法律上は、アルバイトとパートは区別されておらず、どちらも短時間労働者です。
しかし、実際にはアルバイトとパートも会社で意味合いを分けている事も多く、法律上区別はなくても社会的には違いがあるのが現実でしょう。
というわけで、今回はアルバイトとパートの違い。
また、それぞれの税金や保険について解説したいと思います。
パートとは?
法律上は、アルバイトとパートは区別されておらず、どちらも短時間労働者です。
しかし、パートはアルバイトに比べて雇用期間も長く、仕事内容も正社員と変わらない事が多いです。
また一般的に、女性、主婦が働く場合にパートというイメージがあります。
アルバイトとは?
法律上は、パートと同じ短時間労働者ですが、一般的に学生やフリーターといった若い人が働く場合は、アルバイトと呼ばれるイメージがあります。
また雇用期間は短期で、土日だけ、2,3時間だけといったスポットで働く場合もあります。
パートとアルバイトの違いとは?
会社によって違いは様々かもしれませんが、やはり世間的には
- アルバイト…学生、フリーター、本業の片手間
- パート…主婦
という区別がされていると思います。
実際に、アルバイトは「ドイツ語」のArbeit(労働)から由来しており、明治時代に学生が学費や生活費を稼ぐために働く時に「アルバイト」と言って広まったとされています。
また、パートも「英語」のPart-time job(パートタイムジョブ)から由来しており、主婦が子育てや家事の合間を利用して働くことから、パート=主婦というイメージがつきました。
「パート」「アルバイト」の税金は?
「パート」「アルバイト」で税金が掛かる違いはありません。
稼いだ金額を基準に課税されますが、主に関わってくるのは「所得税「「住民税」でしょう。
- 所得税…103万円を超えると課税されます。
- 住民税…市町村によって様々。おおよそ100万円くらいから課税。
基本的に、税金が発生したとしてもパートやアルバイトして損することはありません。
住民税は、数千円程度なので気にする必要は無いと思います。
しかし、ひとつ気にしたいのは、主婦の方でパート収入が103万円を超えると「配偶者控除」が適用出来なくなります。
代わりに「特別配偶者控除」が適用となるので、急激に税負担が増えるわけではありませんが、旦那さんの年収が高いほど負担は大きくなるので気をつけたい部分でしょう。
「パート」「アルバイト」の保険は?
「パート」「アルバイト」で気をつけたいのは、じつは「保険」です。
旦那さんがサラリーマンで社会保険に加入しており、今まで「扶養」となっていた場合、130万円以上の収入を得ると「扶養」から外れ、「健康保険」「厚生年金保険」の支払いが発生してきます。
これらが発生すると、月間2万円程の負担となります。
129万円から130万円の収入になるだけで、「健康保険」厚生年金保険」は負担となるので、年間100万円程度の収入と変わらなくなってしまいます。
ですから、働き損になる可能性が出てくるので、計算して働かなければいけませんね。
最後に
「パート」や「アルバイト」の違いよりも、保険はビックリしますよね。
130万円分働いても129万円しか働かない人の方が手取りが高いなんて、システムがおかしいとしか言えませんね。
130万円から150万円くらいまでは、保険や年金を収めるために働くという非常に悲しいゾーンです。
はじめてアルバイトを始める学生さんも、是非この点は注意して働いくことをお勧めします!
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