今はメールのやり取りはもちろん、企業はサイトを運営し、個人でもブログを書いたりするのは、当たり前になってきました。
その際に、他の方のサイトや書籍から文章をお借りすることありませんか?
「引用」「抜粋」「転載」などと言われますが、こちらは使い分けているでしょうか?
もし、サイトやブログの運営を行っているのに、「引用」「抜粋」「転載」を使い分けていないとしたら、グーグルやヤフーといった検索エンジンから注意が入るかもしれません。
WEBの時代だからこそ知っておきたい、「引用」「抜粋」「転載」の違いについて、解説します。
引用とは?
引用というのは、他人の著作などから文章を引く行為です。
自分のオリジナルの文章を作成するためのヒントであったり、根拠として使用します。
引用のルールとして、引用元と自分が書いた文章が明確に区別できるようにします。
よくメールでは、「>」「>>」などの引用符を用います。
また、サイト(HTML)では、引用タグ<blockquote><q>、また引用元を示す<cite>が使用されます。
また引用の際は、引用元を明記しなければいけません。
例えば、
引用(いんよう、英語:citation, quotation)とは、広義には、他人の著作を自己の作品のなかで紹介する行為、先人の芸術作品やその要素を自己の作品に取り入れること。
引用元:Wikipedia
というように、引用元を明記し、引用を具体的に説明するために、引用させてもらいました。(引用する理由がある)
抜粋とは?
抜粋は、書籍などから”一部”を抜き出すことを言います。
引用と違うのは、抜粋は「元の文章をそのまま使う」という点です。
引用も文章だけを見れば、一部をそのまま抜き出しているのですが、引用する理由があり、また引用のルールもあります。
しかし、抜粋の場合は、そのまま文章の一部を抜き出すだけです。
例えば、「彼女の出身地は金沢です。好きな食べ物はプリンです。そんな彼女は金沢で有名なパティシエです。」とあった場合、
「彼女の出身地は金沢です。」と、一部(必要な部分だけ)を抜き出すことが抜粋です。
転載とは?
転載というのは、文章をそのまま全部抜き出すことです。
先ほどの「彼女の出身地は金沢です。好きな食べ物はプリンです。」という文章であれば、
「彼女の出身地は金沢です。好きな食べ物はプリンです。。そんな彼女は金沢で有名なパティシエです。」
と、すべて記載することが転載です。
いわゆる完全コピーですね。
最後に
引用のためにタグがあるなんて、なんだか難しそうは話です。
しかし、個人でブログを運営している方は、こちらのマークを参考にしてください。
※ワードプレスの管理画面です。
このマークが引用タグになります。
こちらを設定すると、検索エンジンからは「ここの文章は引用なんだな」とわかるように、タグが設定されます。
これは便利です。
というわけで、文章をお借りする場合は、「引用」「抜粋」「転載」をしっかりと使い分けて、元の文章を書いた方に敬意を払いつつ、また検索エンジンに嫌われないように、良い文章を書いていきたいですね。
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