先日、若いカップルが「ワンルーム(1R)の部屋を探しているんです!」とお店にやってきました。
「彼氏さんのお部屋ですか?」と聞くと、「はい。同棲しようと思って!」との事。
同棲なんて人生で一番楽しい時期かもしれませんね!
しかし、残念ながらほとんどの物件でワンルーム(1R)は同棲出来ないんです。
同棲が出来ないというよりも、ワンルーム(1R)は単身入居が基本。
もちろん大家さんが二人入居OKという話であれば問題ありませんが、築年数がかなり経過していて空室が埋まらないなどの理由がないと難しいでしょう。
では、もし黙ってワンルームで同棲したらどうなるのでしょうか?
こっそりワンルームで同棲するとどうなる?
ワンルームで同棲したいと言う方に「大家さんが許可してくれないのでダメです」と伝えると、こっそり住んだらどうなるのか質問されます。
ワンルームなどの単身用の賃貸物件は、契約書に単身用だから2人暮らしはダメという記載があります。
ですから、こっそり同棲してもバレてしまえば契約違反で退去させられるでしょう。
仮に管理会社や大家さんが気付いていなくても、いずれ他の入居者からのクレームで分かります。
一人で暮らしであれば、知人でも来ない限り会話したりしませんが「同棲であれば会話や生活音も2倍」です。
こういった音に関するクレームはワンルームに限らず賃貸ではすぐに入ります。
クレームが入れば管理会社は動かざるを得ないので、同棲している入居者に注意しなければいけないのです。
しかし、そういったリスクを抱えてまでワンルームで同棲するメリットはあるのでしょうか?
ワンルームで同棲するメリットやデメリットは?
来店されるお客様の話を聞いていると「ワンルームで同棲したい」という方は、家賃を抑えたいということでしょう。
「同棲したい!でもお金はない!そうだワンルームで同棲しよう!」という感じで、二十歳になったばかりの方に多い印象です。
家賃が安いことは確かにワンルーム同棲のメリットでしょう。
しかし、よくよく考えてみると「家賃が安い」以外にワンルームで同棲するメリットはないのではないでしょうか?
逆にワンルームで同棲をするデメリットは多そうです。
ワンルームは2人暮らし用の部屋ではない!?
ワンルームは単身入居者用の部屋ですから、二人で住むには生活スペースは狭いです。
部屋はもちろんですが、洗面台やキッチンのスペースも二人が住むように考えて作られてはいません。
そのため不便も感じると思います。
「部屋が狭くても、そこは愛の力で乗り切れる」と考えているかもしれませんが、それが毎日だとストレスになるかもしれません。
「家事の分担」から些細なケンカに発展するケースは多い!?
「家事は女性がやるもの」という考えは、今は通用しない時代です。
とくに同棲であれば女性も働いていることも多いので、それこそ男性も率先して家事を手伝わなければケンカになるのは目に見えています。
しかし、女性も「私も働いているんだから家事は分担が当たり前」と言ってしまうとケンカの原因になります。
そこはお互い感謝に気持ちを忘れずに「ありがとう」と言い合いましょう。
逆に「ケチをつける」と同棲が上手くいかない理由になります。
こういった1つ1つが同棲で別れる理由になってしまうので注意していきましょう。
お金は「どうすれば公平か?」をよく考えましょう!
同棲のための部屋を借りれば「家賃・食費・光熱費など」色々お金が掛かります。
すでに住んでいる部屋に転がり込むにしても、初めから入居している側としては一部負担もして欲しいですよね。
いざ同棲を始めて支払いがキツくなると、
- 収入の多い少ないは考慮すべき!
- 男性の方が多く払うべき!
というようなことで言い合いが始まったりします。
事前の話合いはもちろんですが、お互いが納得できる形で分担することが大切です。
「プライベートの時間」をどうするのかは重要です!
同棲で別れる方の話を聞いていると「プライベートの時間」使い方が理由というケースは凄く多いです。
私的には「友人や仕事の付き合いが大事」という方は同棲に向いていないと思います。
外で楽しんでいる方は良いですが、家で一人で待っている方は寂しいですし「もしかしたら外で浮気でもしているんじゃないか?」と心配にもなります。
「ルールに固執し過ぎ」もケンカの元!?
家事やお金にプライベートの時間など「話し合ってルールを決めておきたいこと」はありますが、だからといってルールを厳しくし過ぎるのも考えものです。
とくに結婚を見据えた同棲だと「一人暮らしよりも同棲の方が貯金できる」いうことで一緒に住むケースもあります。
しかし、貯金の設定が厳しくて息が詰まりそうな生活が嫌で別れたという方もみえます。
同棲生活を上手くいかせるためにもルールは必要ですが、あまりルールに固執し過ぎるのはお勧めできません。
同棲で別れるきっかけになるのは「些細なこと」です!
ここまで同棲で別れる理由についてお伝えしてきましたが「家事の分担・お金・プライベート」も、同棲を始める前にある程度予想が出来ることです。
せっかくの同棲ですからギスギスした関係にならないように「公平に負担を分ける」ための話し合いは必要でしょう。
ただ、こういった話をしても些細なことがきっかけでケンカになることもあります。
今まで一緒に生活してきていない2人が住むのですから、どうしても「生活が息苦しくなる」こともあるでしょう。
帰ってくる家は「ゆっくり寛げる」方が良いですから、そんな同棲生活を目指すと上手くいくのではないでしょうか。
ちなみに私はワンルームで半同棲生活をしていました!?
私はレオパレスのワンルーム物件で半同棲生活を行っていました。
その上でお伝えすると、やはり部屋の狭さは問題になります。
ちなみに、半同棲といっても「1週間7日あるうち6日間ウチで泊まっていた」ので、仮に管理会社や大家さんに同棲禁止と注意されていればアウトだったでしょう。
こういった実体験を元に考えても、正直ワンルームで同棲するメリットは「家賃が安い」以外には無いように思えます。
むしろデメリットの方が多く、結局はストレスを感じて同棲が上手く行かないかもしれません。
ですから、逆に「家賃が予算内の部屋を探す」ことが出来れば、何もワンルームにこだわる必要は無いのではないでしょうか?
ワンルームでの同棲を希望していたお客様にお勧めする部屋は?
「ワンルームで同棲は難しい」ということを知るとお客様のテンションはもの凄く落ちます。
実際に同棲が出来る物件は「二人入居が可能」の物件です。
ワンルームより少し大きくなるのは1DKですが、1DKだと平米数(部屋の広さ)があるタイプだとOKという物件も見かけます。
ただ、やはり同棲するなら先のワンルーム同棲のデメリットのことも考えて2部屋は欲しいところ。
2DKだと築年数は古いかもしれませんが、それでも家賃は築年数の新しいワンルームと同じくらいという部屋もあります。
でも、私がお客様にお勧めするのは「家賃よりも物件の綺麗さ」です。
やっぱり同棲するなら綺麗な部屋がおすすめ!
今まで「家賃を抑えたいからワンルームで同棲したい」というお客様を何組も積極してきましたが、結局おすすめして気に入るのは「綺麗な部屋」です。
具体的にどんな感じの部屋かというと、こんな部屋です。
こちらは築年数も新しいエアコン完備の綺麗な1LDK物件ですが、試しに内覧に行くと「ここが良い!」と言われます。
しかし、ワンルームよりも綺麗で広くなるので家賃が高くなるのも事実。
でも、多少家賃が高くても綺麗な部屋だと「頑張って仕事するぞ!」とか思えるのです。
良い部屋に住んで、家で食事をして、外食する機会を減らし、その分を家賃に1万円でも2万円でも回せば、綺麗で広い部屋に住むことも出来ます。
家賃をケチってワンルームに住もうと考えるよりも「頑張って良い部屋に住んだ方が同棲も楽しい」ですし、きっと2人暮らしは上手く行きます。
家賃オーバーする時の対処法
賃貸で希望する部屋が見つからない時は「エリアを広げる」ことです。
ちょっと金額的に厳しいという時でも、少しエリアを広げて探せばお値打ちな物件が見つかる可能性はグッと上がります。
通勤に電車を使う場合も、思っていた駅意外でも意外と大丈夫だったりすることは多々あります。
優秀な賃貸営業マンはお客様の希望そのままで代替え案を見つけるのが上手いのです。
おわりに
実際にお店で同棲のためにワンルームを探しに来るお客様は結構いらっしゃいます。
個人的には目先の家賃ことだけではなく、住んだ後のことも考えるとわざわざワンルームで同棲しなくても良いのかなと思います。
もちろん家賃は大事ですが、同棲するのであれば家賃のことも2人で協力しあっては如何でしょう?
せっかくの同棲なので楽しく過ごせるように、スタートを切る前に彼氏彼女とよく話し合ってください。
さいごに「同棲でワンルーム(1R)に住むのはダメ?」というテーマでしたが「もちろん1Kもダメ」ですからね。
以上「同棲でワンルームには住めない!もし二人暮らしがバレたらどうなる?」でした。
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