メダカって飼い方も簡単でペット屋さんでも比較的お安く売られているので、それほど神経質にならなくともお子様でも手軽に飼えるのが魅力のペットです。
1匹で飼う人は少ないと思いますので5~10匹でも一緒に入れておくと、春になれば勝手に卵を産み始めて繁殖も簡単です。
でも、その前提となるのがオス・メスの判別。
オスばっかりではさすがに卵も産んでくれません。
「メダカのオスとメスの見分け方」は、小学校でも習いましたが、もう一度おさらいしてみましょう。
まずヒレを見ましょう
メダカに限らず魚にはいろいろなヒレが付いていますが、メダカのオス・メスを見分けるには背ビレ・尾ヒレ・尻ビレを見ます。
背ビレ
背ビレは体の上についているヒレです。
オスはこの背ビレの後ろ側に切れ込みが入っていますが、メスは切れ込みがありません。
実はこの切れ込みは交尾の際にメスの体に背ビレを巻きつけるためにあるのだそうです。
尾ヒレ
尾ヒレは体の一番後ろについた大きく三角形のヒレですね。
オスの尾ヒレはメスに比べて若干大きく、先端がギザギザになっています。
メスは小さめでギザギザがなく、真っ直ぐとしたヒレです。
尻ビレ
尻ビレは体の下側・後ろ側についているヒレです。
オスは幅が広く平行四辺形のような形をしているのに対して、メスはオスのものよりも小さく三角形に近い台形の形をしています。
他にもあるオス・メスの特徴
これまでのポイントでほぼ判別はつくと思いますが、泳いでいる姿ではなかなか確証が持てない場合もあると思われますので、念のために他の特徴を見てみましょう
体高
総体的にオスの方が体が大きいです。
お腹がふっくら
メスはオスに比べてお腹まわりがふっくらと丸みを帯びています。
頭部に白線
オスは上から見ると目と目の間にうっすらと白い線が2本あります。
性別の判断がついたら
オス・メスの見分け方が分かれば、ペット屋さんで泳いでいる姿でも判別がつきますね。
でも注意することがあって、オス・メスを1匹ずつ飼っていてもなかなか繁殖することはありません。
メダカは相性が結構重要らしく、オス1:メス2の割合で複数飼うのがちょうどいいらしいです。
オス・メスをいいバランスで同じ水槽で飼っていると、春になって産卵期を迎えるころにはメスが卵をぶら下げて泳いでいる姿が確認できます。
産卵期のピークとなる夏ごろには毎日のようにメスは卵を産みますので、産み付けるための水草やシュロなどの産卵床を入れてあげてください。
卵をぶら下げた時点でそのメスを隔離することが理想的ですが、産み付けられた卵を産卵床ごと取り出しても構いません。
ちなみにちゃんと受精した有精卵はある程度固いので、指でつまんでも簡単につぶれることはありません。
無精卵の場合はすぐに白カビが発生しますので、見つけたら取り除くようにしましょう。
あとは10日ほど待てば無事に赤ちゃんの誕生です。
卵も赤ちゃんも親魚と一緒に入れておくと食べられてしまうので、体調2cmくらいになるまでは別水槽で育ててあげてください。
おわりに
簡単に見分け方のポイントを紹介しましたが、お分かりいただけたでしょうか?
ある程度慣れてくると背ビレや尾ヒレを見ただけで分かるのですが、最初の頃は泳いでいるメダカを凝視し続けなければなりません。
横から見える水槽と、上からしか見えない鉢では見分けやすさもずいぶん変わってきますので、ペット屋さんで見分けがつく場合はそこで判断するのがベストです。
まあ適当に10~20匹も買えば、よほどのことが無い限りはメスが含まれているとは思いますが、
産卵期には1匹のメスが毎日卵を産み続けますのでご注意を!
以上、「誰でも簡単!メダカのオスとメスの見分け方!」でした。
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