カワハギと言えば肝が美味しいことで有名な魚で、別名「海のフォアグラ」とも呼ばれます。
見た目は特徴的ですが「釣って楽しい・食べて美味しい」人気の魚で、トップシーズンにはカワハギを求めて釣りに出かける人も大勢みえます。
では、そんなカワハギを釣りにいくなら時期はいつが良いのでしょうか?
ここではカワハギが釣れる時期や時間等を詳しくお伝えしていきます。
カワハギ釣りにおすすめの時期は?
カワハギは岩礁帯などのある砂地の底付近にいる魚です。
冬の寒い時期は深場にいるため、肝パンのカワハギを求めて船釣りが多くなります。
では、堤防からだと釣るのが難しいと心配しなくても大丈夫。
「夏」であれば数釣りが楽しめます!
カワハギが堤防から釣れる時期!
カワハギは5月~8月に産卵期を迎えます。
寒い時期は沖にいるカワハギも、この時期は浅瀬によってくるため堤防から釣ることが出来ます。
また、産卵を終えたカワハギが荒食いを始めますので、堤防からカワハギの数釣りを楽しむことが出来ます。
カワハギの堤防釣りということであれば、やはり産卵期の活性の高い時期がトップシーズンになります。
水深のある所なら肝の育ったカワハギを狙える!?
産卵期から生まれたカワハギも水温の低下に合わせて沖へ移動を始めます。
船釣りでは9月頃からがカワハギ釣りのシーズンインです。
では、秋になると堤防からカワハギは釣れないのかというと、そんなことはありません。
水深があり砂地に岩礁がまじるようなポイントであれば、まだまだ堤防からでも狙えます。
9月から4月(秋から冬)のカワハギは肝の大きく育った「肝パン」を釣ることができます。
カワハギの釣れる時間はいつ?
カワハギは夜になると海藻を咥えて眠ると言われています。
そのためカワハギは明るい時間帯でないと釣れません。
朝夕のマズメや潮汐は関係ある?
夜釣りをしていて朝マズメから釣れ出すことはありますが、マズメはあまり関係がありません。
カワハギは明るい時間帯に群れで回遊する魚なので「釣れ出したら釣れる」ということが多いです。
ただ、潮止まりは動きが止まりやすく、やはり潮の動きの良い時間帯の方がよく釣れます。
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カワハギの釣れる場所はどこ?
カワハギは堤防で釣ることが多いですが、ポイントとしては
- 水深がある場所
- 潮通しの良い場所
- 砂地に岩がある場所
が上げられます。
そのため海水浴場が近くにある堤防などは、カワハギの釣れる可能性が高いです。
カワハギが釣れない時は場所移動も!?
カワハギは明るい時間は積極的に回遊する魚なので、釣れない時はカワハギのいる場所を探しましょう。
干潮時で水深が浅い場合は、船道など水深のありそうなポイントを狙って見るのも良いかもしれません。
また、周りの釣り人を見てサビキやコマセを撒いている方がいたら、そちらにカワハギも移動している可能性があります。
そんな時は下流に移動してコマセの恩恵にあずかるのも手です。
カワハギの釣り方のコツは?
カワハギは、小さい口で上手に餌を食べることから「エサ取り名人」と呼ばれます。
そんなカワハギを釣るには、ちょっとしたコツがあるので解説しましょう。
カワハギ釣りはラインを常に張る!
堤防でのカワハギ釣りの仕掛けは、一般的に胴付き仕掛けを使用します。
オモリが海底についたら絶対にやらなければいけないのが「ラインを張る」ことです。
カワハギはホバリングしながらエサをかじっているので、他の魚のようにエサを咥えて泳いでいかないのでアタリが分かりません。
そのため、カワハギ釣りでは
- ラインを常に張る
- アタリ小さくても即アワセする
のが釣果を上げるコツになります。
カワハギの仕掛け!最強は「針のサイズが極小」のもの
堤防からのカワハギの仕掛けは専用のものが数多く販売されています。
その中から選ぶ時のポイントは「針のサイズが極小のもの」を選ぶことです。
一般的に市販されているもので多いのは3号ですが、あれば丸セイゴでも良いので1号もしくは2号を選ぶのが良いでしょう。
ハヤブサ カワハギショートハリス ハゲ鈎 鈎3号 ハリス2号 幹糸3号 (HD200)
カワハギの餌はこんにゃくでもOK?
カワハギの餌と言えば「アサリ」と言われます。
では、アサリ以外のカワハギの餌として何があるかというと、定番のものでは
- 青イソメ
- オキアミ
になります。
それ以外ではスーパーに売っている「ブラックタイガー」や「白こんにゃく」でも釣れるとか。(私は試したことがありませんが)
また、パワーイソメ(疑似餌)でも釣れるそうです。
カワハギが釣れない時はどうする?
やはり堤防でのカワハギ釣りは「寄って来ないと釣れない」ので、釣果アップのためにはいかに寄せるかも考えなければいけません。
そこで最強と噂の高いカワハギ専用の集魚用餌「にぎってポン」を使ってみるのも手です。
カワハギが釣れたら速攻で締めましょう!
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コツを掴めば簡単で、詳しくはこちらの記事でお伝えしています。
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おわりに
カワハギは冬に肝が育って旬と言われる魚ですが、こと釣りに関しては堤防では夏が釣りやすい時期になります。
産卵期を迎える5月から8月頃、またその流れで11月くらいまでは堤防からも狙うことができます。
冬の夜釣りは寒さで心が折れますが、日中であれば暖かい格好をすればなんとかなります。
冬の肝パンのカワハギも、場所によっては堤防から狙えるので釣具屋で情報収集してトライみましょう。
またカワハギ以外に「今釣れる魚」が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
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以上「カワハギ釣りの時期は?堤防から初心者が釣るなら産卵期を狙うべし!」でした。
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