多くの男性にとってコンプレックスの代表格となる薄毛・ハゲ。
最近では女性の悩みとしても話題になるほどです。
そんなとき頼りたいのがテレビなどでもCMしてる毛生え薬の類。
でもよく見てみると発毛剤や育毛剤、養毛剤など呼び方が様々です。
それでは意外と知られていない発毛剤や育毛剤、養毛剤の違いと使い方について解説します。
発毛剤・育毛剤・養毛剤とは?
薄毛対策商品は多くの種類が販売されていますが、分類としてはこの3つに分けられます。
しかしこの中で薬と言えるのは発毛剤だけなんです。
まずは厚生労働省によるそれぞれの分類はこうなります。
- 発毛剤・・・医薬品
- 育毛剤・・・医薬部外品
- 養毛剤・・・化粧品
医薬品とは「治療を目的とした薬」のことで、有効成分が一定濃度以上に配合され厚生労働省により認可受けたものです。
つまり公的機関の保証付きというものです。
一方、医薬部外品はそれらの有効成分は配合されているが、医薬品に比べごく少量で認可に至らないものです。
化粧品は治療に対しては効果そのものが認められていません。
当然、医薬品となれば価格も高くなりますし、化粧品は手頃な価格で買うことが出来ます。
では悩みを持つすべての人とって発毛剤が一番おすすめなのでしょうか?
一概にそうとも言い切れず、強い成分はそれなりのリスクも伴います。
各人の症状の程度とそれぞれの役割について検討する必要があります。
役割を理解して使い分けましょう!
まず最初に人は一日平均50~100本の毛髪が抜けると言われます。※個人差があります。
これは発毛→成長→退行→休止というサイクルの一環で、抜け毛自体は健全なことです。
抜け毛は紫外線などの外的ダメージやホルモンバランスの乱れ、偏った食事などにも大きく影響を受けますので、「最近抜け毛が多くなった」「以前より髪のボリュームがなくなった」ときが薄毛対策の始まりとなります。
では薄毛対策を念頭に置いたとき、それぞれの役割はこのようになります。
- 発毛剤・・・脱毛した毛穴から新たな発毛を促す。
- 育毛剤・・・すでに生えている毛髪を太く丈夫に育てる。脱毛を防ぐ。
- 養毛剤・・・毛髪に栄養を補給し、美しく健やかな毛を養う。
発毛剤は毛母細胞に直接働きかけ細胞分裂を促進し、発毛を促す成分が一定量配合されています。
ミノキシジル、フィナステリド、ノコギリヤシなどが有名ですね。
これらの成分は効果が認められている反面、刺激が強く、人によっては頭皮環境が悪化し抜け毛に繋がるデメリットも考えられます。
よって医薬品は医師や薬剤師によるアドバイスが必要となります。
医療機関で処方してもらうなり、薬剤師のいる薬局で購入することになります。
育毛剤にもこれらの成分が配合されていますが比較的少量なので、発毛という効果は期待できませんがリスクも少なく、手軽に購入することができます。
こういった効果とリスクを考慮すると、むやみに強い商品を使うのではなく、症状に合ったものをチョイスする必要があります。
発毛剤が適している方
薄毛が進行し、抜けてしまった毛を再び生やしたい方
円形脱毛症など局所的な脱毛に悩んでいる方
育毛剤が適している方
薄毛が気になりだした方
髪の毛に元気がなくなった方
養毛剤が適している方
髪の毛のコシや艶がなくなった
見た目に美しい髪の毛を取り戻したい方
生活習慣も大事な要素です!
通常サイクルではない抜け毛の原因として生活習慣も重要な要素です。
大きく言うとストレスとなりますが、具体的にはこのようになります。
喫煙
ニコチンは血管を収縮させ血行不良となるとともに、含有する有害物資の分解に栄養分を取られてしまします。
睡眠不足
人は寝ている間に成長ホルモンが多く分泌されますので、睡眠時間が少ないと分泌量も少なくなります。
アルコール
適量であれば血行が促進されていいのですが、過度のアルコールは体内での分解に負担がかかり、栄養分を消費してしまいます。
食生活の乱れ
毛髪自体はタンパク質でできていますが、髪の毛を成長させるにはビタミン・ミネラル・亜鉛なども大切な栄養素です。バランスの良い食事を心がけましょう。
最後に
薄毛対策商品のそれぞれの役割についてみてまいりましたが、効果の大きさとそのリスクを理解した上での選択が大切です。
もうすでに進行してしまっている方は最近テレビCMでも言っているように「まずはお医者さんに相談」です。
以上、「発毛剤と育毛剤の違いは?養毛剤についても解説!」でした。
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