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さつまいもは堀りたてが美味い?追熟した方がもっと甘くなりますよ!

秋と言えば「さつまいも」の季節!

幼稚園に通う小さなお子さんがいれば芋掘りで、大きなさつまいもを持って帰ってくることもあると思います。

おやつ
では、そのさつまいもはすぐに食べても良いのでしょうか?

じつは、さつまいもは収穫後すぐに食べずに熟成させた方が甘みが増しておいしくなります。

せっかく食べるなら甘くなった美味しいさつまいもを食べたいですよね。

では、どう保存すればさつまいもが甘くなるのでしょうか?

今回は「収穫後のさつまいもを甘くする保存方法について」お伝えしていきましょう。

 

 

堀りたてのさつまいもは「追熟」すべし!

堀りたてのさつまいもは「追熟」させることで甘みが増します。

追加熟成(追熟)とは、収穫後にすぐ食べずに温度や湿度をコントロールして保管して熟成させることです。

そうすることで「でんぶんが糖化して甘みが強く」なるのですね。

では、さつまいもを追熟するための保存方法はどうやるのでしょうか?

 

さつまいもの保存は5つのポイントに注意!

まず、堀りたてのさつまいもの保存方法のポイントを箇条書きにすると、

  • 土:そのまま
  • 包装:密閉しない
  • 場所:日の当たらない場所
  • 温度:10~15℃(温度変化の少ない環境)
  • 期間:1~2週間

になります。

 

掘りたてのさつまいもは水洗い厳禁!?

掘りたてのさつまいもは土が付いているので、水洗いしたいところですが「水洗いは厳禁」です。

さつまいもは水分がつくと腐りやすくなってしまい、保存性も落ちてしまいます。

ひな
堀りたてで土が付いている場合も、軽く手で払うだけにしておきます。

 

さつまいもは収穫後も呼吸をしている!?

さつまいもは土から掘り出しても呼吸をしています。

そのためビニールやラップなどで包装するのは良くありません。

新聞紙でくるんだり、量があれば段ボールにいれて保管しておきましょう。

保管場所は「日の当たらない涼しい場所」で!

掘りたてのさつまいもは一度乾燥させるために天日干しをします。

その後は日の当たらない涼しい冷暗所、しっかりで保管します。

温度の目安は10~15℃なので、収穫時期が秋であれば常温で問題ありません。

注意点として、さつまいもは暖かすぎると芽が出たり、寒すぎると低温障害で腐ったりします。

基本的に冷蔵庫も温度が低すぎるので保管するのに適しませんが、夏場で外に出しておけない場合は「新聞紙でくるんださつまいもをビニールに入れて野菜室で保管」しておきましょう。

不動
新聞でくるむのは冷気対策で、ビニールに入れるのは乾燥を防ぐためです。

 

熟成期間は最低でも1週間は確保しましょう!?

さつまいもを美味しくさせる追加熟成は、最低でも1週間は行いましょう。

さつまいもは水に濡れていないなど保存状態がよければ1~2ヶ月でも追熟出来ます。

たまに状態を見ながら熟成させましょう。

あすか
余計な水分が抜けるほどホクホク美味しいさつまいもになるので、焦らずじっくり寝かせて下さいね。

 

さつまいもを水洗いしてしまったらどうする?

さつまいもの収穫後、知らずに水洗いをしてしまったら「天日干し」でしっかり乾かしましょう。

とはいえ、やはり一度水に触れると傷みが心配なので、早めに食べてしまうのがベターです。

ただ、量が多くてすぐに食べることが出来ない場合は、夏場と同じ冷蔵庫の野菜室で保管すれば1週間程度はもつでしょう。

また、カットしたさつまいもも水につけて冷蔵庫に入れれば2~3日程度は保管可能です。

 

 

保存したさつまいもが「黒く」なっている場合!?

保存したさつまいもが黒く変色している場合「食べられるケース」と「食べられないケース」があります。

まずは食べられるケースからお伝えしていきましょう。

 

表面に「ヤラピン」が出ている!?

上の写真のさつまいもは、右側に黒い蜜のようなもの出ています。

これは「ヤラピン」といって本来は白い液体なのですが、表面ににじみ出たものが時間が経過して黒く変色したものです。

また、さつまいもを切って少し置いておくと「断面に黒や緑の斑点」がでますが、これもヤラピンが変色したものです。

おやつ
ヤラピンは食べても問題が無く、胃の粘膜を保護したり、整腸作用の効果があると言われています。

 

切ったときに黒い斑点がある場合は「低温障害」

切ってから変色する場合は食べられますが、切ったときに初めから黒い斑点があるのは「低温障害」です。

低温障害を起こすと品質が劣化して、食べてもスカスカで苦みがあることもあります。

一部分であれば切り落として使えますが、多くの場合は全体に症状が出るため勿体ないですが処分してしまいましょう。

不動
低温障害にならないためにも保存するときにも温度には注意しないといけませんね。

 

表面に黒カビは生えている!?

さつまいもの表面にある斑点は全てヤラピンとは言えません。

保管状況によっては黒カビが生えることもあります。

ただ、ヤラピンと違って黒カビは表面にツヤはなく、毛のようなものがあるので見た目で判断は付くと思います。

あすか
もちろん食べることは出来ませんので一部分であれば切り落とし、全体に広がっている場合は処分しましょう。

 

その他さつまいもに見られる傷みは?

黒く変色する以外にさつまいもに見られる傷みとしては、

  • 皮にシワが出来てくる
  • 身が柔らかくなってくる
  • 嫌な臭いがする

などが起こります。

これらは温度が合っていなかったり、乾燥しすぎてしまったりと保管状況に問題があることが原因になります。

せっかくの掘りたてのさつまいもですから、美味しく頂くためにも保管はしっかりと行いたいですね。

 

 

おわりに

今回は「堀りたてのさつまいもの保存方法」についてお伝えしてきました。

スーパーで売られているさつまいもは綺麗に水洗いされてビニールに入っているのですが、堀りたてのさつまいもを家で保存しようとする時は参考にしてはダメなんですね。

おやつ
なかでも最重要ポイントは「水洗いをしない」ことでした。

さつまいもは水に触れると腐りやすくなるため「雨が降った2~3日後は芋掘りもやらない」そうなので、うっかり水洗いしないように注意して下さいね。

以上「さつまいもは堀りたてが美味い?追熟した方がもっと甘くなりますよ!」でした。

 

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