こんにちは、不動です。
少し前の話ですが、中古物件を購入希望のお客様が来店されるので、先に「新人に窓を開けてきて」と頼んだことがあります。
そして戻ってきた新人が「不動さん!あの中古物件の天井に雲という字が貼られてたんですけど、前の住人の方は何かオカルト的なことしてたんですかね?」と質問してきました。
もう雲が貼られている理由をご存知の方からすれば「いやいや!」というツッコミが入るところです。
ですが、最近は神棚を祀ることも少なくなってきたので、とくに若い世代だと「神棚の上に雲や天と書いた紙を貼る意味を知らない」ということも多いようです。
また、中古物件だったので神棚はすでに運びだされていましたから、新人は「ただ天井に雲という文字が書かれた紙が貼られているー!」という状態だったので余計にビックリしたみたいでした。
でも、知らないことに興味を持つことって大事ですからね。
私は新人を褒めてあげました。(褒めて伸ばすタイプ)
というわけで、今回は「なぜ神棚の上に雲や天の文字を貼るのか?」また「雲の正しい貼り方」などのついてお伝えしていきます。
神棚の上に「雲」や「天」を貼る理由とは?
例えば2階建ての住居で「1階に神棚を祀る」としたら、神棚の上で生活を行うことになります。
神棚とは、神様を祀る「小さな神社」のようなもの。
その上で私たちが生活するのは失礼にあたるので「神棚の上には何もありません。もう空ですよ」という意味で雲や天の文字を貼るのですね。
これは、マンションなどの集合住宅でも同じです。
神棚の上で人が生活するようであれば、雲や天の文字を貼っておく方が良いでしょう。
また、ブログのタイトルの貼らないバチが当たる云々に関しては心配しなくても大丈夫です。
冒頭の新人が「何これ?」というように、最近は神棚を祀っている家も減っていますし、問題は「祀る側の気持ち」です。
その点テナントビルに入っている会社では、今でも神棚の上の雲や天の文字をよく見かけますので「商売も神頼み」ですね。
この風習はいつから始まったの?
じつは神棚の上に「雲」を貼る風習は、じつは最近のこと。
というのも「神棚を祀るのは江戸時代から」とされていますが、神棚の上に雲を貼るのは「マンションや2階建ての家が建てられだしてから」だからです。
マンションが建ち始めて「神棚を祀るのに上階に人が住んでいるのは失礼じゃないのか?」という信心深い相談が多かったそうです。
なんだか話を聞くと清々しい気持ちになりますね。
では、神棚の上に「雲や天の文字を貼る」理由が分かったところで、次はこの「雲」はどうやって準備すれば良いのか気になります。
いくつかの方法をご紹介しますね。
神棚の雲はどうやって手に入れるの?
結論から言えば、雲の文字は自分で書いても問題ありません。
ただ毎日お参りすることを考えると、私のような字に自信が無い人は「WEBでダウンロードして印刷する」のもアリですね。
ちなみに無料でダウンロード出来るようにして頂いている神社もあるのでご紹介します。
神社の名前も入っているので、自分で書くよりもなんだかご利益がありそうです!
「雲」の文字を無料ダウンロードさせて貰える神社
- 城山八幡宮(ページ後半くらいにダウンロードリンクがあります)
- 羽黒神社
印刷する際の大きさは、とくに決まりはありません。
あまり大きすぎてもおかしいので「神棚とのバランスを考えて」印刷してください。
木彫りのタイプも販売されています
「紙だと破れたりするのも嫌だな」という場合は、木彫りのタイプもあります。
かなりカッコいい感じです。
(画像をクリックするとアマゾンに移動します。)
神棚の雲の向きは「神様が読みやすい」ように貼る!?
神棚の「雲」の貼る向きは色々な意見があるようですが、地鎮祭などでお世話になる神主さんに話を聞くと「神様から見て読める方向」とのことでした。
確かに「神棚の上は何もありません」ということを神様に伝えるのに、文字の向きが逆さまではおかしいですね。
また、他にも
- 雲の雨冠を壁に近くなる方向にする
- どの方向でも問題ない
などありましたが、どの方向でも良いなら「神様が読みやすい方向」が筋が通っているように感じます。
神棚の雲の貼り方は?
雲の方向も決まったところで、あとはどうやって天井に貼れば良いのでしょうか?
貼り方については、とくに決まりはなく「素材に合わせて貼る」しかありません。
個人的には「両面テープ」で良いと思います。(市販されているものはシールになっていることが多いです)
画鋲だと穴が空きますし、糊だと跡が残りそうです。
両面テープでも粘着力の強いタイプであれば落ちる心配もありません。
お仏壇の上にも「雲」は貼るの!?
ちなみに、お仏壇でも天井に「雲」の文字を貼ることがあります。
貼る理由は一緒で「お仏壇の上には何もありません」という意味合いのためです。
こちらも貼り方などについては神棚と一緒で良いですが、神社などで用意された雲は「神棚(神様のために)」なので別の方が良いかもしれません。
お仏壇の場合は「雲上符」と検索すればシールタイプも販売されていますよ。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「神棚の上に貼る雲や天について」お伝えしてきました。
雲を貼るのは時代の関係で新しく生まれた風習ですから、どちらかと言えば「私たちの気持ち」が大きいように思えましたね。
ただ、これから「神棚を設置しようかな」という方は、雲の文字と違って設置にも決まりがあるので注意して下さい。
一般的に神棚の設置は、以下が良いとされています。
- 清潔で毎日お参り出来る場所
- 方向は南向き、もしくは東向き(南東も可)
方角については「太陽の光が射し込む」という理由で南向きや東向きになっています。
神棚は家庭の安全を祈ったり、日々の生活の感謝をする場所ですから「新築を建てたらウチにも祀るぞ!」という方のために、一応お伝えさせて頂きました。
でも、その時はきちんと設置場所など神社で相談してくださいね。
以上「神棚の雲の意味が知りたい!貼らないと何かバチが当たったりする?」でした。
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