みなさん!じつは、日本人は世界的でも「卵をよく食べる民族」だって知ってました?
1人あたりの平均で年間300個以上は食べるそうで、これは世界でも2位の消費量です。
ちなみに1位はメキシコで1人あたり年間360個以上は食べるのだそうです。
そんな定番食材だけに、みなさんの家庭の冷蔵庫にも常時保管してあるのではないでしょうか?
では、「卵の鮮度って何日くらい持つ」ものなのでしょうか?
もちろんパックには賞味期限が書いてありますが、卵だけを見て鮮度が判別できる方法を紹介します。
もともと卵は日持ちする抗菌パワーを持っている!
皆さんご存知の通り、卵は本来は鶏の赤ちゃんが孵化するまで大切に育てるシェルターのようなものです。
様々な周辺環境や雑菌から中身を守るバリア性能を持っています。
日本卵業協会によると夏場で産卵後16日以内、冬なら57日以内は生で食べられるとされています。
これはサルモネラ菌が増殖しない期間として計算された日数で温度環境に大きく影響しますが、ほとんどの方は買ってすぐ冷蔵庫に保管すると思いますので、少なくとも2週間は生で食べても問題ないようです。
参照:日本卵業協会HP
ちなみに賞味期限は年間を通じて生で安心して食べられる産卵後2週間に設定されています。
また、2週間を過ぎても加熱調理すれば問題ありません。
といっても生で食べるなら、なるべく新鮮な方がいいですよね。
では次に卵の鮮度を見分ける方法を紹介します。
新鮮な卵と旧い卵はココが違う!
一番メジャーな方法は水に浮かべることです。
卵全体が沈む程度の容器に水を張り、卵の浮き沈みで以下のように判断します。
- 沈む・・・新鮮
- 丸い方が持ち上がる・・・やや日数が経過している
- 浮く・・・旧い
これは卵の中の空気のたまり=気室の大きさによるものです。
気室は時間の経過とともにだんだん大きくなります。
旧い卵は黄身や白身の水分が徐々に蒸発するのでその分痩せて気室が大きくなるのです。
例外的に完全に腐っているものも水に沈みますので割ってからの確認も必要です。
気質の大きさは他にも確認方法があります。
懐中電灯などで光に透かすとうっすら見えますし、手に取って振ってみると中身が揺れ凄く感触があります。
新鮮で気室の小さい卵では中身が詰まって動いている感じがほとんどしません。
そして、最終的には割ったときの状態も鮮度の判断に役立ちます。
黄身のまわりの白身部分がこんもり盛り上がっていれば新鮮ですし、水っぽくさらっとしていれば時間が経過しています。
そして既に腐っていれば異臭がするはずです。
腐った卵は過熱調理しても殺菌されませんので、廃棄するようにしてください。
新鮮さが長持ちする保管方法!
ではなるべく長持ちする保管の方法はあるのでしょうか?
卵の鮮度は温度環境に影響しますので冷蔵庫保存が基本ですが、ちょっとした工夫でより新鮮さをキープするようです。
尖った方下に、丸い方を上にして置く
気室は卵の丸まった方にできます。
よって丸まった方を下にすると気室が内部で移動し、黄身を押し上げて殻に触れてしまいます。
これにより黄身が劣化したり雑菌が侵入する場合もありますので、尖った方を下にする方が安心です。
冷蔵庫の奥まった場所に
冷蔵庫内でも扉まわりの外気に触れやすい所は、開け閉めするたびに温度が変化します。
なるべく温度変化の少ない奥まった場所に保管するようにしましょう。
水で洗わない
前にも述べたように卵はもともと優れた抗菌性能をもっています。
買った卵の表面が汚れているからといって水道水などで洗ってしまうと、殻表面のバリア機能が壊されて雑菌が侵入しやすくなります。
これらの卵は要注意!
卵の鮮度の見分け方と長持ちさせる保管方法を紹介しましたが、追記としてこんな卵は注意してください。
ひび割れている卵
卵はひび割れた瞬間にバリア機能が破壊され雑菌が侵入しますので、数日内であれば加熱調理し、旧そうな場合は廃棄しましょう。
ゆで卵なら
お弁当や作り置きにも便利なゆで卵ですが、茹でてしまうと卵本来の抗菌作用が失われますので、賞味期限が一気に縮まります。
殻付きなら3日以内、殻をむいた場合は2日以内に食べるようにしましょう。
日を置いた場合は念のため食べる前に見た目や臭いのチェックを忘れずに。
おわりに
新鮮さが失われた卵って味はもちろんですが見た目にも水っぽくて、なるべくなら使いたくはないですよね。
買い置きの際にも1週間程度で食べきれる量を心がけましょう。
以上、「卵の鮮度の見分け方!生で食べられるのは何日くらい?」でした。
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