突然ですが、あなたはウォシュレットは普段使用しますか?
一般家庭でのウォシュレットの普及率は8割近いそうです。
新築物件ならほぼ標準装備と言えるくらいで、もはや現代人にとってトイレでお尻を洗うことは当たり前になってきたみたいですね。
でも賃貸物件となるとまだ対応していない物件も結構あります。
今回は賃貸部件でウォシュレットを取り付けたい人のための注意点と商品選びのポイントについて解説します。
ウォシュレットが取り付けられていない賃貸物件は多数あります!
需要の高さから最近では賃貸でも集客のため装備済みの物件が増えてきましたが、まだまだ未対応のものもあります。
「ここまで普及し多くの人が求めているのになぜ?ケチっているの?」なんて思いがちですが、築年数が経過している物件であれば、当時ウォシュレットが付いていないことが当たり前でした。
賃貸物件にウォシュレットを付けるのも「部屋の数だけ」必要になりますから、大家さんの負担する費用は結構な金額となります。
それに温水洗浄便座と言えども電化製品です。
長期の使用によって故障や不具合も出てきます。
新築・新入居ならいいのですがそうでない場合、次の入居者が使用して数か月で壊れたなんてことになるとトラブルの元です。
そういった場合「ウォシュレットの修理は誰が行うの?」というと、初めから備え付けられている設備の修理の負担は、基本的に大家さんになります。
そういったこともあり、大家さんとしてはトイレが故障したなら「ついでにウォシュレットに変更」ということも考えると思いますが、設備の充実のためにわざわざ交換するという大家さんは少ないと思います。
とはいえ、入居者さんとしては「是が非でもウォシュレットが必要なんだ!」という方もみえるでしょう。
では賃貸物件でどうしてもウォシュレットを取り付けたい場合どうすればいいのでしょうか?
賃貸物件でウォシュレットを取り付けるときの注意点
まず大前提として賃貸物件の場合は借り物ですのでリフォームはもちろん、壁に穴をあけるなどの行為も禁止されています。
ウォシュレットを取り付ける際も原状回復出来ることが原則です。
ですが、最近では特殊な工事不要で自分で簡単に取り付けられるものもたくさん販売されています。
かといって勝手に取り付けてはいけません。
賃貸で取り付ける際に注意すべきことを順を追って説明します。
取り付けできる環境かを確認
ウォシュレットは電化製品ですので、電源が無いと作動しません。
まずはトイレにコンセントがあるかどうかを確認しましょう。
コンセントが無ければ増設など電気工事が必要となります。
他には、
- 水栓は取り込みやすい位置で簡単に外せるようになっているか?
- 便座部分のみの交換が可能か?
が重要です。
分からなければ管理会社・大家さんに相談しましょう。
管理会社・大家さんに取り付けの許可を
簡単に取り付けられるとはいっても水栓や電気配線を触ることになります。
コンセントを繋ぐだけという場合であれば良いですが、コンセントの増設など勝手に工事するのは問題アリです。
装着してから万が一トラブルが発生した場合は、違約金が派生するかもしれません。
必ず管理会社・大家さんに取り付ける旨を連絡しましょう。
とは言っても、打診さえしておけば基本的にOKになると思います。
ただ、ここで気を付けたいのが「元々ついている便座や取り付け金具を保管しておく必要があるかどうか?」です。
賃貸は原状回復が基本ですので、退去時にまた元に戻す必要があります。
その場合は古い便座や取り付け金具もちゃんと保管しなければなりません。
ですが、大家さんが「ウォシュレットそのままでいいよ」と言ってくれれば原状回復しなくても大丈夫です。
現代社会には欠かせない日本の名機
冒頭でも述べたように一般家庭のみならず、最近では店舗や公共交通機関のトイレでもウォシュレット付きが当たり前になってきました。
外出先でもウォシュレット付きトイレをわざわざ探すという方もみえるようです。
そりゃ普段から使っている人にとってはたとえ外出先とはいえ、洗浄無しで済ますのは気持ちの悪いものです。
ちなみに「ウォシュレット」という呼び名はTOTOの商品名であって、正しくは温水洗浄便座といいます。
LIXIL(前INAX)の商品は「シャワートイレ」です。
温水洗浄便座は大元を辿ると海外で生まれたものですが、日本で独自の進化・発展を果たし、いまでは海外から来た人が母国に持って帰りたいものでよく上げられるくらい、世界が憧れる日本の名機となっています。
ウォシュレットを選ぶ前の事前確認
取り付けの許可を貰ったらいよいよ商品選びです。
家電量販店やネット販売でも安いものなら1万円程度であります。
高機能を求めるならその分高額となりますが、その前にまず規格的なことの確認です。
型番
便器・便座には統一規格が無いので、厳密に言うとメーカーが違えば大きさも変わってきます。
現状の便座のメーカー及び型番を控えておき、それに対応するものを選ぶようにしましょう。
店舗であれば必ず店員さんに確認しましょう。
取り付けてから便器と便座の大きさが違うと、使い勝手が悪いですよ。
トイレスペースの大きさ
ウォシュレットの場合、それまでの便座に比べて湯水タンク部分や操作パネルなど、新たな部材があるため必要な大きさが変わってきます。
賃貸物件では総体的にトイレスペースにゆとりがないことが多いので、左右の余剰空間を調べておかないと商品によっては取り付けが困難となります。
ウォシュレットを選ぶ際の節電ポイント
ウォシュレットを使用する際に「電気代」は気になるところですよね。
そこで節電ポイントとして確認しておきたいのが「温水方式」です。
温水方式とは「おしりを洗う水を温める」方法のことですが、こちらは「貯湯式」と「瞬間式」の2種類あります。
貯湯式はウォシュレット内タンクの水を常に温めておくタイプで、当然ながら常時電力を消費します。
一方で、瞬間式は使用する度にノズル噴出前に温めるものです。
瞬間的な電力使用は大きいですが、未使用時の消費電力は押さえることができます。
ただ瞬間式の方がランニングコストを抑えられるのですが、機能が複雑でため製品価格も相対的に高めでアッパーグレードとなります。
ウォシュレットの取り付けは簡単?
家電量販やホームセンターで買うと工事費(1万円程度)を払うと取り付け工事までしてくれます。
でもお金を掛けたくない場合や通販で買った場合は、自分で取り付けをしなければなりません。
「実際に簡単に取り付けられるものなのか?」というと、それほど難しいことないと思います。
私も自分で取り付けた経験があります。
幸いにも接続用のコンセントがありましたのでそれさえあれば、便座の取り付けと水栓への接続だけですので簡単なものでした。
製品説明書には取り付け方法が分かりやすく記載されていますし、ネットでも詳しく解説したページがあります。
メーカーのフォロー体制も整っていますので、トイレにコンセントがあってモンキーレンチ・ドライバーなど基本工具があれば、それほど難しいものではないでしょう。
2017年・人気のウォッシュレット!
昔はウォシュレットの機能も「洗う・乾かす・温める」程度だったのが、最近ではオプション機能が充実しています。
単純に洗えればいいという人から、より快適なトイレタイムを実現したい人まで、ウォシュレットに求める機能も様々となっています。
では具体的にどんなモデルが売れているのか?どんな機能が付いているのかを見てみましょう。
東芝 温水洗浄便座 クリーンウォッシュ ¥13,960
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東芝の「クリーンウォッシュ」シリーズはお値段も控えめですが、機能面は「オート脱臭」「エアインマインド洗浄」「スッキリ便座脚」「赤外線センサー」なども付いており充実しています。
INAX 【 温水洗浄便座 シャワートイレ RGシリーズ ¥19,516
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INAXの「シャワートイレRGシリーズ」は、「スローダウン便座」「本体スライド着脱」「泡ジェット洗浄」「ワンタッチ節電」などの機能があります。
また気になる電気代も、こちらはワンタッチ節電が付いていますので、お出かけ前にセットすれば外出中の商品電力を抑えることができます。
TOTO 携帯ウォシュレット YEW350 ¥6,637
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現在トイレに「コンセントが無い」「電気工事が出来ない」という方は、とりあえず携帯タイプを検討するのが良さそうです。
おしりに痔がある方だと、こういった携帯式ウォシュレットは必須アイテムだとか。
今回は「東芝」「INAX」「TOTO」と大手メーカーの商品をご紹介していますが、洗浄方法については各社で水流や噴射角度など様々な工夫がされています。
ですが、メジャーブランドであれば汚れが落ちにくいということはないので、それほど重要視しなくてもいいと思います。
それよりも「洗浄・乾燥・暖房便座」は基本としても、プラスαの機能として「脱臭機能」や「節電機能」が気になりますね。
また「お掃除のしやすさ」が選ぶポイントになるのではないでしょうか?
おわりに
いかがでしたか?
賃貸の営業をしている時でも、意外と「ウォシュレット」について聞かれることは多いですし、逆にトイレのコンセントの有無の説明がないことで「入居後のトラブル」になったこともありました。
それだけウォシュレットは必要な方にとっては必須アイテムなのと、多くの方が必要とされているわけですね。
賃貸物件で現状ウォシュレットがなくても、後付けは可能ですから気になる方は、ぜひ近くのホームセンターへ!
以上「賃貸でウォシュレットを取り付ける注意点。商品の選びのポイントも紹介!」でした。
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