身体に良さそうなイメージのある「もずく酢」ですが、皆さんは「汁(お酢)」はどうしていますか?
お酢だし身体に良さそうだから飲むという人もいれば、もずくだけ食べてお酢は飲まないという方もみえると思います。
ですが、もずく酢の汁は「塩分や糖分が高めなので飲まない方が良い」という話も聞きます。
実際のところどうなんでしょうか?
今回は「もずく酢の汁は飲むべきか飲まないべきか?」詳しくお伝えしていきます。
もずく酢の汁は飲むべきか?飲まないべきか?
今までもずく酢の汁を飲んでいた私ですが、色々と調べた結果「もずく酢の汁は飲まない方が良いかも」と思いました。
もずく酢は60gくらいのパックに分けられていますが、その1パックの汁を飲んだからいって健康被害があるわけではありません。
ですが、もずく酢の汁には私が想像していた以上に塩分や糖分が多く含まれていました。
そのため、ただ単純に「塩分や糖分の摂取は控えたい」という意味で、もずく酢の汁を飲む派から飲まない派に考えを改めました。
もずく酢のお酢の種類について
ちなみに、もずく酢のお酢には次の3つがあります。
- 黒酢…玄米・大麦・精米度の低い米などを醸造したもの
- 三杯酢…酢・醤油・みりん(砂糖)を合わせて調合したもの
- 土佐酢…三杯酢にかつお節を加えたもの
三杯酢や土佐酢は「合わせ酢」ですから、お酢以外にも砂糖や醤油が含まれます。
そのため、三杯酢や土佐酢に塩分や糖分が含まれるのは分かります。
しかし、黒酢は醸造酢なので塩分や糖分は問題無いと思うのですが、どうなんでしょうか?
黒酢のもずく酢にも塩分や糖分は含まれる!?
というわけで、黒酢のもずく酢を買ってきました。
原材料名を見ていくと、黒酢でも「醤油・砂糖・食塩」は入っています。
また、栄養成分を見ると1カップ当り食塩は1.8gと結構含まれています。
この計算が正しいか分かりませんが「もずく酢の3%は塩」と考えると、まあまあな量だなと感じますね。
ちなみに、厚生労働省は一日の食塩摂取量を「男性7.5g未満・女性6.5g未満」です。
また、WHO(世界保健機関)は、すべての成人の食塩摂取量は5.0g未満となっていますから、WHO基準で考えるともずく酢1カップで1日の食塩摂取量の36%になります。
そう考えると「もずく酢の汁は飲まない方が良さそう」な気もしませんか?
とはいえ、もずく酢は身体に良い食べ物です!
もずく酢の汁は、塩分や糖分摂取のことを考えると飲まない方が良いかもしれません。
ですが、もずく酢はたくさんの栄養素が含まれた食べ物です。
水溶性食物繊維「フコイダン」
フコイダンとは、水溶性食物繊維の一種です。
もずくや昆布、メカブなどにある「ぬめり」がフコイダンになりますが、
- 血圧の上昇を抑える
- コレステロールを体外に排出する
などの効能があり、その名の通り水溶性なので「お酢と和えることで食物繊維を取り入れやすく」なります。
もずく酢を食べるタイミングは「食前」がベスト!
ちなみに、フコイダンを含むもずく酢は「ダイエットにも効果がある」食べ物になります。
というのも、糖質の吸収をゆるやかにして、お腹の中をゆっくり進むため空腹を感じにくくなるからです。
そのため、もずく酢を食べるタイミングとしては「食前」が良いでしょう。
美肌効果だけじゃない「βカロテン」
βカロテンは皮膚や粘膜を健康的に保つ効能があります。
また、βカロテンは髪の毛の細胞分裂を促し健康的な状態にすると言われています。
さらに、βカロテンは活性酸素を取り除く効能があり、動脈硬化や老化の予防に効果的とも考えられています。
もずくには「ミネラル」も豊富!
もずくにはカルシウムやマグネシウムにヨウ素といったミネラルも含まれています。
カルシウムやマグネシウムは、ご存じの通り歯や骨を作るために必要な栄養素です。
骨粗しょう症の予防にもなるので積極的に身体に取り入れたいですね。
また、ヨウ素は甲状腺ホルモンの成分になるミネラルで、全身の基礎代謝を向上させます。
もずく酢も食べ過ぎには注意しましょう!
身体に良いもずく酢ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
先述したとおり、もずく酢は食塩も結構含まれていますし、ヨウ素も大量に摂取してしまうと
- 甲状腺機能低下症
- 甲状腺腫
- 甲状腺中毒症
といった症状を引き起こしてしまいます。
もずく酢は「1日1パックが適量」です。
美味しいからと2個も3個も一気に食べるないように気を付けましょう。
もずく酢の汁を使った「酸辣湯うどん」
ちなみに、もずく酢の汁が残ったら捨てるのも少し勿体なく感じます。
そこで何か良い活用方法がないか探していたところ「もずく酢を使った酸辣湯うどん」という動画を見つけました。
動画ではもずく酢ごと入れていますが、残った汁だけで酸辣湯うどんにしました。
おわりに
今回は「もずく酢の汁は飲んでも良いのか」をテーマにお伝えしてきました。
もずく自体は無味なので、醸造酢の黒酢でも味付けのために「醤油・砂糖・食塩など」は含まれています。
また、色々な栄養素を摂取できるもずく酢も、一度に大量に食べると「甲状腺機能低下症」などを引き起こす可能性があります。
もずく酢は「食前に1日1パック」がベストな量とタイミングになります。
以上「もずく酢を飲むのは危険?残った汁は飲まない方が良さそうですよ!」でした。
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