先日、知人の釣り好きの社長さんが会社を引退して島に移住すると言ってました。
結構な年配の方ですが、まだまだ元気ですし自分の好きなことをして生活していけるのは羨ましい限りです。
しかし、家族で引っ越すものだと思っていたら一人暮らしをするらしいんですよね。
「え?アパートで暮すんですか?」と聞いたら犬は連れて行くので一戸建てに住むらしく、賃貸で一戸建ては件数も少ないですし、家賃も高くなるので大変じゃないかと思ったのですが…。
いやー賃貸の営業マンをしている私ですが、話を聞いてびっくりしました!?(続く)
さて、今回は「一戸建てを賃貸で借りるメリットについて」お伝えしたいと思っています。
突然このテーマに決めたのは社長の話を聞いて、そんな方法があるんだったら「金銭面を考えると家を買うよりも絶対に得だな」と思ったからです。
全ての人に当てはまる方法ではないと思いますが、知っておいて損はないと思います。
社長の話は、この記事の後半でお伝えしますね。
まずは「一戸建てを賃貸で借りるメリット」について話をしていきます!
一戸建てを賃貸で借りるメリットは?
まずは初めに一戸建てを「賃貸で借りる」か「購入する」か、どちらが得か考えてみましょう。
- 初期費用が安くて済む
- 引っ越しが容易にできる
- 家の修繕は基本的に大家さんが負担する
一戸建てを賃貸で借りるメリットは上記のようなことが考えられます。
初期費用が安くて済む
家を買うことを考えれば、はじめに必要なお金が少ないのは大きなメリットです。
さらに一昔前は賃貸の初期費用も30万前後必要でしたが、最近では10万円あれば足りるような物件も出てきています。
また連帯保証人も必要ない(保証会社でOK)という物件が主流になりつつあるので、部屋を借りやすくなっているのも事実です。
引っ越しが容易にできる
もし災害に遭ってしまった場合でも、引っ越しが容易に出来るのは大震災を経験した人にとっては大切なポイントのようです。
私の姉は阪神大震災で被災しているので、家を買うのはずっと渋っていました。(最近マンションを買いましたけど)
転勤が多い方など引っ越しせざるを得ない仕事(会社)の方からすれば賃貸を選ぶ最も大きな理由と言えそうです。
家の修繕は基本的に大家さんが負担する
賃貸の場合は、基本的に家の修繕は大家さんが負担することになっています。
持家になれば、築20年、30年になると修繕も必要になってきますが、それが無いのはありがたいですよね。
また持家だと固定資産税も必要ですが賃貸の場合は無いのでランニングコストの面では、あまり気にする必要はありません。
ただ「賃貸のデメリット」が無いわけでもありません。
実際に以下のような不安が伴うのも事実です
- 退去を迫られることもある
- 自分の所有にはならない
実際に高齢になるほど「新しく部屋を借りたい」というのは難しく、審査が厳しくなりますから気を付けたいポイントでもあります。
また生涯を賃貸で家賃を支払い続けるのと、家を購入することをお金の面で考えると「賃貸の方が安い」のが一般的な考えです。
ただ正直、支払う金額がわずかの差なら「安心を買う」という意味で家を買うのではないでしょうか?
…ですが、冒頭の知人の社長の話を聞いたとき「それだったら賃貸の方がいいな」と、私も正直思ってしまったのです。
「土地面積100坪超えの一戸建て」なんと家賃は25000円!
まず私が賃貸営業しているエリア(田舎)でも「一戸建て・ペット可・土地面積100坪」だったら、家賃は軽く15万円オーバーです。
ですが、知人の社長が借りるところは、なんと家賃25000円なんだそうなんです。
実際「離島」の物件でも掘り出し物ですが、知人の社長のように年金などで働かなくてもある程度の収入がある人であれば楽しい生活が送れそうです。
そこで気になるのは、そんな物件をどうやって探したのか?
具体的な方法がこちらです。
各自治体が行ってる「空き家バンク」が凄い!
知人の社長が利用したのは「空き家バンク」という制度です。
「空き家バンク」というのは、各自治体が空き家を有効活用しようと行っている取組みです。
参照元:小豆島町
空き家バンクは各都道府県の自治体で行っているので(やっていない自治体もあります)
「空き家バンク ○○県」というように検索するとヒットします。
元は「空き家」なので地区年数自体は全体的に古いものが多いですが、場所によっては家賃1万円という物件も見つかります。
ここまで行くと「家の古さ」を気にしなければ、一戸建てを賃貸で借りるメリットしかないように思えませんか? しかも…!
一戸建てが50万円で買える!?
空き家バンクでは賃貸だけではなく「売却」も行っています。
例えば、新潟県の阿賀町では、
参照元: 阿賀町で暮らそう
こちらの一戸建てが「50万円」で売りに出されています。(※2017年9月の情報です。)
部屋の写真を見ると古民家のようで昭和の風情を感じさせます。
仕事がなんとかなるのなら、こういった家で住むのも良いなと思ってしまうのは、私だけではないですよね。
なぜ、こんな安い物件が多いの?
「空き家バンク」は、なぜこんなに家賃や販売価格の安い家が多いのでしょうか?
知人の社長が大家さんに話を聞いたところ、大家さんたちは都会の方で暮していて、空き家バンクに登録している家は相続で引き継いだそうです。
そのため家の管理も難しいし、固定資産税も払わなければいけないので、出来れば買って欲しいと言われたそうです。(買ってくれるなら300万円と言われたそうです)
空き家を持っているのも色々な事情があるのですね。
「空き家バンク」で家探しする際の注意点
空き家バンクを利用する注意点といえば大袈裟ですが、空き家バンクは各自治体に連絡をとって、大家さん(売主さん)と直接面談して話を進めていきます。
私たちのような仲介業者を通すわけではないので、それこそ「家の修繕」や「退去時」のことなどきちんと確認しておきましょう。
また、知人の社長が自治体の方と話をした際も「ここら辺は田舎で仕事はないですよ」ということは言われたそうです。
必ずしも全ての物件の地域がそうだとは言いませんが、収入面に関しては都会で働く賃金よりも下がることは覚悟しておいた方がよさそうです。
おわりに
いかがでしたか?
私も出来れば「海の近くでのんびり暮らしたい」と思っていたので、今回の話は羨ましいなと思って、ついつい社長に色々聞いてしまいました。
空き家を放置しているのが問題になっているというのは賃貸営業をしている関係で知っていましたが、よくよく調べてみれば「空き家バンク」自体はかなり前から始まっていた取組みなんですね。
賃貸営業マンとして恥ずかしい限りですが、市場相場を知っているだけにその安さには驚きを隠せません。
もし家を買う前に知っていたら、家は買わずに「空き家バンク」を本気で利用していたと思います。
住宅ローンを完済したら「空き家バンク」を利用して田舎暮らしもいいですね。
以上「一戸建て賃貸のメリットは?買うよりもお得なケースはこれだ!」でした。
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