ヘアケア商品はたくさんの種類が売られていますが、コンディショナーやトリートメントやパックやミストなど、どれをどう使ったらいいのか分からなくなってきます。
ここでは意外と知っている人は少ないコンディショナーやトリートメントの違い、そして正しく効果的なシャンプーの仕方について解説します。
コンディショナーとトリートメントの違い
シャンプーのあと必ずセットとなるのがコンディショナーやトリートメントですが、みなさんはどのように使い分けていますか?
コンディショナーとトリートメントの違いを知らないと、誤った使い方にもなりかねません。
誤った使い方は本来の効果が期待できないだけでなく、髪や地肌に悪い影響を及ぼすことだって考えられます。
では具体的に二つの違いを見てみましょう。
コンディショナー
コンディショナーは髪の表面をコーティングし、キューティクルの傷みを保護するとともに、髪の毛にハリやコシ、ツヤを与えます。
シャンプーで汚れとともに油分も落としきった髪の毛のコンディションを整えるものです。
昔はリンスが一般的でしたが、基本的にはコンディショナーとリンスは同じものです。
ここで押さえておきたいポイントは髪の毛をコーティングするということです。
コートするだけで、内部に浸透して髪質を改善するということはありません。
よって塗布後に時間を置くことはあまり意味がありません。
トリートメント
コンディショナーが髪表面をケアするものに対して、髪の内部にタンパク質、水分、油分を補給して、紫外線やドライヤーの熱から受けたダメージを補修します。
さらに表面を保護する成分が含まれているものも多いので、それらはコンディショナー・リンスの役割もしてくれます。
ここでのポイントは、傷んだ髪の毛を治療して健康な髪を甦らせるものではなく、あくまで栄養分の補給で傷みを減少させる補修なのです。
そして毎日する必要はありません。
美しい髪は健全な頭皮から
それぞれの役割が分かったところで、使い方で気を付けないといけないことがあります。
それは両方とも頭皮には付かないようにするということです。
コンディショナーはコーティング剤で、トリートメントは髪に浸透する補修剤です。
これらが頭皮に付き毛穴が詰まることにより、過剰な老廃物や菌の繁殖に繋がるとともに、かゆみや抜け毛の原因となりかねません。
よってコンディショナーは髪の根元より先の部分、トリートメントは傷みの激しい毛先の部分で充分です。
そして本当に美しい髪を目指すなら、それらを育む頭皮環境を見直すことが先決です。
そのためにはシャンプーの段階から正しい方法を知る必要があります。
正しいシャンプーの仕方
髪の毛や頭皮の汚れは、新陳代謝による老廃物や余分な皮脂、そしてそれらにまとわりついた外的な汚れ(空気中のホコリやチリ)です。
これらをしっかりと落とし、美しい髪をキープするシャンプーの仕方について説明します。
①ブラッシング
一日過ごした髪の毛は外気中のホコリやチリがたくさん付着しています。
まずはブラッシングでこれらを落としてください。
また髪の流れを整えることでシャンプー時の指通りが大幅に変わります。
②湯のみで予洗い
体温より少し高い程度のぬるめのお湯で1~2分洗います。
ポイントは毛髪でなく、地肌を洗うように意識することです。
これで汚れの70~80%は取れているそうです。
③シャンプー剤
適量をしっかりと泡立てることが大切です。
泡立ちが悪いのは総体的にシャンプー量が多めの場合です。
多めのシャンプー剤はすすぎ残しの原因にもなります。
洗いもすすぎも髪よりも地肌をしっかりとマッサージするようにするのがポイントです。
④トリートメント、コンディショナー
こちらは先述したとおりですね。
勘違いしがちですが、どちらもしっかりと流し落とすことが重要です。
⑤タオルドライ&ドライヤー
タオルはこすって拭くのではなく、押さえて水気を取るイメージです。
ドライヤーも髪の毛よりも頭皮を乾かすつもりで優しく行いましょう。
おわりに
最近はコンディショナーに栄養成分が入っていたり、トリートメントにコンディショナー成分が含まれているものもあります。
それぞれの成分や役割を理解して使う順序や頻度などを考えてみましょう。
表面をコートした後に栄養成分を補給しても浸透しにくくなりますのでご注意を!
以上、「コンディショナーとトリートメントの違いは?正しいシャンプー方法についても解説!」でした。
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