部屋探しで、いくつか不動産屋を回ると、「その物件なら仲介手数料が半額に出来ます!」というような話を聞く事があるかもしれません。
実際に同じ物件で「仲介手数料は半額になるのか?」と言われれば、なる会社もあります。
同じ部屋を借りる契約をするのですから、1万円でも安い方が嬉しいでしょうから、仲介手数料が半額で契約できる会社は知りたいですよね?(教えます!)
また、「なぜ仲介手数料が半額になるのか?」ネットでも色々書かれていますが、残念なことに一般の方が憶測で書いているようなものも多く、無駄に不安を煽る内容も少なくありません。
ここでは、入居者さんの立場に立って
- 仲介手数料半額の会社はどこか?
- そもそも仲介会社とは?
- なぜ仲介手数料が半額なのか?
- 仲介手数料が半額だと、本当に総額お得なのか?
など、気になる疑問を暴露していきたいと思います。
そもそも仲介会社とは?
賃貸の不動産屋(いわゆる仲介会社)と言っても色々あります。
ミニミニ、エイブル、大東建託、ホームメイト、スーモ、ホームズなど部屋探しの際に聞く会社の名前はたくさん。
他にもまだまだありますが、一般の方だと上記の会社も何が違うのかピンと来ないことが多いようです。
テレビCMで聞いた事があるような名前の会社に絞って話をしますが、上記の会社は大きく分けると
- アパートを建てている会社
- 入居者を募集する会社(仲介がメイン)
- 不動産会社のポータルサイト(広告)
と、それぞれまったく役割が別ですから、1つ1つ解説していきましょう。
アパートを建てている会社
まずアパートを建てている会社の代表的なところは
- 大東建託
- 東建コーポレーション
- ダイワリビング
などは、テレビCMも行っているので名前を聞いた事があるのではないでしょうか?
これらの会社は、建設したアパートにいち早く入居して貰う事が一番の目的です。
そのため仲介業務も行いますが、他社物件よりも自社物件に住んで欲しいので、どうしても紹介されるメインは、その会社の物件になります。
ですから、建築会社関係なく色々物件を見たい方にとっては、部屋探しの際にあまりメリットはありません。
逆にメリットで言えば、例えばダイワリビングに住んでいて部屋は気に入ってたから、次もダイワリビングで部屋を借りたいというような場合は、直接ダイワリビングで部屋を決めると手数料がカットされたりします。
ここら辺は、会社によって変わってくるので、継続して部屋を探される場合は直接問い合わせて頂いた方が間違いないでしょう。
入居者を募集する会社(仲介会社)
アパートの建築会社関係なく、どこの物件で紹介して、その手数料で利益を得るのが仲介会社です。
テレビCMも見る代表的な会社は
- ミニミニ
- エイブル
- ニッショー
- アパマンショップ
- ピタットハウス
- センチュリー21
などで、その他
- ホームメイト
- ハウスコム
などもありますが、ホームメイトは東建コーポレーション、ハウスコムは大東建託が運営している仲介会社ですから、やはり他社物件よりもメインは自社物件になります。
逆に、ミニミニやエイブルは「どこでも紹介する」ので、地域を絞って、幅広く物件を調べたい場合は、こちらが良いですね。
また多くは直営店ではなく、町の不動産屋がフランチャイズで店を構えているだけなので、対応は当たり外れはあります。
アパマンショップだから良いということはないので、店に足を運んで、雰囲気や営業マンの対応で判断するしかありません。
不動産会社のポータルサイト
- スーモ
- ホームズ
などは、不動産屋が広告を出稿するポータルサイトです。
そのため同じ物件を、いろいろな会社が紹介していることもあります。
ネットで調べる場合、例えばアパマンショップもネットで物件を調べる事が出来ますが、これはアパマンショップに加盟しているFC店が掲載します。
ミニミニのFC店が持っている物件は乗る事がありませんので、ネットで物件探すなら「スーモ」や「ホームズ」を一番初めに見た方が良いですね。
また「アパマンショップ専用のサイトだったら、アパマンショップでしか扱っていないお値打ち物件が掲載されているんじゃないの?」と、思う方も見えるかもしれませんが、仲介業というのは「いち早く空室に入居して貰う」ことが目的です。
ですから、その店でしか紹介して貰えない物件(専任)ほど、いち早く多数の方の目に届くように広告に載せます。
お店に来ないと紹介しない物件は、賃貸の場合はほとんどありません。
仲介手数料が半額の会社はどこか?
部屋を探す場合、最終的に店を訪れて契約する場合の多くは、上記で解説した入居者を募集する仲介会社です。
そして、その仲介会社に支払う手数料が半額が「仲介手数料」になります。
これは宅建業法で手数料の金額というのは定められており、「貸主(大家)借主(入居者)から、合わせて家賃の1ヶ月分」が貰える手数料の最大金額です。
ですから、法律上では入居者さんから仲介手数料1ヶ月でも半額でも問題はありません。
そして、気に慣る仲介手数料半額の仲介会社ですが、
- ミニミニ
- エイブル
は、基本的に仲介手数料は半額としています。
アパマンショップは基本1ヶ月で、ピタットハウスは店舗によって相談に乗ってくれるそうです。
ですから、同じ物件・同じ条件であれば、アパマンショップよりも、ミニミニ、エイブルの方が支払う総額は安くなるでしょう。
なぜ仲介手数料が半額なのか?
「では、なぜ仲介手数料が半額なのか?」
「逆になにか損する”からくり”があるんじゃないか?」
というような声もネットで多く、また「仲介手数料半額の方が支払い総額は多くなる!」というような事も書かれていたので、仲介手数料半額の理由をお伝えしたいと思います。
まず、この仲介手数料は、先述しましたが法律で「家賃の1ヶ月分が最大」と定められています。
しかし、仲介業者は利益を上げるために「貸主の大家さんからは広告料などと名称を変えて、別途手数料を貰っていた」のです。
つまり、入居者さんからは「仲介手数料のMAXの家賃1カ月分」を貰い、大家さんからは「名目を変えて家賃の●ヶ月分」を貰っていわたけです。
これは当然「法的にアウト」なのですが、仲介業者が全てこのような方法を取っていたので、大手仲介業者で直営店も抱えている「ミニミニ」「エイブル」が”見せしめで指導され”、仲介手数料を50%にしたのです。
仲介手数料が半額だと、本当に総額お得なのか?
当然、仲介手数料1ヶ月よりもお得です。
家賃が6万円の物件であれば、6万円の半額で3万円ですから、結構大きいですよね。
ただ総額という部分で言えば、不動産会社によって「付帯サービス」が変わるので、その点は注意してください。
付帯サービスとは
- 室内消毒
- 入居時の安心サポート
など、部屋の契約とは別の「ついでにどうですか?」というようなサービスです。
大体内容の割に高いですし、あまり必要で無かったりしますが、ここが不動産会社によって、あくまで任意のサービスに関わらず、あたかも強制のように勧めてきたり、詳しい説明も無く、こっそり契約に混ぜておいたりする会社が多いです。
残念ですけどね。
きちんと契約内容は確認して、わからない事はしっかりと聞いていきましょう。
この点は、仲介手数料半額だからということはないので、半額になって得か損かで言えば、間違いなく得です。
部屋探しは仲介手数料半額の会社で探さないと損なのか?
同じ物件であれば、もちろん仲介手数料半額の方が得ですが、物件によっては決められた不動産屋でしか紹介されない物件もあります。
例えばエイブルで借りたいけど、アパマンでしか紹介されていないというような場合ですね。
こういう場合は、担当の営業マンに相談して”何か安くならないか”聞いてみましょう。
仲介手数料は難しくても、大家さんに交渉してもらって家賃を1ヶ月サービス(フリーレント)してもらえば、初期費用の支払いは変わらないですよね。(厳密に仲介手数料には消費税が掛かるので、その差はありますが)
このフリーレントは結構OK貰いやすいので、聞く価値あります。
最後に
如何でしたでしょうか?
仲介手数料についてはネットで見ると色々な話が挙げられていますが、入居者さんから見れば安い方が良いに決まっています。
とくに、大東建託や東建コーポレーション、ダイワリビングなど大手のアパート建築会社は、専任(決まった不動産屋でしか契約できない)ということは無いので、名前を聞いた事があるような大手であれば、まず仲介手数料は安い会社が良いでしょう。
また仲介手数料だけではなく、会社によって様々なプランを用意しているところもあります。
初期費用が安い会社はどこ?賃貸営業マンの私が勧めるのはココ!
部屋探しは、一般の方からすると「隠された部分」が多いです。
お得に良い部屋が見つかるお手伝いが出来れば幸いです。
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