3階建ての建売というと「一般的に狭くて生活がしにくそう」というイメージを持たれます。
しかし、都市部では駅近3階建ての建売が続々と建築されており、また実際よく売れています。
では、なぜ3階建ての建売がこんなに人気なのでしょうか?
3階建ての建売の住み心地やメリット・デメリットについて詳しくお伝えしていきましょう。
3階建ての建売!住み心地は一体どうなの?
3階建ての間取りでは、
- 1階…お風呂・洗面脱衣場・洗濯機・トイレ・部屋
- 2階…リビング・キッチン・トイレ・ベランダ
- 3階…部屋2室・ベランダ
というタイプが多いです。
ちなみに私の知人もこの間取りの3階建てを購入しており、実際に住み心地はどうなのか聞いてみたことを簡単にまとめてみました。
3階建ての住み心地で良いところは?
3階建ては高さがあるので「日当たりと風通しは良い」とのことです。
3階は寝室と子供部屋にしており、2階はリビング、1階にお風呂や洗面所と分かれているので生活空間にメリハリが生まれます。
とくに現時点で住み心地に問題は感じていないとのことでした。
3階建ての住み心地で悪いところは?
今は慣れたけど、初めは階段が大変に感じたこともあったそうです。
とくに洗濯物やリビングに荷物を運ぶのが大変なので
- 衣類乾燥機を買った
- 1Fの部屋は納戸として利用するようにした
ということを改善策にされたそうです。
やはり階段の上り下りがあるので、老後もずっと住むなら心配にはなります。
ただ、老後はワンフロアのマンションに引っ越す予定なので現時点であまり気にしてはいないとのこと。
また、3階建ての建売を選んだ理由は「住み心地よりも立地」なので後悔は一切していないそうです。
3階建ての建売を買う決め手となる3つの理由!
私の知人もそうですが、3階建ての建売を購入される方は、次の3つが決め手になることが多いです。
- 駅近に戸建てを持てる
- 手に届く価格帯である
- 戸建てだから周りを気にしなくて良い
順番にみていきましょう。
駅近に戸建てを持てる!
3階建ての建売の最大のメリットが「駅近の好立地に戸建てを持てる」ということでしょう。
今までは駅近に住むならマンションでしたが、なかにはマンションが苦手という方もみえます。
手に届く価格帯である!
3階建ての建売は、おおよそ一般的な新築マンションと同じ価格帯です。
そもそも一昔前は「駅近くの地価の高いところで戸建ては買えないのでマンションを買う」というものでした。
しかし、それが同じ価格帯で戸建てが買えるようになったので、マイホーム購入の選択肢は広がった形になります。
また、マンションだと住宅ローンとは別に管理や修繕費を払い続けますが、戸建ての場合はそれが無いので月々の負担は楽になります。
戸建てだから周りを気にしなくて良い!
これもマンションと比較する部分になりますが、戸建てであればペットを飼うのも自由です。
また、子供が多少飛び跳ねても階下の住人のことを気にする必要もありません。
土地は狭くても床面積は確保できている!
3階建ての建売のイメージとして一般的に持たれているのが「狭い」ということです。
ですが、3階建ての建売は土地が80㎡(約25坪)でも、床面積は100㎡(約30坪)というように土地よりも建物の面積が広くなります。
また、一般的な4LDKのマンションが80㎡くらいなので、床面積で考えれば特別狭いということはありません。
ただ、駅近くゆえに建物の高さや用途制限は緩くなっているので、いわゆる「閑静な住宅地」には当てはまらないエリアにはなります。
3階建ての建売は売却が難しくなるのか?
3階建ての狭小住宅は売却する時が難しいと言われてます。
それは「狭い・階段が大変そう」というネガティブな面を見て欲しい人が少ないという予想からの意見だと思います。
やはり3階建ての建売は売却しにくいのでしょうか?
3階建ての建売も立地次第で売れる!?
私は立地が良ければ狭くても売れると考えています。
これは駅近くという「利便性」がニーズとして今後も重視されるだろうと思っているからです。
逆に駅から遠い利便性の悪い場所であれば、某ハウスメーカーで建てた家であろうが売却は苦戦するのが現状です。
個人的には日本の人口が減少して高齢化社会になるにつれ、さらに利便性の高い駅近というニーズは重視されると予想します。
3階建ての建売は「買うのも売るのも立地が重要」だと思います。
3階建ての建売を買う前に気を付けたいこと!
3階建ての建売は立地が重要なポイントですが、その他にも買った後に失敗したと思わないためにも気を付けたいことはあります。
とくに3階建ては間取りも異なることが多いので注意しましょう。
3階建ての建売の間取りで内覧ポイントは変わる!?
3階建ての建売の間取りは、他にも
- 2階にお風呂や洗面所がある
- 2階リビングから3階に吹き抜けがある
- バルコニーが2階だけ
というように違いがあります。
それぞれ住み心地に直接関わって来ますし、3階建てだからこそ生活動線も大きく変わるので、よくイメージして内覧はしたいところ。
目の前に大きな空地は無いか?
3階建ての建売が販売されるエリアは「高さの制限が緩い」ことが多く、同じエリアでマンションなども建築されます。
そのため目の前に大きな空地やコインパーキング等の駐車場がある場合は要注意です。
とくにコインパーキングや月極駐車場は居住権や地上権などが発生しないので、つなぎ的な土地活用として行っている場合が多く、駐車場がマンションになることは正直よくあります。
目の前に大きな建物が無くて日当たりが良かったのに、マンションが建ってしまい後悔するようなことがないように注意しましょう。
考えておきたいリフォーム費用!?
3階建ての建売を新築で購入して売却するつもりでも、リフォーム費用は考えて起きたいところです。
一般的に3階建ては「足場の費用は高くなる」ので、外壁や屋根の塗装は2階建てよりも割高になります。
また、先ほどの2階にお風呂や洗面台がある間取りは便利ですが、配管が2階に伸びている分リフォームに関しては費用が高くなる可能性が高いです。
基本的に3階建ては2階建てに比べてリフォーム費用が高いと思っておいて下さい。
おわりに
3階建ての建売は階段があるので、一般的に住み心地は良いとは言いにくいかも知れません。
ですが立地は駅近くや利便性の良い場所に建っていることが多いため、そういった面も考えれば生活には便利と言えそうです。
ネットで3階建ての評判を探しても良い意見はなかなか見当たりませんが、実際のところ今は建てれば売れるような勢いがあります。
3階建ての建売を購入される方は「立地や利便性を重視されている」ので、まわりの意見に関係なく条件が合えば決めるのでしょうね。
以上「3階建ての建売の住み心地は?なぜ今マンションよりも選ばれるのか!」でした。
【 最後にPRです 】
個人でも掲載可能!空き家マッチングサイト
ここ数年「空き家問題」が取り沙汰され、管理の行き届いていない空き家については固定資産税が6倍になるという話も聞きます。
しかし、築年数の経過した空き家や地方にある空き地などは不動産屋も積極的に取り扱ってくれないので「仕方なく放置している」という方もみえると思います。
そんな空き家で頭を悩ましている方にお勧めなのが「空き家コネクト」です。
空き家コネクトは個人・法人問わず「空き家・空き店舗・空き地・山林など」の不動産情報を無料で掲載できるマッチングサービスになります。
「こんなボロボロの空き家は誰もいらない」と諦める前に無料掲載してみましょう!(イエエエイ!を見たと伝えて貰うとトップページにピックアップ物件として紹介して貰えますよ)
おすすめの記事 と スポンサーリンク