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台湾カステラの真実ってナニ?実際にあった考えさせられる話!

皆さんは「台湾カステラ」をご存じでしょうか?

最近はコンビニスイーツに登場して人気を博している、シフォンケーキのようなふわふわ食感のケーキです。

ひな
コンビニの台湾カステラは生クリームをサンドして、よりスイーツ感が高くなっています。

 

ちなみに、2021年10月時点で「台湾カステラ」とグーグルで検索すると「台湾カステラの真実」という関連キーワードが出て来ます。

真実とか出てくると「台湾カステラってヤバイの?」と不安になりますよね。

では、台湾カステラの真実とは何なのか?

その真相についてお伝えしていきましょう。

 

 

映画「パラサイト」が台湾カステラの真実に関係する!?

「パラサイト 半地下の家族」は、2019年に公開された韓国映画です。

半地下に住むキム一家が引き起こすブラックコメディー/スリラーで、アカデミー賞4部門を制覇したので見たことがある方も多いと思います。

家族全員が無職で内職をしながら食いつなぐような生活をしているところから話は始まるのですが、この家族の父(ギテク)はある2つの事業に失敗して借金を背負います。

その1つは「チキン店」で、もう1つの事業が件の「台湾カステラ」です。

 

本当にあった「台湾カステラブーム」!

2021年セブンイレブン・ファミマ・ローソンからコンビニスイーツとして登場した台湾カステラですが、韓国では2016年に台湾カステラブームが起きています。

このブームをビジネスチャンスと考えた起業家が続々と店舗をオープン。

フランチャイズも17ブランドと熾烈を極め、その中でも「大王(テワン)カステラ」は500店舗を出店するほどの人気ぶりで多くの加盟店が参加しました。

不動
ですが、ある番組の放送をきっかけに台湾カステラブームは急速に冷え込んでいくのです。

 

「食品Xファイル」で台湾カステラの製造方法を暴露される!?

食品Xファイルとは「食品偽装などを暴く番組」で、それに大王カステラが紹介されます。

大王カステラのしっとりの秘密は「大量の食用油だった」という内容で、実際の放送ではお世辞にも体に良さそうな製法には見えません。

おやつ
大王カステラのある売り場では「材料は小麦粉と卵のみで化学添加物は使っていない」と宣伝していたそうで、それが真実は…という話なんですね。

また、売れ残りのカステラと生クリームを使って再販する姿も紹介され、当然のように放送後に炎上!

大王カステラ側も反発しましたが、一度付いた火は消し止めら得ることもなく、パラサイトに登場する父(ギテク)のように借金だけを残す結果となたオーナーも少なくないとのことです。

 

つまり、台湾カステラの真実とは

結局、台湾カステラの真実とは「食物Xファイルが大王カステラの製造方法を暴露して分かったこと」を指しています。

ですが、この食物Xファイルも他の食品でも過激な暴露放送を繰り返し打ち切りになっています。

テレビなので真実か過剰演出なのかは私たちが判断すべきことでしょう。

あすか
そう考えると、そもそも台湾カステラに食用油を入れたり、化学添加物を加えるのはダメなのでしょうか?

 

 

台湾カステラのレシピを見てみる!

流石ブームに火が付いている台湾カステラだけあって、ネットで検索するとレシピを公開しているサイトがたくさんあります。

そちらを順番に見ていくと、大体のサイトで食用油は使用されています。

ちなみに、本も出版している料理研究家の内田真美さんのレシピを参考にさせて頂きましたが、薄力粉100gに対して植物油70gです。

参考元ほほえみごはん

<台湾カステラの材料>

  • 卵…6個 ※作る直前まで冷蔵庫で冷やしておく
  • 植物油…70g ※今回は菜種油を使用
  • 薄力粉…100g
  • 無調整豆乳…100g
  • きび砂糖…100g

そして、食物Xファイルで「植物油が大量に投入されている!」というワンシーンの写真がこちらです。

おやつ
確かに大量の油が入れられていますが、薄力粉の量を見ると意外と適量なのかもと思えたりします。

大王カステラを食べてお腹が緩くなったというツイートがあったりもしましたが、演出による情報操作はあったのかもしれませんね。

 

ちなみに添加物を入れなくても台湾カステラは作れます

添加物に関しては「大王カステラのスタッフが加えている」と食物Xファイルで放送されました。

内田さんのレシピを見ても台湾カステラは添加物無しで作ることが出来ますが、ただベーキングパウダーを入れて「体に悪い!」というならパンも食べられないです。

あすか
それで放送から一気にブームが終わっていくのですから、テレビの力って恐ろしいですよね。

 

 

台湾カステラのもう1つの真実!

ここまで記事を読んで頂いて、みなさん台湾カステラは「台湾発祥のカステラ」だと思っていないでしょうか?

確かに発祥は台湾で間違いありませんが、台湾では「台湾カステラ」という名前で販売されていません。

不動
台湾では「現烤蛋糕(焼きたてのケーキ)」の名称で販売されています。

じつは、台湾カステラというのは韓国で付けられた名称です。

日本で言う「台湾ラーメン」のように、台湾にはないけど何故か日本にあるような感じですね。

多くの方が台湾にあるカステラだと思ってい方かも知れませんが、じつは台湾では「現烤蛋糕(焼きたてのケーキ)」という、もう一つの真実でした。

 

 

おわりに

今回は「台湾カステラの真実」についてお伝えしました。

はじめは何のことかと思うワードですが、じつは韓国で起こった「大王カステラの偽装問題」のことだったんですね。

2016年に突然のブームが巻き起こり、翌2017年のテレビ放送をきっかけに急激に衰退したのですから、当時のインパクトも強烈だったのでしょう。

ひな
だから映画「パラサイト 半地下の家族」でも取り上げられたのかも知れませんね。

ただ、勘違いしてはいけないのが「台湾カステラ=食用油と添加物は入れてはダメ」ということはないと思います。

それこそセブンイレブンやファミマ等で販売される台湾カステラは食用油も添加物も入っていますので過剰に反応しないようにしたいですね。。

 

ちなみに、台湾カステラのカロリーや糖質が気になる方は、こちらの記事も合わせてご覧下さい。

台湾カステラとは?気になるカロリーや糖質もお伝えします!

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以上「台湾カステラの真実ってナニ?実際にあった考えさせられる話!」でした。

 

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