住まい

マンションの防音対策!簡単で効果的な方法を場所別に紹介します

今回は「マンションの防音対策」について話をしたいと思います。

マンションといえば複数の住戸が1つの建物に入っている、いわゆる「集合住宅」です。

壁や床、それに天井一つ向こうは他の住戸になるので相手の生活音も気になりますが、自分たちも音を出さないように気を配る必要がありますよね。

そんな音の気配り「防音」ですが、マンションでは一体どういう対策が講じれるのでしょうか?

 

防音対策も簡単に出来るものから大掛かりなものまで色々ですが、分譲マンションでもドアや窓の交換など共用部分に掛かるリフォームは容易に出来ないケースもあります。

ですが、マンションの防音対策には比較的簡単で効果のある方法もありますから、今回はそちらを重点的にご紹介していきますね。

ぜひ最後までお付き合いください!

 

 

階下の住人に気遣いたい!迷惑を掛けないための防音対策

マンションの防音対策も「迷惑を掛けたくない」という気遣いから行うケースがあります。

その最の場所が「床」ですが、床はマンションで最も音が伝達しやすいところ。

特に床がフローリングの場合は、物を落としたときの「コツン」という音がダイレクトに下の階に響いてしまいます。

階下の住人に迷惑を掛けない為に出来る防音対策は何があるのでしょうか?

 

簡単に出来る床の防音対策!

その防音対策で最も簡単で有効なのは「ラグ」や「マット」などを敷いておくこと。

最近では「防音カーペット」という製品もあります。

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「せっかくのフローリングに敷物を置くの?」と思うかもしれませんが、敷いておくのはあくまで「物を落としやすい場所」だけでOKです。

室内を歩く足音でしたら「スリッパの素材を柔らかいものにする」だけでも防音対策になります。

 

ただし、これらの防音対策は「コツン」という軽い音に対するもの。

子供が飛び跳ねる時に発生する「ドスン」という重い音の防音対策は、床の厚さでしか根本的には対応できません。

ですが、建設後にその厚さを変えることは不可能なので階下の住人に迷惑をかけないためには「子供が暴れていたら注意する」しかありません。

あまり子供に気を使わせたくないと思うなら、マンションよりも戸建を選ぶ方が良いですね。

 

家具家電には「防音シート」

洗濯機や冷蔵庫、室外機にパソコンなど「振動」を伴う家具家電が騒音や振動トラブルの原因になることもあります。

そこで是非活用したいのが「防音シート」です。

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使い方も簡単で、裏側のシールを剥がして貼りつけるだけ。

サイズもカッターなどで簡単に切れるので調整も行いやすいです。

玄関ドアの開閉でも騒音トラブルになった事例もありますから、そういった時にも活躍しますよ。

 

騒音が響く!自分で出来るマンションの防音対策は?

マンションの入居者が全員モラルの高い方であれば騒音や振動問題は起こらないのでしょうが、なかなか現実的にそれは難しいようです。

実際に生活音に関するトラブルは多く、管理会社が注意しても改善ずトラブルが長期化されるケースも多々あります。

そうなってくると少しでも騒音や振動の被害を抑えるためには自分で防音対策をとる必要も出てくるでしょう。

ここでは、とくにトラブルになりやすい「壁」や「天井」について解説していきます。

 

レイアウトを変えるだけでも効果あり!マンションの壁の防音対策!

床に比べると直接触れる機会が少ない「壁」ですが、一度壁を軽く叩いてみましょう。

もし音が響かなければ「直壁」で、逆に「コツン」という軽い音が響けば「二重壁」になっています。

すでに壁が二重になっている場合は、壁の間の空気層が騒音を軽減してくれますから、それで響くようであれば相当だと思います。

直壁の場合は「壁に音がそのまま伝わってしまう」ので、二重壁よりも音は響きます。

 

壁から騒音や振動が響く場合の対策として、簡単な方法は、

  • 隣戸との壁際に家具を配置する
  • スピーカーやテレビなどの音源発生元の向きを変える

というレイアウトを変更するだけでも防音対策になります。

 

マンションの天井の防音対策!

「上階からの音が響いて困る!」という際に一番初めに行うことは「管理会社へ連絡する」ことです。

しかし、それでも上階の住人が気を付けてくれないとなると自分で対策するしかありません。

天井の場合は、壁のように何かを置くわけにはいかないので「遮音シート」を貼ります。

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張り付けるのは「タッカー」と「接着剤」で可能ですが、より防音にしたい場合はシートを板で固定しつつ、その間のスペースに吸音材を入れれば効果も上がります。

吸音材まで入れると天井が少し低くなりますが、その分照明を埋め込めるスペースもつくれるので、お洒落な天井に作り変えることも出来ます。

ただ、そこまで行くとDIYだと大変だと思うので業者に依頼した方が間違いないでしょう。

ちなみに「遮音シート」は、壁にも使うことが出来ます。

家具のレイアウトでは効果が足りない場合は、壁にも遮音シートを検討してください。

 

 

マンションの外がうるさい!車などの騒音対策

家の前で工事が始まったりすると「うるさいな~」と思ったりしますが、それも少しの間と思えば我慢できます。

しかし、マンションが幹線道路の近くにあったりすると、毎日のように車の騒音に悩まされることもあることでしょう。

こういった外の騒音が部屋に響く原因は「窓」にあります。

窓は壁に比べて防音性能が低く、とくにガラス1枚の窓では外の音がそのまま入ってきてしまいます。

車からの騒音対策はこの「窓」に対策を施すのが効果的ですが、じつは分譲マンションでも既存の窓はマンションの「共用部分」になり、勝手に窓やサッシを交換してはいけないのです!?

そんな時にお勧めなのがこちらです!

 

窓の防音対策は「二重サッシ」がおすすめ!

分譲マンションで窓やサッシの交換はダメでも、内側にもう1枚窓を設ける「二重サッシ」はOK!

しかも、工事は簡単で内側に窓を付けるだけです。

そもそも窓の室内側には「窓とコンクリートの厚みの差で空きスペースがある」ので設置も容易に行えます。

さらに、二重サッシにすると「断熱効果もある」のでまさに一石二鳥なんです。

こちらの動画では二重サッシの防音効果を実験しています。

はっきりと効果がわかりますから、車などの外からの騒音に悩んでいる方は是非ご覧ください。

 

リフォームが出来ないなら「防音テープ」で隙間を埋める!

そもそもリフォームができない賃貸マンションの場合、効果的な窓の騒音対策はサッシの機密性を上げることになります。

サッシは基本的に隙間があるものなので、その隙間からも音が漏れてきます。

そこで、サッシの閉まる部分に「防音テープ」貼るだけでも騒音効果があります。

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また窓の室内側に防音効果がある厚手のカーテンを設置するだけでも、騒音対策になります。

窓に二重サッシが設置できない場合は、細かいことの積み重ねで騒音対策に繋げましょう。

 

マンションでピアノが弾きたい!効果的な防音対策はないの?

マンションでピアノなどの楽器を使いたいので「リフォームで防音対策の工事を施したい」という相談を受けること結構あります。

正直やれなくはないのですが、あまりおすすめではありません。

そもそも管理規約で楽器の演奏自体を禁止しているマンションも多く、その場合は防音対策以前にピアノなどの楽器の利用ができません。

もしピアノが利用可能であっても、その防音対策の工事は大がかりなものになります。

ですから、マンションでピアノの練習をしたいなら「サイレントピアノ(TM)」が良いでしょう。

ヘッドホンを使って消音して弾くことができるので、防音対策の工事をするよりはるかに費用対効果は高いです。

マンションでピアノを使うなら、防音対策をするよりも消音機能があるピアノなどの楽器を使うのがおすすめです。

 

 

騒音トラブルに発展させなたいめにも友好なご近所付き合いを!

こういったマンションの防音対策も、自分が騒音の原因にならないように対策として講じるの良いことですよね。

しかし「他の部屋の騒音が原因でウチが対策を講じないといけない」となると、正直腹立たしいところもあるでしょう。

そういう「他の部屋がうるさい」場合に、いきなり苦情を言いに行くのはNG行為!

住民トラブルに発展する可能性も出てきます。

まずは管理会社に連絡するようにしましょう。

それでも解決しない場合ケースについては、以下の記事で詳しく解説しています。

マンションの騒音!苦情への対応や伝え方はどうすればいい?

ぜひ参考にしてください。

 

おわりに

いかがでしたか?

マンションの防音対策でも比較的簡単に出来るものをご紹介してきました。

実際マンションの騒音トラブルは件数も多く、発生すると問題も長期化しやすいですから出来れば「自分が騒音源にならない」ための対策はしっかりと行いたいところです。

その中で、やはり効果的なのは「床」の防音対策。

床は音だけではなく「振動」が響くことがトラブルの大きな原因になりますが、ラグを置いたり、柔らかいスリッパに変更するだけでも階下に響く振動や音は軽減できます。

簡単な方法なので、ぜひ気遣いとして行っていきたいですね。

以上「マンションの防音対策!簡単で効果的な方法を場所別に紹介します」でした!

 


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