今は私も結婚してマイホームで暮らしていますが、以前は賃貸物件に暮らしていました。
賃貸物件に住んでいる時は、まわりの入居者や友人がマイホームを購入して引っ越ししていくことをプレッシャーに感じていましたが、じつは最近だと「マイホームいらない派」が増えてるとのこと。
景気が回復しているといっても反映されないサラリーや少子化。
そういった点から「身軽に動ける賃貸に一生住んでもいいかも!?」という考えも多いそうです。
では実際にマイホームはいらなくて賃貸に住むことにデメリットはないのでしょうか?
また逆に「賃貸が向いている」という人は、どんな方なのでしょうか?
今回は不動産営業マンの観点から「マイホームがいる人いらない人」について話をしていきます。
こんな方はマイホームよりも賃貸がお勧めかも!?
私は家の購入の相談を受けたら基本的には「出来れば早い方が良いよ」というのですが、特定の方には「ちょっと待ったら?」と言います。
それは一体どういった方たちなのかお伝えしましょう。
夫婦2人生活ならマイホームは焦る必要ない!
私がマイホーム購入よりも賃貸をお勧めするのは「夫婦二人」で生活されている方です。
私の知人で夫婦二人ですが「憧れのマイホーム購入」ということで結構大き目な家を買ったのですが3年くらいで売却した方がみえます。
勿体ないと思うかもしれませんが、私もそう思います。
私もお邪魔したのですが、家は凄く立派なんです。
でも、二人暮らしで荷物も無いし部屋は生活感を感じない寒々しい印象を受けました。
これがお子さんがいれば本当に良い家なんだと思いますが、実際は使っていない部屋も多くて「私たちには広すぎるね」と結局家を売却して新しくマンションを購入していました。
私はマイホーム購入でアドバイスする時は「子供で購入時期を考えると失敗しない」と伝えています。
この知人のように一戸建ては夫婦二人には広いですから、二人暮らしであれば「賃貸の方が良い」です。
仮に分譲マンションを先に買うと、今度は子供が生まれると「部屋数が足りない」ということでマイホームの買い替えを検討することになります。
「子供を基準に考える」のはシンプルですが、間違いありません。
逆に私は賃貸の営業マンですが、部屋探しに来た方でも広めの賃貸を探す人には「家買った方が良いですよ」と勧めますからね。
逆に子供がいるなら賃貸では手狭です。
賃貸の営業をしていると「家族4~5人くらいで住める広めの賃貸」を探す方もみえます。
この場合は「借家(一戸建て)」や「分譲賃貸マンション」を探すことになりますが、数が圧倒的に少ないです。
また家賃も基本的に割高です。
築浅の綺麗な物件であれば「住宅ローン組んだ方が安いんじゃない?」という家賃設定もあります。
ちなみに、こういった物件でも「企業の転勤で需要がある」のですが、長く家族で住むという方であればマイホーム購入を勧めます。
また分譲賃貸マンションでは格差があり「お宅賃貸で借りていらっしゃるの?」という目を向けられることもあるそうです。
であれば、思い切ってマイホーム購入に踏み切った方が良いでしょう。
定住しない可能性があるなら賃貸で十分!
また賃貸に住んだ方が良いケースとしては「定住しない可能性がある」場合でしょう。
定住しない可能性といえば、以下の2つ。
- 転勤がある
- 子供を通わしたい学区(学校)がある
転勤族だけど家を買ったから単身赴任するという方は多いですし、また以外と後々出てくるのが子供の学区です。
私の友人も小学校は別の学区で通わせたいらしく、大きな家を買ったのに引っ越しを計画しています。
マイホームの購入を考えるなら「子供の事」はきっちり考えておくべきですよ。
実家があって相続の可能性があるなら焦る必要はない!
あと私が賃貸を勧めるケースとしては「実家がある」ことです。
仮に実家があって自分も持ち家があると、管理や処分に意外と困ります。
相続で家やマンションを引き継いで「どうしよう」という相談は意外と多く、ウチの社長などはチャンス到来とばかりに喜んでいます(苦笑)
相続となると兄弟との相談もありますし、また親が元気だと「ワシが死んだときの話するな!」と怒られることもあるのですが、「家は売りたい時にはなかなか売れない」ので損してでも投げ売りしてしまいたくなります。
実家がある時は相続も見据えて「どうなるのか?」きちんと話あって、場合によっては賃貸の方が賢い選択になることも念頭に置いておきましょう。
じつはお金の問題はさほど気にしなくて大丈夫!?
いくつかマイホーム買うより賃貸の方が良いというケースを紹介してきました。
ですが「賃貸に住み続ける」となると、いろいろと考えると事があると思います。
その筆頭と言えば「お金の問題」です。
マイホームいらない派という人は「気にしてないよ」と言ってもお金のことを心配していると思います。
よく言われるのは「家賃を払い続けるのは勿体ない」ですが、家賃の支払いは本当に損なのでしょう?
家賃を一生払い続けるのと住宅ローンを支払うのでは、結論から言えば「あまり変わらない」です。
(気になる方は、以下の記事もご覧ください)
ですから、お金の損得で考えるのではなく「マイホームの必要性」で考えることをお勧めします!
大事なことは「周りに流されない」こと
あとマイホームいらない派の方にお伝えしたいことがもう1つ。
それは、賃貸物件に住み続けると「絶対に家買った方がいいよ」などのプレッシャーを与えられることになります。
とくに女性の方は言われる機会が多いかもしれませんね。
そういう時は気にせずに自分がマイホームをいらない理由を曲げることなく、無理して購入するのはやめておきましょう。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「マイホームいらない派」の立場でお伝えしてきました。
実際、私の周りでもマイホームを買って損した人は結構います。
- マイホームを購入したけど転勤が決まって売却した
- 子供の学区をどうしても違う所にしたい
- 実家で一緒に住んで欲しいと両親に頼まれた
など理由は様々ですが、でもこれらは「マイホームを購入する前に思い付かなかったのかな?」ということのように感じます。
結局「まわりの人もみんな家を買うしウチも急がなきゃ!」と焦ってしまったのではないでしょうか。
もしかしたら、今は本当にマイホームはいらないかもしれません。
一生に一度の買い物と言われるマイホームですから、ぜひ失敗しないようにしたいですね。
以上「マイホームいらない派!こんな方は賃貸生活が合っているかも?」でした。
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