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クーデターと革命の違いとは?ゲリラについても解説!

最近トルコでクーデターが起こりました。

日本に住んでいると、クーデターと言われても何か現実味を感じられず、「どこかテレビでの話のように聞こえるね」と奥さんと話をしていました。

すると、ふと奥さんから「クーデターって何?」と聞かれました。「革命を英語で言うと、『revolution(レボリューション)』だから、クーデターと革命も違うの?」なんて、良い質問です。

というわけで、「クーデター」と「革命」の違い。それと似たような感じがする「ゲリラ」についても解説していきます。

 

 

クーデターとは?

クーデターは、武力によって政権を奪取することを言い、軍事力で行うクーデターを「軍事クーデター」と言います。

クーデターを起こす人は、現政権の支配階級であり、内部での権力争いというのも大きな特徴でしょう。

またクーデター=軍隊というイメージがありますが、武力を行使しない「無血クーデター」というものもあります。

 

革命とは?

革命は、政治権力の構造を変化をさせる(社会の変化)ということが目的です。

そのためクーデターのように支配階級の内部争いではなく、披支配階級である民衆により起こった「フランス革命」などが印象が強いですね。

また、産業革命のように”画期的な変化をもたらす時”を指して「革命」と使うこともあります。

 

ゲリラとは?

ゲリラは、神出鬼没に突然出没して敵をかき乱す民兵などの武力組織のことも指します。

しかし、ゲリラ豪雨という言葉があるように、「神出鬼没に出現してかき乱す」という部分の意味を指して使われることもしばしばあります。

 

 

クーデター、革命、ゲリラの違いは?

まずクーデターは、政権交代を法に乗っとらずに非合法で行う権力争いのため結果としておこうる事は「権力の交代」です。

それに対して、革命は権力だけに関わらず、成し遂げられれば社会の仕組み自体が変わります。

つまり、クーデターは「政権の交代」を目的にしているのに対して、革命は「社会体制を変化させる事」を目的としていますので、変化の規模で考えるとクーデターよりも革命の方が変化は大きいといるでしょう。

それに対して、ゲリラは武力行使という点では重なる部分もありますが、何か変化を起こす活動というわけではありませんので、その点は、クーデターや革命と大きく違う部分ですね。

むしろゲリラは「手段」と言えます。

 

クーデター、革命、ゲリラの似ている点は?

革命は悪い意味で使われるわけではありませんが、キューバのゲリラ指導者の 「チェ・ゲバラ」を革命家とも言いますし、フランス革命もあるので、ここでは社会を変えることを目的とした革命という意味で考えると、クーデターや革命、ゲリラの共通点は、発展途上国(そうであった国)でしばしば起こるということですね。

一部の権力者が自分達の都合の良いよい政治を行う事で、不満を持つ人たちが躍起するということは一緒ではないでしょうか。

なかなか難しい事かもしれませんが、不満をゼロにすることは出来なくても、出来る限り不満を小さくする政治が、クーデターや革命、ゲリラを起こさない方法かもしれません。

 

 

最後に

クーデターやゲリラに関しては、言葉のイメージとしては「武力、軍事、軍隊」といって暴力的なイメージが強くなります。

しかし、革命だけはパッと言われて思いつくのは、そういった暴力的なイメージではありませんでした。

改革というような「良くなる、進歩する」というイメージもあります。

 

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