突然ですが、賃貸物件に住んでいて壁に穴をあけてしまった経験はありませんか?
私が20代の頃「賃貸物件で壁に穴をあけると退去時に修理費用が請求されるのではないか?」とポスターを画鋲でとめることすら躊躇していたのに、飼っていたプレーリードッグがゲージから脱走して、壁をかじって20センチ四方くらいの大きな穴をあけられたことがあります。
今回は「賃貸の壁に穴があいた」時の話なんですが、プレーリードッグに穴をあけられた経験はなくても、画鋲を刺したり、壁ドンしたら勢い余って穴があいてしまったという方はみえるのではないでしょうか。
その時に考えるのは、
- 退去時に請求される費用はどれくらいだろう?
- 上手いこと隠ぺいできないかな?
この2つだと思います。
ヤフー知恵袋などを見ると「壁に穴をあけた!何十万円もお金がいるかも…」と心配されている方もチラホラみえるのですが、私たちの世代は親に「賃貸でクロスに穴をあけるとお金を取られるよ」と教わってきました。
ですから、クロスの交換には凄くお金が掛かるというイメージを持っていて、どれくらいの費用が掛かるのか心配で不安だったりするんです。
そんな親にビビらされてきた同世代の方に向けて(笑)今回は「賃貸に壁にあけた穴の大きさ」ごとに解説していきたいと思います!
賃貸の壁に「画鋲サイズ」の穴をあけた場合
まず、画鋲サイズの穴も「ピンで刺したような小さい穴」であれば、まず退去精算時に費用を請求されることはありません。
実際にピンで刺したような小さい穴であれば、木工ボンドつけたティッシュをつまようじ押し込めば見えなくなります。(それくらい補修は簡単)
ですが、時計を掛けるような大き目のフックなどで穴をあけると結構目立ちます。
私なら退去精算の際に「その穴が一か所」であれば1,000円程度の補修費用を請求するかもしれません。(ただ、そんなケースほとんどないですけどね)
場合によっては請求されないかもしれませんが、どうしても気になるしDIYで直したい場合は、以下の動画を参考にしてみてください。
部屋の模様替えで「穴がみっともない」のならDIYで補修するのもいいと思いますが、退去精算が不安だからということであれば、あまり気にしなくても良いと思います。
もし「これだったらクロスの張替しないとダメ」というような管理会社であれば、立会時に承諾はせずに補修内容と費用の見積もりを出してもらうようにしてください。
ご相談に乗りますよ(笑)
賃貸の壁のクロスが「3センチくらい剥がれた」場合
クロスに穴をあけないように気を付けていても、つい「ペリッ」とクロスが破れてしまうことがあります。
こういったクロスが一部破れた場合、私の会社では1㎡/2,000円程度です。
ですが、本当に3センチくらいの小さい剥がれであれば「コンセントの余ったクロス」を再利用して補修することも出来ます。
参考に以下の動画をご覧ください。
こちらも破れたクロスの大きさにもよりますが、数センチの小さい破れであれば退去精算もあまり気にする必要はありません。
逆に手間暇や道具を買うお金を考えると割高になってしまいそうです。
賃貸の壁に「こぶし大」の穴をあけた場合
ここまで「退去精算の時も気にすることないよ」というケースでしたが、さずがに「こぶし大の穴」ともなると退去精算の時にもバッチリ費用は掛かってきます。
基本的に「大きな穴があく」ということは、下地となる石膏ボードまで割れていることが考えられます。
となると、補修費用は20,000円程度は必要です。
ただ、この場合「工賃」が10,000円くらい含まれるのでDIYが好きな方はトライしてみる価値はありそうですね。
壁にあいた穴の大きさによりますが、上記のようなパッチをあてるのが一番簡単です。
私はプレーリードッグにあけられた穴をパテだけで補修したのですが、デコボコに仕上がって結局のところ退去時に指摘されて費用精算されました(爆)
知っておきたい!クロスは6年経過すると価値が1円になる
今回クロスのおおよその補修費用とDIYについて動画をご紹介してきましたが、賃貸の場合は国土交通省の「ガイドライン」にクロスの減価償却の考え方が示されています。
そこには貸借人の負担として「6年で残存価値1円となるような負担割合を算定する」とあります。
つまり、退去時にクロスの張替の費用が70,000円であっても、借主の負担は「クロスを貼った時から6年経過していれば1円」でよいということす。
とはいえ、石膏ボードを交換するような大きな穴をパンチであけてしまえば「故意過失」になりますから、そういった部分は退去時に請求されるでしょう。
賃貸を退去する時の注意点!敷金トラブルを防ぐ4つのポイント!
ただ「ガイドラインに従えば全てOKなんだよね」というと、そういうわけでもありません。
何よりも優先されるのは「入居時の契約内容」です。
最近は「敷金」ではなく、「補修分担金」や「クリーニング費用」として入居契約の際に退去の時期などに関係なく補修費を支払ってもらう契約も増えています。
※この場合、仮に1年で退去しても返金はありません。
ですから、退去する時に退去のことを心配しても本当は遅いんです。
出来ることなら「入居の時こそ契約をきちんと確認する」ようにしましょう!
火災保険は適用できないの?
賃貸を契約した時に「火災保険」は必ず加入させられていると思います。
せっかく火災保険に加入しているんだから、それこそ退去精算の一部でも保険は使えないのでしょうか?
結論を言えば「借家人賠償責任補償」を利用することで支払えるケースがあります。
借家人賠償責任補償とは「大家さんに建物のことで迷惑を掛けた際に補償する保険」です。
ただし、注意点として
- 偶然な事故によって借用戸室に損害が生じた場合に限る
- 免責金額(自己負担額)が発生する場合もある
さらに、「修理費用補償特約」というものが付いていれば、借家人賠償責任で対応できない部分もカバーですきます。
退去精算の際に、こういった火災保険を利用される方は少ないので請求できるのであればドンドン利用していきましょう!
おわりに
いかがでしたか?
賃貸で部屋を借りると壁を汚してはいけないし、ましてや穴をあけたら退去時にいくら請求されるか不安なところですが、そこまで暴利な会社は今は少なくなってきました。
- 画鋲サイズ…ほとんど補修費用は無し
- 3センチくらいの破れ…2,000円程度
- 石膏ボードまで届く大きな穴…20,000円程度
くらいで見て置けば一般的だと思います。
またDIYで直すのも一つの手ですが、賃貸で部屋を借りる際には「火災保険」の加入は必須条件になっているはずです。
もしかしたら火災保険で保険金が出るかもしれないので、改めて契約を見直してみましょう。
以上「賃貸の壁に穴があいた!費用を安く済ませる方法はないの?」でした。
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