他のご家庭はわかりませんが、ウチでは「水回りの掃除」は、すべて私が担当です。
トイレやお風呂掃除は頻繁に行うのですが、先日嫁から「洗濯機も掃除してね」と頼まれました。
「洗濯機なんて掃除するの?」と思ったのですが、どうやらするようですね。
そして、実際に洗濯槽を酸素系漂白剤で洗ってみると「ワカメのような黒いピロピロのゴミ」が湧いて出てきました。
また、嫁曰く「あの黒いワカメはたまに洗濯物に付いている」そうです。
小学校以来、海に行っていないのに…。
一体あのワカメは何なのでしょうか?
「黒いピロピロのワカメ」の正体が気になったので調べてみると…、
じつは「黒カビ」でした。
。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン;
洗濯機は水を使うと同時に密閉性も高いので、カビの繁殖には好環境なんですよね。
ですから、目に見える洗濯槽の内側が汚れているってことはまずないと思いますが、見ることの出来ない裏側は黒カビや洗剤カスでいっぱいなんてよくあることです。
そんなカビや汚れのついた洗濯槽で洗濯すると、汚れは落ちたように見えても洗濯ものに菌が付着し、イヤな臭いの原因となってしまいます。
もちろん不衛生で健康にも良くないですよね。
ということで今回は「洗濯機のワカメ(黒カビ)を綺麗に掃除する方法」についてご紹介しましょう。
洗濯機のワカメ(黒カビ)の掃除方法
では、具体的に「洗濯機の洗浄方法」を見ていきます。
洗濯機もタイプによって構造が違うのですが、まずは一般的な「縦型全自動洗濯機」を基準にみていきましょう。
なお使用する洗剤は、すべて酸素系漂白剤です。
漂白剤には塩素系もありますが槽を痛めてしまう危険性もありますので、かならず酸素系であることを確認して使ってください。
まず洗濯槽に50~60℃程度の熱湯を入れます。
お風呂の残り湯を利用してもいいですが、沸かした熱湯など足して、火傷しない程度の高温にした方が汚れも取れやすく漂白剤の働きもいいです。
次に酸素系漂白剤を熱湯10Lに100~150gの割合で投入します。
粉末でも液体でも構いませんが、粉末の場合は投入後、軽くかき混ぜて溶かしてください。
洗濯モードで5~6分撹拌します。
漂白剤をまんべんなく行き渡らせることが目的です。
この時点でワカメ(黒カビ)が浮いてくることもあります。
ワカメ(黒カビ)が出てくる場合のポイント!
ここでワカメが出てくる場合は、必ずアミですくい取ってください。
アミは「金魚のアミ」で構いません。(100円ショップにも売っています。)
ここでワカメ(黒カビ)をすくい取ってしまわないと、また洗濯槽の裏側に入り込んでしまいます。
撹拌後は2~3時間放置し酸素系漂白剤を働かせます。
目には見えませんが洗濯槽裏面の隅々まで酸素系漂白剤が行き渡り汚れを剥がし取ります。
さらに洗濯モードで5~6分撹拌すると、放置では剥がし取れなかった汚れが取れ槽内に浮いてきます。
とにかくワカメが浮いてきたら取ってください。
すすぎ・脱水をして完了です。
「脱水は必要かな?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、脱水時の遠心力でしつこくこびり付いた汚れを剥がし取る効果もありますので脱水は必ずしてください。
長期間洗浄していない場合は一度で取りきれていない可能性が高いので、この工程を2~3回繰り返してください。
洗濯機別の掃除のポイント
先ほどは「縦型全自動洗濯機」で解説していきましたが、他のタイプの洗濯機での注意点も合わせて解説していきましょう。
二層式洗濯機
洗濯槽の洗浄方法については縦型全自動洗濯機と同様に行ってください。
ただ、洗濯槽には脱水機能がありませんので「すすぎ」を入念に行ってください。
また問題は脱水槽ですが、脱水槽に水を溜める機能がありませんので、
- 洗濯機本体の排水ホースを外して
- 投入する液面より高く上げて固定
してください。
こうすることで脱水槽からも排水はされず、熱湯を溜めて洗浄することが出来ます。
そして「熱湯+酸素系漂白剤」でため洗いをします。
脱水槽の回転数が早いので、貯めた状態で回転はさせないでください。
2~3時間放置後ホースを戻して排水し、シャワーなどですすげば完了です。
ドラム式洗濯機
ドラム式は縦型のように槽内に水を溜めることが出来ないので、斜めドラム式の場合はフタを開けられる程度に熱湯+酸素系漂白剤を投入し、縦型全自動と同様に洗ってください。
ドラムが水平である場合や稼働時は扉にロックがかかる洗濯機の場合は、上記の洗浄方法が出来ないので、メーカー所定の洗浄方法をご確認ください。
洗濯機をキレイに保つテクニック!
洗濯機がキレイになったら、あとはなるべく「カビ・汚れを付着させないようにしたい」ですよね。
ここでは洗濯機を綺麗に保つために、日常で気を付けたいことをまとめてみました。
洗濯物はため過ぎない、また槽内に放置しない
洗濯機にはそれぞれ適応能力があります。
それを越える量を一度に洗濯しようとすると汚れが取りきれず、かえって繁殖させる要因になります。
あまり多い場合などは2回に分けるなどして適正量を守りましょう。
また洗濯前や洗濯後の衣類を洗濯槽に長時間放置すると、これも菌繁殖に繋がります。
洗濯前はカゴに、洗濯後はすぐに干すよう心がけましょう
洗剤量は適量に!
洗剤の量を増やせば洗浄能力があがるとついつい思いがちですが、これもしてはいけません。
過剰な洗剤は溶け残りの原因となり洗剤カスの付着に繋がります。
かならず適正量を守りましょう。
使用しないときはフタを開けておく!
前述したとおり洗濯槽内は常に湿気が多く、モーターで程よく温まっている状態なのでカビが繁殖しやすいです。
使用しないときはかならずフタを開けて乾燥させるようにしましょう。
また余談ですが、洗濯機と同じ水回りの掃除で「排水溝が詰まる」ことってありますよね。
そんな時は「パイプユニッシュ」で配管内部を溶かすのですが、使用方法を間違えたり、詰まりがあまりに酷いとパイプユニッシュでも手が打てなくなります。
もし、そんな状態になってしまったら、以下の記事を参考にしてください。
ユニットバスの排水溝つまりを解消!パイプユニッシュでもダメなら?
おわりに
いかがでしたか?
洗濯機に出てくる「ワカメの正体が黒カビ」というのも結構イヤですよね。
せっかく綺麗に選択しても、黒カビいっぱいの水で洗っていると思うと気分が落ちます。
それに、いざ掃除すると分かるのですが、「結構な衝撃映像」になりますよ。
よくあるネットの【閲覧注意】みたいな感じになるので、今回写真の掲載は行いませんが「自分の家の洗濯機がこんなに汚れているの?」と、ちょっと泣きたい気分になると思います。
そういう覚悟を持って、ぜひ「洗濯機のワカメ取り」を行ってほしいと思います。
以上「洗濯機のワカメがなくならない!どうしたら綺麗になるの?」でした。
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