「ペット飼いたいけど、ウチはペット禁止の賃貸なんだよな~」
確かにペットの飼育については賃貸契約書に記載されており、犬や猫はもちろん、小鳥や観賞魚まで具体的に定められているケースが増えました。
しかし、中にはペット禁止でも相談するとOKを貰えることがあります。
では、具体的にどのようなペットなら飼える可能性があるのでしょうか?
また、ペットを飼いたい方にとっては、
- できるだけ許可を貰いやすくするコツはあるのか?
- 黙って飼っていたことがバレたらどうなるのか?
なども気になるところです。
というわけで、今回は「ペット禁止の物件について」裏事情なども合わせながら詳しく解説していきます。
ペット禁止でも飼える可能性があるペットは?
まず大前提として、賃貸借契約書に禁止事項として記載されている場合は原則禁止です。
例えば、犬・猫・鳥類は禁止と記載があるのに「インコ飼ってもいいですか?」と相談しても、許可を貰える可能性は限りなくゼロに近いです。
ここでのケースは、犬・猫・鳥類は禁止とあるけど「ハムスターだったら周りに迷惑をかけないし可能性あるんじゃない?」というような話に限ります。
ペット禁止だけど相談すれば何とかなるという話ではないのでご注意下さい。
ハムスターやウサギで許可が貰える確率は30%くらい!
まず、はじめに知っておきたいことに「ペット3大トラブル」というものがあります。
具体的に、賃貸物件でペットを飼うと
- 臭い
- 鳴き声
- 糞などの処理
で、入居者同士や近隣住民との間でトラブルに発生しやすくなります。
このペット3大トラブルを踏まえると「飼育の許可の取りやすさ」がイメージしやすいです。
ハムスターやウサギにフェレットなどの小動物であれば、鳴き声はともかく、臭いや糞などの処理(ゴミ出しでペットを飼っていることがバレる)が問題になりそうです。
また、ウサギやフェレットを運動のために部屋に出すと「家具の隙間などに隠れて壁や柱をかじる」ことも心配されます。
そのため、思っているほど許可を取りやすくはありません。
ハムスターやウサギなどの飼育許可を貰うためのコツ
ハムスターやウサギの場合、家主としては3大トラブルの臭いも気になりますが、あわせて「壁や柱の損傷」も心配される方が多いです。
そのため「部屋に放さない」とか「部屋を汚さないための敷物や柵の準備が万端」というような対策案があれば、許可してくれる確率はアップしそうです。
インコや文鳥など「小鳥」でも結構厳しい!
セキセイインコや文鳥など比較的小さな鳥でも、犬と猫と一緒に「鳥類」として禁止されている物件は多いです。
また、先のハムスターやウサギと違って鳴き声もありますから、許可を貰うのはより厳しくなります。
インコや文鳥などの飼育許可を貰うためのコツ
鳥類に関して「鳴き声」が気になるところです。
鳴き声は住民トラブルに発展することも多いので「鳴き声が大きくない」ことをアピールすれば許可は貰いやすいかと思います。
実際にどれくらいの鳴き声かペットショップで確認することをお勧めします。
トカゲやカメなど「ゲージ内」で飼う爬虫類は許可が貰えやすい!?
トカゲやカメといった爬虫類は、あまり動かないし鳴かないイメージがあるので「ゲージ内で飼う」のであれば許可は貰えやすいです。
ただ、カメはともかくトカゲは「見た目が苦手」という方もみえるので、大型のものは厳しくなると思います。
また、同じ爬虫類でもヘビは万が一逃げた時のことを考えると怖いので、許可を貰うのは難しいでしょう。
トカゲやカメなどの飼育許可を貰うためのコツ
まずトカゲやカメなどの爬虫類に関して、一般的に知識があるという人は多くありません。
そして「分からないことには手を出さない」のが賃貸業界ですから、コツは第一声でどれだけトラブルを起こさないか理解して貰うことでしょう。
ハムスターやウサギなど、他のペットと比較してメリットを伝えると「イメージが沸きやすくなる」ので、交渉のテクニックとして是非。
観賞魚を飼うのにも許可は貰わないといけないの?
観賞魚と言っても金魚鉢で飼うものから水槽を用意するものまでありますが、賃貸物件の中には観賞魚も禁止している物件はあります。
ただ、これは本格的な水槽で飼う場合に「重量」や「水漏れ」の心配があるからで、さすがに金魚鉢程度で許可が貰えないケースはゼロに近いです。
ですが、黙って飼うよりは念のため管理会社に連絡しておく方が万が一のトラブルの時には安心です。
アロワナなどの大型の熱帯魚を飼うような水槽は厳しいですね。
観賞魚の飼育許可を貰うためのコツ
観賞魚に関しては、魚よりも「水槽の大きさ」が問題になります。
また、本格的な熱帯魚のセットだとポンプの作動音が階下に響きそうなのも気になるところ。
「小型の水槽」にとどめておけば80%程度の確率で飼育許可は貰えると思います。
黙ってペットを飼っていることがバレたらどうなる?
ペットを飼っていてバレた時に考えられるデメリットは、
- 賃貸借契約が解除される(退去させられる)
- ペットを飼っていたことで退去費用が割高になる
が、挙げられます。
退去させられる可能性がある!?
ペット禁止の物件で許可なくペットを飼うのですから、契約違反で「賃貸借契約の解除」はあり得ます。
ただ、バレた即日に強制的に退去させられることはなく、
- 注意される
- 従わない
- 解除(退去勧告)
というのが一般的な流れになります。
注意の時点で「ペットを実家で飼うことにしたり、近日中にペット可の物件に引っ越す」ということであれば、その期間は待って貰えることが多いです。
また、注意しても従わない場合は「契約解除」になって、それでも退去しない場合は裁判の手続きを経て「強制執行」になります。
ペットを飼っていると退去費用が割高になる!?
ペットを飼っていたことで「臭いが付いたり柱や建具が損傷した」場合は、やはり退去費用が割高になります。
とくにペットの臭いは住んでいる人は分かりませんが、他の人が部屋に入ると鼻につきます。
また、その場合はクロスなどに染みこんでいることも多いので「全部張り替え」ないと臭いが取れません。
こういったことで過剰請求だいう方もみえますが、ペット可の物件でも「ペットを飼う場合は退去費用を見越して敷金や家賃が割高」になります。
ちなみに以下は猫の場合ですが、退去費用が50万円になる可能性があることも知っておいて下さい。
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まとめ
今回は「ペット禁止で飼えるペットはどこまでなのか?」を、お伝えしてきました。
最近では賃貸借契約書に飼えるペットの範囲は記載されていることが多いので、まずは契約書に準じるのが原則です。
ですが、ちょっと範囲が分からない時や交渉してみようという場合には、以下の点がポイントになります。
- ペット3大トラブルは「臭い・鳴き声・糞などの処理」
- ペットを飼う交渉は「3大トラブルの対策」と「周りへの気遣い」がポイント!
- ペット禁止で黙って飼うとリスクが高い!必ず事前連絡をすべき
ハムスターなどの小動物から観賞魚まで「交渉すれば意外と許可を貰えることは多い」ので、黙って飼うくらいなら事前連絡した方が気持ちもスッキリします。
当たり前ですが、ペットを飼う前に確認を取らないとダメですからね!
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