「お酒は20歳を過ぎてから」ですが、20歳を過ぎてお酒が飲めるようになると、少し背伸びして「パブ(Pub)」や「バー(Bar)」にも行ってみたいですよね。
そして、おしゃれな名前のカクテルを頼んでみたりして、大人の階段を上りたい。
というわけで、今回は「パブ」と「バー」の違いと、「クラブ」についても解説していきたいと思います!
「パブ(Pub)」とは?
「public house(パブリックハウス)」を省略して「パブ」と呼ばれています。
そもそもパブは「イギリスの大衆酒場」のことです。
大衆酒場ですから、食事のメニューはしっかりあって、少しつまむものからお腹一杯になるものまで幅広く提供してくれます。
ただ、最近は「フィリピンパブ」などのように女性が接客するお店でも使用されています。
「バー(Bar)」とは?
バーは、「お酒を提供するお店」です。
カクテルなど凝ったお酒を提供してくれる「バーテンダー」もいます。
お酒を飲むのが目的のお店なので、食事はナッツなど本当に簡単なつまみ程度のお店がほとんどです。
「クラブ(Club)」とは?
クラブと呼ばれるお酒が飲めるお店は2種類あります。
1つ目は「踊るクラブ」ですね。
ここでもお酒は提供されますが、音楽を流して踊ることが大きな特徴です。
昔は「ディスコ」と呼ばれていましたが、今は「クラブ」と呼ばれます。
2つ目は「女性が接客するクラブ」です。
接客する女性もドレスを着ており、お値段は少々お高めです。
どちらにしろクラブについては、純粋に食事やお酒を楽しむ所ではないので、パブやバーとは明らかに違いますね。
「パブ」と「バー」の違いとは?
「パブ」と「バー」の大きな違いは「食事」ですね。
- パブ…ディナーを兼ねてお酒も飲める。食事のメニューは豊富。
- バー…お酒だけ飲みたい時に行くお店。食事はおつまみ程度。
ただ、最近は「パブ」でもカウンターがあって、バーテンダーと会話を楽しめる「バー」みたいなお店もありますし、その逆で「バー」でも食事になるような料理を出してくれるお店もありますから、実際のところは明確に分かれているという感じではないですね。
はじめての「バー」で失敗した話
ちなみに、これから「はじめてバーにデビューします!」という方が、失敗しないように私の体験談をお伝えします。
私が20歳になった時、友人を誘って初めて”本格的なバー”に行きました。
2人ともお酒は大好きで、居酒屋のメニューにあるお酒はどれでも飲めました。
なので、お酒には少し変な自信があったとうか、強いお酒でもなんでも飲めると思っていたのです。
そんな思いを胸に秘めて、バーの扉を叩き、テーブル席もあったのですが、格好つけてカウンター席に座りました。
「いらっしゃいませ」
低い声のマスターが声をかけます。
「おお、大人な雰囲気だな」と心で思いつつ、
さっそくメニューに目を通すと…、
「タンカレー」
「ゴードン」
「…。」
「…聞いたことないんですけど。」
当時は、ウィスキーやブランデーという名称がわかる程度で、ジンの銘柄などまったくわかりませんでした。
友人と相談した結果「メニューの一番上に書いてるものでいいんじゃない」ということで、注文したのは「ボンベイ・サファイア」でした。
ボンベイ・サファイア 750ml 1,931円
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マスターは「かしこまりました」と言い、お酒を用意してくれました。
そしてお酒の隣にも「何か透明の液体」が入っているグラスを置きました。
私「…これ何だろ?」
友人に訪ねました。
友人「…あれじゃない?ホットケーキとかに付いてる蜜みたいなもんじゃない?」
私「…まじで?蜜かな?」
友人「…混ぜてみたら?」
友人に勧められて、恐る恐るお酒の入ったグラスに混ぜてみました。
するとマスターが「おいおい!何してるの!」と店に響き渡るくらいの大声で話しかけてみました。
私「いや。蜜かなって思って…。」
マスター「??」
チェイサーについて
結局、私が蜜だと思っていたものは「チェイサー」と呼ばれるもので、平たく言うと「常温の水」でした。
チェイサーとは、強いお酒を飲むと舌がマヒしてしまうので、正常に戻すために用意されます。
そのチェイサーを私は「ホットケーキに出てくる蜜と一緒」と勘違いしたわけです。
マスターには「そんなことした人はじめて」と言われました。
私の初めてのバーデビューは、マスターにとっても初めての日となりました。
最後に
とりあえず私が最もお伝えしたいことは、「チェイサーは蜜じゃない」ということです。
最終的に「パブ」と「バー」の違いから、ずいぶん話が飛びましたが、ぜひ気を付けて下さいね。
はじめてバーに行って、どのお酒が良いかわからないなら、恥ずかしからずにお店の人に聞いてきましょう。
きっと自分に合った好みのお酒を教えてもらえますよ。
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