時速に換算すると14㎞/h
- 海上では白波が立ちはじめる
- 陸上では常に葉っぱや小枝が動いているくらい
ということでした。
風速4mは日常的な風の強さではありますが、冬だと体感温度には結構影響しそうです。
釣りに行くのか?冬にお出かけするのか? 状況にもよりますが、体感的には「ちょっと風が強いかな」と感じると思いますので、何かしらの対策を考えても良いでしょう。
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個人的に風速4mと5mの違いは大きいと思うので、ぜひ合わせてご覧下さい。
以上「風速4mはどのくらい?釣りやキャンプに洗濯物まで幅広く解説するよ!」でした。
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