あなたは自宅をリフォームするに際に「挨拶はしなくても大丈夫でしょ?」なんて思っていませんか。
じつは、工期が短いリフォームでも「挨拶が無いことが原因で隣家とトラブルになった」という話はとてもよく聞きます。
つい先日も友人がキッチンのリフォームを行った際のことです。
「家の中の工事だから挨拶はいいかな」と思っていたら、荷物を運び入れている最中に隣の家の旦那さんがブチ切れて来たそうです。
車がどうやら邪魔だったそうなんですけど、話すと必ず言われるのが「挨拶が無かった」の一言。
結局「挨拶が無いことがトラブルの原因に繋がる」んです!
というわけで、みなさんは私の友人のように余計なトラブルを起こさないように「リフォームの挨拶」について考えていきましょう!
リフォームの挨拶は業者がするものじゃないの?
リフォーム業者によっては「挨拶は私たちが行いますから必要ありません」というところもあります。
ですが、そういった業者の挨拶は「半分営業」です。
リフォームは、騒音や振動など隣家に迷惑をかける可能性があります。
それなのに「挨拶に来るのは半分営業目的の業者だけ」では印象が良くないですよね。
やはり、そこはきちんと施主として挨拶に伺う方がトラブルになりません。
リフォームの挨拶を行うタイミングは?
リフォームの挨拶を行うタイミングは、大きく分けて以下の3つです。
- 施主が先に挨拶をして、その後にリフォーム業者に挨拶にまわる
- リフォーム業者と施主が一緒に挨拶にまわる
- リフォーム業者が先に挨拶をして、その後に施主が挨拶にまわる
この中で言えば、ベストは「1」の施主が先に挨拶を行うです。
その次に「2」の業者と一緒に挨拶にまわるが良いでしょう。
やはり業者の後に挨拶にまわるのは少し印象が良くありませんね。
リフォームの挨拶を行う時間帯は?
リフォームの挨拶に伺う時間は日中留守の場合は夕方以降でも失礼にあたりません。
夜でも留守であれば「郵便受けに案内状」を入れておきましょう。(記載のポイントは後述)
逆に連絡をしていないと「夜勤で帰ってきて寝てるのに…!」とトラブルになってもいけませんから、必ず挨拶が出来なくても案内状は出しましょう。
またリフォーム着工1週間前には挨拶はしておきたいところです。
さすがに「明日リフォームします」では、隣家の方も都合があると思いますから余裕を持って連絡するようにしましょう。
リフォームの挨拶では何を伝えるべき?
リフォームの挨拶(案内状)で伝えるべきことは、以下の4点です。
- リフォームの工事期間
- リフォームの作業時間
- 工事の休みの日
- 連絡先(リフォーム業者の連絡先)
とくに音や振動が出るリフォーム、また外壁塗装などは臭いもでるので、隣家の方も(気になる方は)ストレスになってしまいます。
そのストレスを軽減させるためにも「作業時間」と「工事の休みの日」は必ず伝えましょう。
そうすれば気になる人はその時間に外出したりしてくれますし、何より情報開示は信頼にも繋がります。
リフォームの挨拶に手土産は必要か?
リフォームの挨拶に「手土産」は必要かというと地域によると思います。
ネットの情報を見ていると手土産にタオルなど500円~1000円程度の粗品を渡している方もみえますが、私の住んでいる地域ではリフォームで手土産は渡しません。
これは今までにリフォームの工事で手土産を貰ったことがあれば必要かもしれませんが、無ければ手土産は無しでも構わないでしょう。
但し、リフォームの挨拶には「手土産よりも大切」なことがあります。
手土産よりも「 リアルタイムの情報発信」が大切!
そして、周辺の方はそれがどの程度で何時発生するかが一番気になります。
現在どのような工事をしていて、
リフォームの全工事を工程表にして掲示し、
ここまで「リフォームの挨拶」という点で解説してきましたが、リフォームも「マンションなのか?戸建てなのか?」で状況は変わります。
以下、マンションと戸建てに分けて注意点をみていきましょう。
マンションリフォームの準備や挨拶
マンションの場合は戸建てよりも注意点が多いです。
とくに上下階があるので騒音や振動でトラブルに発展するのはイヤですよね。
その点も踏まえて解説していきます!
1.最初に管理組合や管理会社に報告
マンションでのリフォームを計画の際、近隣住戸以上に最初に報告をする必要があるのが「管理組合」です。
管理組合がないマンションでは「管理会社」へ報告することになります。
最初にそれを行っておけば、管理組合や管理会社から建物全体に告知してくれるので「事前に案内が行き渡る」ことにもなります。
また報告の際に、そのマンションでのリフォーム時の注意事項などを伺うこともできますので、マンションをリフォームする際は、必ず最初に管理組合や管理会社に報告しましょう。
また、その際にリフォーム計画をスムーズにするためにも「施工図」を頂きましょう。
規定ではマンション新築時に作成した「施工図」を、管理組合ないし管理会社が保管する義務があるので、依頼すれば必ず手に入ります。
その図面があればリフォームもスムーズに設計ができますし、同時にその住戸のリフォーム履歴も聞くことができることでしょう。
どの程度のリフォームが過去にあったかわかるだけでも、リフォーム計画には役立ちます。
2.近隣への挨拶は両隣だけではなく同じフロア全てに!
マンションでは壁や床一つ先が他の住戸になるので、リフォームなどの工事の際はその騒音や振動がどうしても近隣住戸に伝わってしまいます。
しかも、マンションの床や天井は1つの大きな部材でできているので、特に振動は同じフロア全体に広がってしまいます。
そのため、リフォーム時の挨拶は両隣だけではなく「同じフロアの全住戸」にするのがおすすめです。
その際は、案内を個別住戸に投函するだけもOKです。
3.上下階への案内もお忘れなく!
またマンションは両隣だけではなく、上下階にもきちんと挨拶しましょう。
直上直下の住戸には影響がかなりあります。
とはいえ、直上直下の住戸以外は大きな影響は起こりにくいので案内は「直上直下の住戸だけ」でも構いません。
一戸建てリフォームの準備や挨拶
戸建てのリフォームの場合は、マンションほど振動や騒音は気になりませんが、外壁塗装などを行うと臭いが気になるところです。
まずは「どこまで挨拶をするべきか」みていきましょう。
1.挨拶回りは隣接する住戸のみでOK!斜め隣もすれば完璧!
一戸建ての場合、挨拶回りはまさに「周辺住戸」だけで十分です。
両隣・前後の住戸、可能なら斜め隣まで挨拶しておけば問題ないでしょう。
それでも工事期間、工事時間、休日、工事内容などは事前に案内しておくのは大切です。
また騒音や振動が外まで伝わりそうな工事の際は、その都度案内しましょう。
2.一戸建てのリフォームで注意したいのは工事車両の駐車!
工事自体は周辺への影響が少ない一戸建てのリフォームですが、その際の工事車両ないし工事関係者の車両の駐車が問題になりがちです。
でも、この問題が発生するのも「事前に案内をしていないから」ということがほとんどです。
事前に案内を出して貰っていれば、隣家の方も何で駐車しているのかもわかるので「少し移動させてもらえる?」と一声掛けやすいです。
事前の挨拶を済ませておくだけで大きなトラブルに発展することはグッと少なくなります。
おわりに
いかがでしたか?
リフォームの挨拶ですが、これはトラブルを防ぐためにも「必須」と言えるのではないでしょうか。
とくに注意したいのは、以下の4点をしっかりと周りの方に伝えること。
- リフォームの工事期間
- リフォームの作業時間
- 工事の休みの日
- 連絡先(リフォーム業者の連絡先)
そして、リフォーム工事が始まる1週間前には挨拶もしくは連絡を行っておきたいですね。
リフォームは簡単な工事だからと考えずに、もしかしたら騒音や振動、臭いなどで迷惑をかけるかもしれないことを伝える。
人間ほんの少しの気遣いで多少の嫌なことは我慢できるものです。
逆に気遣いがなく蔑ろにされると、ちょっとのことで凄く腹立たしくなりますけどね(笑)
以上「リフォームの挨拶でトラブル回避!大切なことを全て書いてみました」でした。
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