賃貸ではカップルで部屋探しにみえる方も多く、私くらいのベテランになると「新婚か?同居か?」一発で見抜きます。
今日も若い男女が来店したので「新婚さんですか?」と訪ねると、二人で顔を見合わせて恥ずかしそうに「いえ、ただの友達です。私たちルームシェアできる部屋を探してまして…」とのこと。
…最近の若い子は進んでいるなと思いました。
さて、今回は「新婚さんが選ぶ間取りは1LDKはお勧め出来ない」という話です。
実際、新婚さんに「間取りはどれが良いか?」質問されることも多く、なかでも人気は1LDKや2LDKのリビングタイプです。
これが同棲だったら「まあ、1LDKでも良いんじゃないですか?」になるんですけど、新婚だったら断然1LDKはお勧め出来ません。
では、なぜ1LDKだったら新婚さんにお勧めしないのか?
これから部屋探しをされる新婚の方には必ず参考になると思います。是非お付き合い下さい!
新婚の間取りで1LDKをお勧めしない理由とは?
間取りが1LDKといっても「広さや形」は色々あります。
とくに都市部だと1LDKなのに70㎡をこえるような広いタイプもありますが、一応ここでは一般的な「大東建託などの大手が採用しているサイズ感」でお伝えしていきます。
新婚生活は寝室とリビングが離れていないと厳しい!?
最近、賃貸物件を見ていると「LDKが繋がっている」タイプをよく見かけます。
写真で見ると以下のような感じです。
こんな感じで「引き戸で部屋を分けるタイプ」が多く、引き戸を開けていれば隣の部屋と繋がってみえるので視界も広く人気があります。
ただ「新婚で今後赤ちゃんも生まれるかも知れない」となると、やはりリビングと寝室はしっかりと分かれてい置いて欲しいところです。
例えば、赤ちゃんのおむつを交換するのも電気をつければ眩しいですし、旦那さんも「よく寝られない」と機嫌も悪くなるもの。
ある程度は生活のスペースを区切るのは必要です。
でも、これが同棲であれば「衣食住すべて一緒でも愛があれば構わない時期」なので上記の間取りも全然アリだと思います。
部屋を選ぶ時は間取りよりも「平米数」が大事!?
では部屋が分かれていれば問題ないのかというと、そうでもありません。
もう1つ注意したいポイントがあって、それは「平米数」です。
例えば、同じ1LDKでも「30㎡もあれば60㎡もある」のですが、これって実質的な部屋の広さが2倍ですよね。
意外と平米数って気にしていない方が多いのですが、私なんかは凄く注目します。
実際、それで1LDKでも「贅沢一人暮らしタイプ」「オススメ同棲タイプ」(後ほど紹介します)などで分けて考えています。
ちなみに、どうしても1LDKで新婚生活を送りたいなら「平米数は50㎡以上」は欲しいです。
ただ実際に1LDKは30~40㎡くらいが多く、50㎡以上だと2LDKなどに多い広さになります。
また、50㎡が実際に新婚生活を送る上で狭さを感じないギリギリのラインだと思います。(出来れば55㎡くらいが理想)
実際に私は2LDK(58㎡)で「壁が移動するタイプ」の部屋をリビングと1部屋繋げて「広めの1LDK状態」で夫婦+子2人で暮らしていましたが不便さは感じませんでした。(部屋数 ≦ 平米数 というイメージ)
それと、合わせて平米数を見るときに1つ注意点があるのでお伝えしておきます。
10㎡の差を打ち消す「メゾネットタイプ」
間取りの広さを見るとき「チェックしたい重要ポイント」があります。
答えの前に一度に以下の2つの間取りをご覧下さい。
(30.0㎡:間取り的に1Kよりも広く使える「贅沢一人暮らしタイプ」)
(41.27㎡:部屋が繋がっていない「オススメ同棲タイプ」)
上記2つの間取りは10㎡ほど違いますが、たぶん実際に部屋を見たときの印象は「そこまで差を感じない」と思います。
それは下の間取りには「階段」があるからです。
メゾネットタイプで「部屋の中に階段があるタイプ」は、階段も平米数にカウントされますから10㎡まではいかなくても5㎡くらいは階段にスペースを奪われます。
そのため平米数(広さ)で部屋を選ぶ際に注意したいポイントになります。
賃貸営業で多くの新婚さんに部屋を紹介してきましたが、上記の説明も踏まえて1LDKは「同棲向け」だと思います。
また、最近はKが3帖とか「布団引いたら終わり」くらいの1LDKも増えていて、これは完全に「一人暮らし向け(寝室と居住スペースを分けられるので人気)」になっています。
新婚生活は荷物も増えますし、これからのことを考えると「部屋数」と「広さ」は譲れない重要ポイントになります。
新婚生活は2LDKで始めたい!具体的な間取りはどんな感じ?
部屋探しも出会いなので必ずとは言い切れませんが「50㎡以上」の1LDKと2LDKを探すなら、どちらが多く見つかるかというと、やはり2LDKです。
また「部屋数が多い」という利点については、わざわざ解説するまでも無いので割愛しますが、そう考えるとやはり新婚生活の部屋探しは「2LDKを中心に探した方が効率も良い」と思います。
では、2LDKだったら何でもOKかというとそうでもありません。
やはり2LDKでも50㎡を切る「やや狭めのタイプ」もあります。
では、逆に「こういう2LDKなら不便を感じない」というと以下くらいの間取りになります。
上記のような「カウンターキッチン」のタイプだと、キッチン分リビングが狭く感じますが、個人的に12帖くらいあれば狭さを感じません。
でも、1LDKに比べて家賃が高いんじゃないの?
というと、やはり普通に考えて「2LDKの方が広い」ですから、少し家賃は高くなります。
かといって、家賃を抑えるために「広さを犠牲にする」のはお勧めしません。
であれば、我慢するのは「築年数」です。
築年数が古い物件には「3DK」という間取りも多くありますが、これは「ダイニングキッチン+3部屋」という間取りです。
2LDKに比べてリビングが狭い代わりに1部屋多いわけですが、ここも平米数に注目すると50㎡以上の部屋は多くあります。
また、元々3DKだった部屋をリノベーションして2LDKに変更することも多いので「家賃を抑えたい」という方は狙い目です。
おわりに
今回は「新婚が選ぶ間取りについて」お伝えしていきました。
私がお伝えしたいポイントを再度まとめると
- 最大のポイントは平米数!少なくても新婚生活には50㎡は欲しい(理想は55㎡以上)
- 1LDKは衣食住いつも一緒でも気にならない同棲生活で!
- 結局「広さ」を考えると1LDKよりも2LDKで探した方が物件数も多い
ということがありました。
1LDKが絶対にダメとは言いませんが、その場合は「広さ」と「リビングと部屋が離れている」ということは抑えておいた方が良いでしょう。
また、部屋探しが初めてという方は、お店に行く前に「賃貸契約の流れ」が分かるこちらの記事もご覧下さい。
賃貸契約の流れ!期間やキャンセルなど気になることを全て解説するよ
以上「新婚なら間取りは1LDKはダメ?2LDKを選びたい理由があるよ!」でした。
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